死亡遊戯で飯を食う。
2026年冬アニメ、MF文庫Jより発売されているライトノベル『死亡遊戯で飯を食う。』のテレビアニメ版7話『Good —-』の感想記事です。筆者は原作未読、アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。
Good —-
今回のゲーム
前回の入り口組の奇襲にて皆殺されてしまった幽鬼側出遅れ組。その中で、ただ一人幽鬼のみは、御城との因縁ゆえに生きて御城の前に連れてこられるといった感じで始まった今回の話。
御城的には、今回のゲームは一度自らを負かした幽鬼へのリベンジ戦。これまでに既に40回ものゲームを達成しており、幽鬼が今回が30回だったことをもうと、すさまじいペースでゲームに挑戦していた様子。前回ちらりと見せていた体の不調もそこまで過剰にゲームに参加していたのが原因だった感ようです。
また、前回から、御城と共に姿を見せていた狸狐について、過去のゲームで両手両足を失っていた際に、御城に助けられ御城に忠誠を誓っていた様子。御城の跡を継ぎ、幽鬼を倒すという使命で幽鬼を倒しにかかりましたが、その御城への思いの強さが逆に彼女が負ける結果に繋がってしまったようです。
御城からすれば、幽鬼との再戦は、劇的な物であってほしかった。それがあんな形であっさりと終わることが許せず、自ら幽鬼の縛りを解き戦いを挑む。
幽鬼もまた、本気で殺しに来る御城を前に死にかける中、それまで見せていたいつ死んでもおかしくはないという諦めのような感情から行きたいという感情に目覚める。以前のゲームとは全く逆の立場になった二人でしたが、追いかけられ、死にかける中、生き残りたいと言う自分の中の気持ちを改めて自覚した幽鬼と再び戦い、最後には幽鬼が勝つという結果に終わったようです。
狸狐
御城との戦いは決着、しかし彼女は自らが倒れた後も幽鬼を倒す最後の手段として狸狐を育てていました。狸狐は、何やら片手で幽鬼を投げ飛ばしたり、蹴りで吹き飛ばしたりと、なかなかのパワーを見せていました。普通にやり合ったら、ただ銭湯で戦うだけのこのゲームではまともに勝てる相手ではなさそうでしたが、最後の最後、幽鬼が自殺しようとする姿を見せ、そうなれば御城の願いを達成できないということで、そんな死に方はさせまいと庇って死ぬという結果に終わってしまいました。圧倒的なフィジカルの強さを誇る彼女でしたが、御城への想いが強すぎたが故の敗北となってしまったようです。
最後のギミックはちょっとわかりにくかったのですが、戦いの後、幽鬼が靴を履き外に出て行ったのを見るに、銭湯の内部にある靴のカギを奪い合い、そこに入った靴を履いて外に出ればクリアといった感じだったのかも。何やら椅子やベンチを並べて出ようとしていた痕跡があったのを見るに、床にもギミックがあり、靴を履かずに出ようとすると銃で処理という感じだったのかもしれません。
個人的には、御城と幽鬼とのリベンジマッチという話だった割に、狸狐の話が挟まってしまったことで、少し話の軸がブレてしまったようにも思える。狸狐と御城周りの話も、今回突然語られたもので、ちょっと唐突感がありそのあたりで個人的にはあまり気持ちが動きませんでした。御城自体も前回の因縁はあるにしても、そこからもう一段間に何か欲しかった気がする。もう少し二人が共に動いたゲームや、御城の40回までのゲームの一部でも見れていればもう少し違う感想になったのかなという気もしました。
個人的にはあまり気持ちが乗らなかったお話でしたが、狸狐との決着が銃声一発で終わり、その後訪れた静けさなんかは演出的にはよかったと思います。
無意味に終わる発信機
今回のゲーム幽鬼が最後に起きるという状況は、幽鬼が金子の父が渡した発信機を飲んだが故と思ったようでしたが、特にそういうわけではない様子。ただ、その件自体は既に把握されていたようで、今回発信機を飲んで会場に来たにも関わらず、何も起きなかったのは、裏でそちらへの処理が完了していたからなのかも。
命を懸けてゲームに挑む幽鬼たちプレイヤーを本気で応援している人もいるとのことで、そういった人たちがこのゲームを成り立たせているようですが、なぜそこまで熱狂するのか?という点まではいまいち理解できない。ただのプレイヤーに向けた方便なのか、本気でそう思っている人がいるのか。
そもそも、幽鬼の99回ゲームクリアという目標も、それを達成したうえで叶えたい何かがあるようにも思えず、本作はあくまで狂った世界で生きる少女たちの感情を描くだけの作品ということなのかもしれません。
原作情報
本作の原作小説は9巻まで発売中、更に無料体験期間もあるKinleUnlimitedで1巻を読むことができるようなので、気になってみた方は読んでみるのもよさそうです。


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