この番組は番宣番組です。
2026年4月4日に放送された『この番組は番宣番組です。』の感想記事です。ネタバレも含まれますのでご注意ください。
テレビの歴史
フェイクドキュメンタリーと宣伝され、4月から放送される夜の音、金曜ミステリークラブといった番組の魅力を紹介する、といった宣伝まで行われ、そもそもタイトルも『この番組は番宣番組です。』と、宣伝番組であることをこれでもかとアピールして放送日を迎えた本作。
冒頭から流れてきたのは、日本テレビによるテレビの歴所の紹介。テレビ放送の始まりからの10年刻みでの変化を描いていく。仮想大賞の番組が、紅白歌合戦に対抗するために始まった、という話や、アメリカ横断ウルトラクイズの場面が登場していたりと、なかなか見ることができない映像を見ることができシンプルに面白い番組でした。
とはいえ、途中まで見ていても、気になったのは冒頭にちらっと映った男性の姿程度しかフェイクドキュメンタリーらしい様子もなく、4月からの番組の宣伝の話が元からあったこともあり、てっきりフェイクドキュメンタリー風にしただけの、番組宣伝番組なのかなと思わせる内容。
しかし、夜の音の説明の際の、「この番組を見てテレビ局を目指しました」、という始まったばかりの番組に対しては妙なコメントから、いよいよこの番組の本当の姿が見えてくることになる。
2026年の番組紹介から続いたのは、2030年の未来の番組。つまるところ、この番組自体が未来のテレビ局で作られたものが放送されていたことが明らかになる。
細やかなセリフで違和感を感じさせ、ネタ晴らし、という流れがなかなか面白く、そこから先のネットに押されテレビ局終了という状況も何となく生々しく、思わず笑いながら見てしまいました。最後には、視聴率ゼロを記念して90時間の特番を行うも、それでも視聴率は0という、最後のあがきを見せ、テレビの終了ド派手な爆発で描いて終了。
思ったものとは違ったもののなかなか面白く見れた作品でしたが、何やら本番は来週となる様子。今回のスタッフロールで明らかになったように、たった一人でこの番組全てを作った宇佐美一男へのドキュメンタリーといった感じ。
今回の放送を見ていると、テレビが終わる時代にあっても、テレビ自体を愛している人物であることは間違いなさそうですが、何やら来週の放送では、暗い顔を見せている。背景にはパワハラ、という単語が書かれていりどこか不穏な空気がある本さう。この男のテレビ局に対する異常な執念に関わる内容が描かれ、今週とはまた違った雰囲気の作品となりそうな予感があります。
過去に映像を送ってきているとすると、テレビの魅力を過去に伝えてテレビ局が終わる歴史を変えたい…なんて話なのかな、という気もしますが、果たして来週何が描かれるのか楽しみです。
※この記事で使用している画像は、この番組は番線番組です。公式Xアカウントより引用しております。


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