PR

アニメ 小市民シリーズ 第2期 15話『うたがわしい夏(後編)』秋期限定栗きんとん事件 感想

スポンサーリンク
アニメ
アニメアニメ感想文感想文
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しており、著者に収益が発生することがあります。

2025年春より放送開始の作品、米澤穂信による『小市民シリーズ』を原作とし、監督:神戸 守によるアニメ化作品『小市民シリーズ』 15話『うたがわしい夏(後編)』の原作未読での感想文となります。アニメのネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

15話『うたがわしい夏(後編)』

いよいよ終盤

いよいよ話が終結に向かいだした感のある今回のお話。岐阜市を舞台にした放火事件は、次回が正念場となりそうですが、まだまだ事件の裏で何が起きているのかというのはさっぱりわからないまま。

小鳩君も事件解決のため、五日市君を通じて何やら仕掛けているようでしたが、何を頼んだのかまではよくわからないまま。とはいえ、裏で小佐内さんが動いているだろうことは推測しており、彼女を表に出すための行動といった感じだったのかも。

また、今回は小佐内さんが瓜野君に対して何やらアクションを仕掛けていたのが印象に残り、小鳩君・小佐内さん共に何を考えて動いているのか、先が気になる展開となっていました。

台風の夜の小佐内さん

6月13日、本来なら火災が起きるだろう当日は、幸か不幸か台風となってしまう。流石に、当日が台風となれば放火も起きないだろうという事で新聞部による監視の方も解散。しかし、そんな嵐の日、新聞部の部室に瓜野君に話があると小佐内さんが姿を見せる。

ここで気になったのは、小佐内さんが3つ話があると最初に触れておきながら、小佐内さんが話をしたのは二つだけだったということ。彼女が実際に話をしたのは、その夜の北浦町の警備をどこに置くのかという質問と、ピーチパイを食べに行こうという2つの話。このことには瓜野君も疑問を持っており、それを問いかけましたが、あくまで話すことは二つだけとの返事がきました。

このあたり、話は3つあるけどれ、話すことは2つだけ。つまり、まだもう一つ伝えたいことは残っており、小佐内さんはさったけど、その場にはわざとらしく一冊の本が残されている。要するに、言葉にして伝えたのは二つで、もう一つ伝えたいことはその本に残してあると暗に言っていたという事なのかもしれません。

そんな、あえて残しただろうその本には1枚のレシートが挟まっていました。このレシート、改めて見直してみると三界堂書店という本屋のレシート。購入した時間は、6月12日(木) 23:51。つまり犯行予定の事件前日の深夜に、ちょうど北浦町で本を購入とのことで、まるで、事件現場の下見をしていていたかのような行動。

今回の瓜野君は、既に犯人が誰なのかわかっている様子をラストに見せていましたが、前回の駅高架下の火災の時間に電話の向こうで電車の音が聞こえる位置にいたことや、今回の北浦町の火災現場の下調べをしていたのかのような行動を合わせて考え小佐内さんが犯人だろうと推測したことが伺えます。

しかし、今回のレシートの件が、三つ目の小佐内さんの話したい事だったと考えるなら、前回の電車の音に引き続き、この一連の火災の犯人が小佐内さんであると、瓜野君に思わせようとしているというのが、彼女の行動の本当の目的という可能性が高そうで、むしろ瓜野君はそんな思惑に乗せられてしまっているように思えてなりません。

ただ、小佐内さんが自分を犯人出ると思わせることに、どんなメリットがあるのか、というのがさっぱりわからない。相変わらず、彼女が何を考え、何を目的として動いているのかが一切見えてこないのが怖いところです。

ただ、実際に彼女が火をつけて回ったとは思いにくく、彼女に動かされている実行犯が他にもいるというのがあり得そう。そうなってくると、彼女と共に、瓜野君の新聞部部長への道をつなげた幸運の一人である氷谷君が怪しく思えてくるのですが、彼は彼で瓜野君とともに動く以外のシーンでは何をしているのかは一切触れられず、よくわからないまま。また、門地君に関しても、すでに引退済みとはいえ、小佐内さんと交流があったという意味では、何らかの協力をしていた可能性もあるのかとも思ってしまいます。

そういえば、ちょっと余談ですが今回小佐内さんのレシートに会った三界堂書店という名称、おそらく、中部・近畿あたりで展開している三洋堂書店がモチーフなのかもしれません。

五日市君の行動?

前回ラスト何やら月報船戸の文面を弄っていたようシーンが挟まれた五日市君。今回の話では、前回の小鳩君の作戦の元、文面を弄っていたように思える。

結局、今回何を弄ったのかまでは明らかにされませんでしたが、今回、小佐内さんが記事の間違いを指摘していたのがちょっと意味深。事件の当日が土曜日と書かれていた件が、金曜日と間違っていたというあたりでしょうか。ただ、この発言も事件がいつあったかまでを知っているという情報を瓜野君に渡したことで自分を疑わせようとしていたようにも思え、実際のところこれが小鳩君の仕掛けによるものなのかはわからないままとなっています。

そんな中、7月北浦の火災の際には作戦は成功、新聞部は失敗、という通知が来ており、小鳩君の狙いは着実に進行中。この廃墟への火災はあえて見逃したことが、果たしてどのような意味を持つのか気になるところです。

一回は被害を見逃そうとしている。

小鳩君と仲丸さん

3股の件自体はどうやら本当だった仲丸さんですが、今回小鳩君を呼び出して別れ話を切り出すことになる。

やはり、小鳩君が何を考えているのか、というのがわからないというのが小鳩君との関係を断つ大きな理由となったようです。1年前、付き合い始めた時と変わらず、張り付けたような笑顔を常に浮かべている、それは自分が彼を裏切っていることを知ってなお、それが変わらないという所に不気味さを感じてしまったようです。実際、このあたりの小鳩君の笑顔は、見ていてなかなかに不気味で、その中でも特に顔の事を伝えられた際に顔に手を当てるシーンなんかは絶妙にわかっていなささを感じさせるものでした。

ジョウって呼んでいい?という最初の頃にしていたお願いを最後にしたのも、最後の最後別れ際であれば小鳩君が当時と変わったところを見せてくれるんじゃないかという期待があったのかもしれません。

ただ、そんな小鳩君、前の彼女として認識されている小佐内さんとの関係も同じだったのでは?と指摘された際には、声を荒げている様子だったのはなかなか印象的。彼の中で小佐内さんが特別だったというのを感じさせるシーンでした。

しかし、そんな小鳩君ですが、何やら仲丸さんの電話番号を消す際には、一寸ため息をついていたのがなかなか印象的でした。そもそも、小鳩君も小市民を目指そうとした理由を考えると、他人から否定されれば人並みに傷つくこともあるわけで、表にこそ出さないものの、今回の恋人という関係の構築の失敗と、突然の別れ話は相応に彼も思うところがあるのかなと思わせるシーンでした。

配信やVOD情報

秋期限定栗きんとん事件 上

漫画・アニメランキング ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
スポンサーリンク
又三郎

自分の中の流行りに従いぴょこぴょこと更新中。
最近はゲーム実況関連情報とかが主体です。
ブログアップ前に見つけた情報は速報的にXで更新しています。

又三郎をフォローする
シェアはこちらから
又三郎をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました