2025年7月30日配信開始、週刊少年サンデー2025年35号で連載された龍と苺250話「Dear VS. O・K」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
Dear VS. O・K
DearとO・K
今週は巻頭カラーのお話ながらも、内容自体は苺ちゃんの対局は一切関係ないお話という事で、何を関東イラストにするのかな?とちょっと気になっていましたが、対局自体は前回のRabiとの戦い、手前の可愛さの割に背景に並ぶAI達のせいでちょっと異様なイラストとなっていて笑ってしまう。
そんなイラストを巻頭に置いて始まった今回の話は、扉絵でも異彩を放っていた二体の対局。ビームを撃ってくるOKと、それを扉で受け入れ跳ね返すDearという何やら派手な戦いとなりました。
扉をモチーフにしているDearは、どのような演出が用意されているのか気になっていましたが、まさかの扉自体が違うものに変わっていくというもの。学校の扉のような姿をしていた事から、中から人でも出てくるのかなと思っていたので正直予想外の展開。
試合自体は、Dearの勝利となりましたが、横にいるCEO達には盤面の状況がわからない故に、次の一手が出るのかどうかだけを競う低レベルな勝負に見えてしまいちょっと笑ってしまいました。
Rabi
兎型のロボットであるRabiを相手に対局流れは苺ちゃん優勢といった感じで始まった今回のお話。途中のダンダンと足を鳴らしたり、ロップイヤーからネザーランドへの変身、さらにフレミッシュジャイアントと異なる種へと変身を重ねていき、今度こそ何かあるのか?とつい思ってしまう流れで進んでいくも、結局最後まで苺ちゃんの優勢は覆らず決着となりました。
兎の変身、将棋的に何か意味があるのか?とか思ってしまいますが、やはりAI将棋としての演出としては必要な事なのかも。実際、今回ネザーランドの姿でコマを運んでいる様はとてもかわいらしく、それだけでも人気が出てしまいそうです。
また、ウサギを可愛いままにとどめておきたかったCEOとの会話では、社長であっても自由にすることができない不自由さを語り、このあたりまっすぐに生きれる苺ちゃんとの違いを描いているようでした。しかし、同じCEOでもハワードは非常に自由に動いており、やはりあの人は別格であることも同時に表しているのかもしれません。
そういえば、今回、フレミッシュジャイアントの姿は非常に大きく本当にこんな兎がいるのか?と思い調べてみた所、実際にいる主の兎でした。ただ、体長は40~60cm程度とのことなので少し誇張されているのかもしれません。
三段リーグへ
ひとまずAI同士の対局が終わった今回ですが、話はいったん三段リーグの方へと向けられるようです。山野辺ミクに加え、丹生アッコの二人とも価値が続き昇段の可能性あり。
さらに濱野大については昇段決定となった様子。果たして次回、誰と誰の戦いが描かれるのか気になるところです。
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