こちらの記事は、新アニポケ110話の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方はご注意を。
110話「牙を剥く六英雄」
六英雄とのバトル
スーパーストロングスフィアを使って暴走させられたレックウザを除く六英雄とのバトルが描かれた今回のお話。あくまで捕えられている状態で何かされたというわけではないようですが、ラクリウムを投入され暴走。
元々はクレイブ社長を救出に来たところへのだまし討ちということで準備不足ということもあってかリコ達は苦戦。完全に防戦一方といった感じで、逆転の鍵となるのはパゴゴのラクリウム浄化の力。テラスタル・メガシンカで隙を作り浄化に成功した際は、てっきり今回でまとまる話ではないと思っていたのでちょっと驚いたのですが、予備のスーパーストロングスフィアはたくさんあるようであっさりと再度暴走させられてしまいました。
なまじ一度暴走を解除できたが故に、再びの暴走は少しもやもやする展開ではありましたが、どうやら次回はアメジオが参戦。何やらカルボウが戦っているシーンもあり劣勢から持ち直しはするようですが、果たして六英雄奪還までいけるのでしょうか。
アゲート先生
そんな六英雄とのバトルの裏で、ハンベルとドットはクレイブ社長の救助へと向かう。そこに邪魔しに現れたのは、エクスプローラーズのアゲート。ストロングスフィアを使い強化されたチャーレムと、先週進化したばかりのデカヌチャンとのバトルになりました。
現在のエクスプローラーズ幹部のメンバーの中では、なんだかんだ一番謎が多い気がするアゲートですが、今回ハンベルからアゲート先生と呼ばれ、変わってしまいましたな、と語られていたのが何やら意味深。
以前オレンジアカデミーに潜入していた時は教師として入り込んでいましたが、それを意味しているわけではなさそうで、むしろ教師だったが故に教師として潜入できたと考えたほうが良いのかも。また、ハンベルから先生呼びされているのは、彼に指導を付けたからなのか、単に先生としての彼女を知っているからなのか。彼女の雰囲気やハンベルのかつて彼が冒険者だったことを考えると、アゲートも考古学者的なポジションだったなんてこともあるのかもしれません。
また今回、明かなハンベルの明確な裏切りを見ても、バトルをしなければ見逃す態度を見せていたのも、完全にスピネル派というわけではないことを意味しているようにも見えますが、正直スピネルは既にこの程度の事情なら把握しているが故にあえて泳がされているだけという気もします。
アゲートに絡んでは今回の先生呼びが何やら意味深でしたが、まだまだ謎が多いキャラクター。果たしていつ頃その正体が明かされるのか気になるところです。
ウルトの力不足
今回のバトル描写を見ていて気になったのは、ウルトの力不足感。メガシンカをしていなかったとはいえ、ヤミラミはウガツホムラを相手に耐えることはできず、今回主力となったメガカイリューも、ウルトは技の指示を出すことができず、どちらかといえばメガカイリューが勝手に戦っているだけという印象が強い。
次回予告でも、ひとまず難を逃れた後らしきシーンで一人俯いていたりと、本人もそのあたりを自覚していそうな雰囲気が見受けられます。
カイリューとの間は、カイリューがウルトを認め切っていないが故な面が大きそうなので、今後解決の目途もありますが、メガシンカの枠を食い合っているヤミラミ側が今後どういう立ち位置になっていくのか気になるところ。ともあれ、今回敢えて力不足感をはっきり描いた以上、彼自身の成長のお話も今後描かれるでしょうし、そのあたりに期待したいです。
しかし、六英雄相手にまだ力不足感を全体に感じる中、今後ロイ・ウルトのメガシンカ習得編という過去パートへ話が移るのはちょっと気になる所。それが終わったあと、本編でもリコ・ドットのメガシンカ習得へ話が進んだりするのでしょうか。
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