2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』28話『わんわん!きゅーちゃんと一緒!』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
28話『わんわん!きゅーちゃんと一緒!』
キラッキランランの原点
今回はうたちゃんの実家へ帰りおばあちゃんの事を思い出す中で、彼女のきめ台詞キラッキランランの原点が語られるお話となりました。
既におじいちゃんだけが残る実家に帰省したうたちゃんたち、おばあちゃんを大切に思ううたちゃんは、祖母の部屋を片付けるという話にショックを受けてしまう。その中で、うたちゃんとおばあちゃんとの思い出が語られていくというお話。
今回、おばあちゃんが、当時悩んでいたうたちゃんに対して語ったしょぼっぼぼんぼんという言葉に対して、心を明るくさせるキラッキランランという言葉をうたちゃん自らが発していたというのはちょっと意外な展開。
今回は、おばあちゃんとの交流が語られるお話。うたちゃんの過去、今の心持ちの根っこになるお話が語られる中で、その言葉を教わったのかなと思っていたので、キラッキランラン自体は、うたちゃん自ら発した物だったという事に少し驚いてしまいました。ともあれ、幼い頃からそういう考えを持っていたが故に、今アイドルプリキュアになっていると考えると、やはり今回は彼女の原点ともいえるお話だったことが分かります。
うたちゃんが過去を思い出すきっかけになったのが、タイムボックスにしまわれていたスプーンだったというのもよい展開。彼女がいつもやっている、スプーンをマイクに見立てて歌う仕草も、このおばあちゃんとの思い出が深くかかわっていたというのがよくわかります。
そして、今回のラスト、家族そろってのカラオケ大会が開催、それも生半可な年数ではないその様子を見るに、幼いころから歌を歌う環境にあったが故の今のうたちゃんなのだなというのも伝わってくるお話でした。
喋るきゅーたろう
今回地味に衝撃だったのは、うたちゃんの家の犬であるきゅーたろうが喋った事。あくまで、彼の心の声を声優さんが代弁するというだけの形ではありましたが、CVはもともと演じていた津田 健次郎さんな上、何の前触れもなく突然話し出すのでなかなかのサプライズに驚いてしまう。
とはいえ、今回はうたちゃんの過去を語るお話で、おばあちゃんとの過去をつなぐうえできゅーたろうが大きな役割を担っていたが故に、そこを分かりやすく伝えるために彼が喋るという役割を与えられたようでした。
チョッキリーヌとメロロンが友達に?
次回は『メロロンのともだち』とのことで、果たして誰の事を指した言葉なのかなと思っていたのですが、今回メロロンとチョッキリーヌが共に孤独を抱えているという点が強調されていたように思えたのが気になる。
カッティ―・ザックリー共に要請に戻ってしまったことで、一人でチョッキリ団としての活動を行うチョッキリーヌは、気にしていないような態度を見せながらも、どこか寂しげな様子を見せていました。
そして、楽しそうなうたちゃんたちの様子を見て、メロロンにはねえたまだけメロという言葉を発したメロロンもまた、相変わらずの孤独な雰囲気を発している。
そして、何やら次回予告ではメロロンが図書館にいるシーンで、チョッキリーヌもそこにいることがわかる。次回のクラヤミンダーは本位絡むもののようなので、単にキラキラを奪いに来ただけなのかもしれませんが、何やらメロロンとチョッキリーヌが絡むお話のようにも見えてきます。
果たして、メロロンのともだちとは何を意味しているのか、次回の気になる要素となってきました。
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