2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』40話『聴いてください! なな色の旋律』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
40話『聴いてください! なな色の旋律』
ななちゃんフランスへ
ななちゃんがフランスに行ってしまい、アイドルプリキュアからメンバー脱退?といった感じの予告がされていた今回のお話。
ななちゃんの元に届いたのは、母親からの航空券のチケットで、フランスで行われるコンサートへ招待されることになりました。とはいえ、これだけでは予告で語られていたフランスに移住というとはなりませんし、てっきりうたちゃんがこの話を勘違いして騒ぎになるお話なのかと思っていたら、なかなかスピーディーに話が進行しあっという間にななちゃんはフランスへ。
母親のライブを見たななちゃんは、そのまま海外で暮らさないか、と話をされることになり大きな選択を迫られることになりました。この母親からの提案、見ていてもかなり急な話でびっくりしましたが、母的にはななちゃんの才能を伸ばすのであれば海外に触れることも大事と考えての行動。それを押し付けるのではなく、あくまでななちゃんの考えを求めるものとして話しており、日本に残るというななちゃんの選択も尊重してあげられるのが良い感じのお話でした。
ななちゃんの中のアイドルの原点が、ピアノを弾く母親だったこと、そして、逆に母親にとってのアイドルも大事な娘であるラストには、ななちゃんがキュアウィンクであることを薄々感じているシーンも挟まれており、親子の信頼関係が良く描かれるお話でした。
メロロンの対応
ななちゃんがフランスに移住プリキュアを辞めてしまうかも、という話がうたちゃんの元に届くとそれぞれのメンバーは様々な反応を見せる。
特に動揺が凄かったのはザックリンで、推しのアイドル卒業の状況にもう自分には何も残らないとまで言うほど。これまでの描写を見ているとそうなるのもわからなくはないですが、もうちょっと自分を大事にしてほしいなと思ってしまう。そして、プリルンも動揺する中、一人ななちゃんの考えるようにするといいとある意味背中を押すような言葉を伝えたメロロンがなかなか良い感じ。
これまでの話でも、ななちゃんとメロロン二人で動くことも度々あり、メロロンもつらいだろうにななちゃんの考えの方を優先してあげるというのは、これまでの話が生きてきているようでよい感じ。
最終的には、日本に残る選択を取り無事に終わりましたが、仮にななちゃんがフランスに行っていたとしても、その考えを尊重してくれていたように思えます。
そんな今回、ななちゃんのフランス行きがすさまじくスピーディーに展開されちょっと驚きましたが、さらに驚いたのはななちゃんの合流のタイミング。ななちゃんが海外にいる間のジョギの襲撃ということもあり、今回ななちゃん抜きでの戦いになるのかと思っていたところ、さらっとななちゃんが登場。
キッスのハートフィールドがあれば、遠くてもプリキュアは合流できる力でもあるのかと思って見ていましたが、単純に帰国したうえで戦いに来てくれていたようです。
ななちゃんパートがフランスでのお話をまとめてやっていたので、時系列を勘違いしていただけだったようですが、どうにもすさまじいスピードで帰国してきたように見えてしまいちょっと笑ってしまいました。


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