Turkey!
2025年夏より放送開始。監督:工藤 進、脚本:蛭田直美、キャラクターデザイン・総作画監督:武川愛里によるボウリング×タイムスリップのオリジナルアニメ、Turkey! の10話『どうする?スプリット』の感想文となります。
アニメのネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方はご注意してください。
どうする?スプリット
先週はOPの変更が衝撃的だった本作、今回はOPはいつものものに戻ったかと思いきやそれぞれのパートの映像は戸倉家の姫が追加された前回のものに切り替わっているようです。
そんな中始まった今回のお話、前回のラストで雷の予兆が見え始め元の時代に戻れるという流れからどうなるのかと思っていましたが、あっさりと元の時代に戻ることには成功。これまでも度々話題に上がっていた三鷹の元彼さんが登場したり、麻衣の保護者であるはなちゃんが登場したりと、久しぶりの現代パートでのお話となりました。
過去で何かしたことで未来を変えてしまったのではないか?と皆気にかけてはいたものの、結局大きな変化はなく無事に未来へ戻ることに成功。とはいえ、気になるのは過去に残してきた戸倉家の面々。地域の歴史ということで、何やらこのアニメでは珍しい聖地となりそうな資料館で調べることになる。
その結果知ったのは、戸倉家の姫たちは皆殺されてしまっていたという事実。これに関しては、温泉の採掘等々、将来的には大きく変化を迎えられる兆しを作って未来に戻りこそしたものの、それは直近の問題に対処できるほどの大きな変化ではなく予想のついていたもの。
とはいえ、それを素直に受け入れられるわけもなく過去を変えるために動き出すことになりました。とはいえ、その選択は今度は未来を大きく変えてしまう可能性のあるもの、麻衣の両親の過去があるが故に同じ気持ちをまた背負うぐらいなら、過去を変えようというのもわかる選択でした。
作戦
過去を変えようとするものの、前の野武士数人をボウリングでだまし討ちするのとはまた規模が違う話であり、実際どうするのかと思っていたところ七瀬の提案で計画を立てて改めて過去に向かう事に。
現代にて何やら剣道部に頼み込んで防具を借り受けていたりするシーンでは、ついにボウリングから脱却して剣道でも始めるのかなと思いましたが、単に防具を借りていただけだった様子。
途中三鷹さんは妙に嬉しそうな顔をして階段を下っているシーンがありましたが、元カレとのよりを戻せたのか、はたまた新しい出会いがあったのか、何かあの描写に意味があったのか気になる所。そのシーンで意味深な目線を向けていた三鷹ですが、その後かなり耀げな表情で階段を下っていたのが一寸印象に残る。元カレとやり直すことになったのか、はたまた、新しい出会いがあったのかちょっと気になります。気になると言えば、前に来ていたタイムトラベラーが七瀬のお父さん疑惑の方は特に今回は触れられず。何も話に上がっていないのを見るにまだ家に戻ったというわけではないのでしょうか。
花火の購入、走って特訓、七瀬が何やら図書館で調べていたりと、準備を経たボウリング部の面目ですが、いよいよ雷の到来とともに再び過去へ向かう事に。
もう雷が降りさえすれば、過去に戻る時期も自分たちである程度コントロールできるという確信を持っていたり、相変わらずタイムリープとボウリングが絡むと色々と大雑把になる本作ですが、何はともあれ無事に過去に戻ることに成功。
姫たちのピンチの前に、悪ノリのような格好で登場となりましたが、果たしてあの状況からどう彼女たちを救うのか気になるところです。
実際どう救うのか?
それぞれの衣装は、剣道の防具を付けて消火栓もった麻衣とさゆり、ボクシング風な三鷹と利奈、更に何やら荷物を詰め込んで持って来ている様子の七瀬といった感じ。
流石にあれだけの数に囲まれてまともに戦うとは思えず、あの突拍子もない装備も戦うためのものというわけではなさそう。
相手側の行動理由も戸倉家を取り潰すのも占いに従って…というものですし、何やら占い師が非常に悪そうな顔をしていたのを見るに、そのあたりで何か仕掛けるつもりなのかなという気もする。七瀬が何やら調べていたのは、そこに絡んでいる気もしますね。
また、もう一点気になるのは、そもそも歴史を変えてしまうのか?というところ。姫たちを救う事には同意していても、自分たちが消えてもいいとは思っていなさそうですし、このあたりも何か理由を付ける気はします。そういえば、前回のOPにて寿桃が未来にいるシーンがあったのも、過去では死んだことにして未来に連れていくなんてこともあるのかなと思いました。
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