この映画では動物に危害を加えておりません
2026年11月3日に公開された映画『ゴジラ-0.0』。エンディングクレジットを見ていると、最後の方に「この映画では動物に危害を加えておりません」という一文に目が行きました。
果たしてこの文章は映画のどのシーンに向けたものだったのか、少し考えてみます。
作中動物が危険にさらされる印象的なシーン
『ゴジラ-0.0』では、この文章をクレジットにつけられた理由になっただろうシーンがちらちらありました。
まず、一番印象に残ったのは、ゴジラを呼び寄せる装置の実験として行われたカラスの場面です。実験の影響を受けたカラスたちが、バタバタと建物にぶつかっていく描写はかなりインパクトのあるものでした。
また、冒頭では鹿や蝶といった生き物がギドラのさなぎに吸収されていく場面もありました。
いずれも劇中の生き物にとっては危険な状況を描いたシーンとなっており、このあたりの描写に対して『この映画では動物に危害を加えておりません』というクレジットが差し込まれたのではないかと思われます。
アメリカの映画に似たような表記がある
今回の「この映画では動物に危害を加えておりません」という表記に関連して調べてみるうちに、アメリカにはAmerican Humane Societyという団体が行っている「No Animals Were Harmed」という認証制度があります。
これは映画やテレビ番組の撮影現場で、動物が安全に扱われているかを確認する取り組みで、近年の作品では、映画『ストリートファイター』や、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』などの作品もこの認証を受けているようです。
ゴジラシリーズの作品を見てみると、2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』や2019年公開の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も、この認証を受けています。
一方で、『ゴジラ-1.0』や今回の『ゴジラ-0.0』は、上映日時点では同団体の認証作品一覧には掲載されていません。
今回の日本語表記での動物への配慮は、このアメリカの認証制度に基づいて書かれたものなのかは分かりませんが、日本で制作された作品であるため、別の形で動物への配慮していたことをエンドクレジットで示していたという事なのかもしれません。
この映画では動物に危害を加えておりません
『ゴジラ-0.0』のエンドクレジットにあった「この映画では動物に危害を加えておりません」という一文。
カラスが建物にぶつかるシーンや、鹿や蝶がギドラのさなぎに吸収されるシーンなど、動物が危険にさらされる描写が印象的だっただけに、実際の撮影では動物に配慮して制作されていたことを示す表記が気になりました。
映画の中で描かれる出来事と、実際の撮影現場で起きていることは別の話。普段はあまり意識しないエンドクレジットにも、こうした制作上の配慮が記されているのは興味深いところです。


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