LAZARUS(ラザロ) 3話『LONG WAY FROM HOME』感想・考察

2025年春より放送開始、戯作・監督・脚本渡辺信一郎によるLAZARUS(ラザロ)3話『LONG WAY FROM HOME』の感想記事となります。アニメのネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

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3話『LONG WAY FRIM HOME』

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大量のスキナー博士…はそこまで話に絡まず

前回ラストでなかなか衝撃的だった世界中の監視カメラの映像に大量のスキナー博士が登場という件に関しては、今回はそこまで話の主軸に当たるわけではありませんでした。

今回判明したのは、スキナー博士の顔を使って偽装を行う以上、博士は整形はしていないだろうという推測と、これほどの偽装を行えるハッカーは世界に3人しかいないだろうという事。今回名前が挙がったのは、ドクター909、ポップコーンウィザード、マッドスクリーマーの3人。その内、マッドスクリーマーに関しては、今回調査に当たったエレイナ自身であるため、実際の候補は残りの二人。

今回のラストでは、エレイナはドクター909の隠しウォレットを発見、デストローイとなかなか悪い顔を見せており、次回絡むのはドクター909となるようです。

ただ、今回の偽装工作事態にドクター909が絡んでいるという根拠まではまだないように思えますし、次回絡みはすれども犯人はポップコーンウィザードの方、なんてこともあるのかもしれません。

そういえば、何やらエレイナも怪しいのでは？と思っていましたが、今回の様子を見るに彼女がスキナー博士に絡んでいるというわけではなさそうな気がしてくる。それはともかくとして、ここまでなぜラザロに協力することになったのか謎だった彼女ですが、今回のラストの表情を見ていると、ハッカーとして動いている時は相当やらかしたんだろうなというのが実感できて面白かったです。来週こそは、エレイナメイン回となりそうな雰囲気がありますが、果たしてどんな表情を見せてくれるのか楽しみです。

スキナー博士の祖母

スキナー博士の調査の中で、博士の祖母がイスタンブールにいたという情報をつかむ。この世界、現代と比較しても技術力はかなり上がっているようですが、今回もイスタンブールまで直行6時間と明かされ移動技術に関しても高い水準となっていることがわかりました。

祖母の家の捜索に向かったのは、アクセルとリーランド。情報の入手も限られる、かなり物騒な地帯という事で、アクセルはともかく、リーランドは適しているのか？という疑問もあがっていましたが、腕輪を目的に腕を切られそうになる中で、咄嗟に口から出たヒリンダのバクラヴァという言葉がスキナー博士の祖母へとつながるきっかけとなる偶然の活躍を見せる。前回も借金取りの面々といつの間にか打ち解けていたリーランド、ある意味今回のヒリンダ捜索では、本当にお菓子を食べに来た孫のように見えた彼が最適だったということなのかもしれません。

ヒリンダの家では、スキナー博士の過去について語れる。ヒリンダから見れば、スキナー博士もただのかわいい孫。更には、3年前には穏やかな様子のビデオレターも送られてきており、ハプナの事件を起こすような人物なのか？と思わせてくる。ただ、今回の話の中ではスキナー博士は一つの事に打ち込むと周りが見えなくなり、迷惑だったという話も語られており、そんな研究者的な面の方が暴走したのがハプナに絡む出来事なのかなととも思わせてきます。

そもそも、本当に人類を滅ぼす突然変異を起こすという事遺体が、ブラフなのかなという気もしますが、果たしてハプナの件はどう決着がつくのか気になります。

今回ラストでは、ヒリンダの家を監視しているカメラをアクセルが発見。その向こうにいるだろうスキナー博士に対して言葉を向けていましたが、タイミング的にここにもハッカーが絡んでいそうに見えました。次回のエピソードで何かわかりそうで楽しみです。

今回撒かれた伏線？

今回のエピソードでは、今後の伏線となりそうな何やら気になる要素もちらちらと描かれる。

まず一つ目は、スキナー博士の家でクリスティンが見つけた謎の錠剤。最初ハプナかと思われていたその錠剤ですが、ハプナではない謎の薬だった様子。特効薬かと冗談めかしていっていましたが、クリスティンはそれを回収。なんの意味もなく出した錠剤とは思えませんし、ここから先の話で何か絡んで来そうです。

もう一点気になったのは、ヒリンダの家にあった、スキナー博士から送られたという珍しいチューリップ。リーランドが以前にもどこかで見た、という話をしていましたが、スキナー博士の家を探している時に見つけた花がそれだったのでしょうか。スキナー博士があえて見つかりにくい祖母の家に預けた花という事を考えると、何らかの保険として残していた可能性もありそうで、ハプナの特効薬に絡んでいるなんてこともあるのかも。

そういえば、今回ホームレス街を探索中、目も耳も聞こえないという人にダグが話しかけていましたが、何となくあの人の風貌スキナー博士っぽかったのはちょっと気になる所。流石に目の前にいればダグが気付いていそうなので他人の空似というだけな気もしますが、意外と伏線だったりするのでしょうか。

そして、スキナー博士に繋がる話ではなさそうでしたたが、アクセルがふらっと現れいつの間にか消えてしまう、という話も何となく気になる所。本作におけるアクセルのラストを示唆しているような言葉でした。