2023年3月5より放送開始した『王様戦隊キングオージャー』。2000年の時を経て地下帝国『バグナラク』と戦うためチキューの国家の国王たちが変身する『キングオージャー』の戦いを描く作品。現在13話まで放送されましたが、その中で気になる点が複数見受けられ、今後の伏線などもまかれていそうです。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第13話『怒りのスパイダー』感想
冒頭のジェラミーによるナレーション、今回は前回のスパイダークモノスの活躍を話しておりだいぶ自己紹介より。
バグナラク地底にて、デズナラク8世とカメジムは三大守護神を取り込んだ繭を使う作戦を考える。人間についたジェラミーに屈辱と死を、といったところにジェラミー登場、ゴッドホッパーのシュゴッドソウルを渡す。
そこに現れるのは、死んだと思われていたゲロウジーム。デズナラク8世「誰だ?」がいつもと声色違った素のリアクションでちょっと笑ってしまった。しかし、負けて逃げて帰るぐらいなら「戦って死ね」と言われてしまう。
OPにジェラミーが増えてました。最後の6人並んで歩くところはかなりいいポジションにいますね。
舞台はンコソパにて、ヤンマにから取り調べを受けるジェラミー、なぜ王鎧武装を使えるのか、ヴェノミックシューターを解析させろと詰め寄る。
親父は6番目の王になるはずだったから、持っている力と意味深に話、ヴェノミックシューターはかけがえのない物語が詰まってるから触らせたくない。さりげなく、ジェラミーにも距離感近いシオカラ。すごいべたべたいきます。
語られるヤンマの過去話、「雑草でいろ踏まれてもすぐ立ち上がれ。」ヤンマの師匠、ギンちゃんの言葉、15年前の神の怒りでンコソパもめちゃくちゃに。ヤンマはパソコン一つで、そこから国を立ち上げた。自分と同じ大切なものがあると理解したのかヴェノミックシューターを託してくれる。
舞台はイシャバーナにうつり、ギラは今回はこちらにかくまわれている様子。バグナラクに、奪われて以来、サソリーヌとは話せない。探しに行こうとするギラを一瞬でセバスに変装させるイシャバーナ驚異のメイク術。セバス25歳をあの姿にする実力派建てではないようです。最後、ちらっと聞こえるよぼよぼでちょっと震えるセバス本人。
ンコソパでは、ジェラミーを連れて来いとラクレス様からの呼び出し。
「断れば君も反逆者だ」
相変わらず横柄な態度に、怒るヤンマはジェラミーのイリュージョンを応用した巨大なブーブー座布団をラクレスに仕掛ける計画を企てる。妄想パートで罠にかかり恥ずかしそうな顔してるラクレスがかわいい。
馬鹿なことをやろうとするヤンマに怒り、外にいくシオカラとぶつかる、カゲロジーム。声がかわいい。
舞台はシュゴッダム、呼び出したジェラミーにチキューの歴史を尋ねるラクレスに、ジェラミーは逆に問いかける。2000年より前の歴史を知っているか?人とバグナラクの歴史は唐突に始まった。種と仕掛けが必要。歴史の始まりはどこなのかと?
それに対して、意味深に顔をしかめるラクレス。何か思うところがあるようです。そこにヤンマくんは膝を付けて話そうと持ち出すブーブー座布団。
それを運ぶシオカラは明らかにテンションがおかしい。入れ替わっているのが丸わかりなカゲロジーム。ひ弱すぎるカゲロジームは、座布団を運ぶだけでも息も絶え絶え、ついにこけてしまう。それをどけようとヤンマのドロップキック。結局、自滅するヤンマくん。思わず笑う側近二人。そうこうしているうちに、驚いたのか姿が戻ってるカゲロジーム。これ幸いと、カゲロジームに罪を押し付けるヤンマくん。
「信じたところで結局これか。」
それを見ていて冷たく言うのは、ジェラミー。信じて託したはずの母の形見のヴェノミックシューターはしょうもないことに使われ、(本人的には)仲良くしようと三大守護神のシュゴッドソウルを渡したのに、結局バグナラクと人は争っている。ブチギレて変身。
なお、『母親の形見』という件は、確かに口にはだしていませんでしたが、大事なものなのは伝わったので気持ちはわかる。しかし、三大守護神を俺、人、バグナラクで分け合い仲直りの合図にしたかった。相変わらず行間を読ませたがるが、流石にそっちはわからないかな…。
デズナラク8世すら赤子のように扱う強さはやはり相応で、5人の王様も歯が立たない。ヤンマ君には強めにお仕置き、あっという間にオージャカリバーをクモの糸に絡め奪い取ってしまう。
さらには、タランチュラのシュゴッド、ゴッドタランチュラ登場。セミ(ガーディアンシケイダー)とムカデ(ガーディアントーピード)を召喚。ついでにやられるカメジム、取り返されるゴッドホッパーのシュゴッドソウル。
地中から引っ張り出した三大守護神もクモの糸をつないで操作するゴッドタランチュラ。「私は半端モノじゃない」、と決死の覚悟で巨大化するもカゲロジームは退場。
スコピは「みんなついていく。」とギラに言い残し、三大守護神は全員ゴッドタランチュラの後についていってしまう。
ゴッドタランチュラのコックピット、ついに爆散したかと思われたカゲロジームはジェラミーに助けられていました。カゲロジームもまた、自分を助けて呉れたジェラミーについていくことを決めたようです。
次回、ガーディアンシケイダーを見て、神の怒り事件との関連を疑うヒメノとジェラミーに焦点?タランチーノ、もっふんといっしょが生まれた理由。気になるワードが盛りだくさん。第13話「もっふんといっしょ」。
13話での伏線・謎
2000年前以前の歴史
10分ごろから始まる、ジェラミーとラクレスの会話。伝承として伝わる2000年前に突然始まった人とバグナラクとの歴史、それ以前に何があったのかという点に今回ちらっと触れられました。おそらく、それを知っているだろうジェラミーと、その話を聞いて表情を変えたラクレス。
バグナラクと人間、この関係にも何か秘密がありそうです。
三大守護神の立ち位置
今回ジェラミーにより復活させてもらい、ゴッドタランチュラと共に戦った三大守護神、カブタン、サソリーヌ、バッタ。彼らはジェラミーについていくといって去っていきました。ヒメノは操られているに違いない!といいましたが、どうもそういう感じには思えません。バグナラクと人間が共存することは彼らの望みでもあるという事なのか。
さらに今回母親の形見であると判明したヴェノミックシューターの色である紫はどうやらジェラミーの母親絡みの色のようです。改めて歴史の石碑を見てみるとジェラミーに関係のありそうな紫のシュゴッドをを囲むように三大守護神は配置されています。もしかすると三大守護神は、元からジェラミー寄りの考えを持っていたのかもしれません。
神の怒り
ヒメノの両親が殺された神の怒り事件、今回イシャバーナだけでなく、ンコソパでも大きな被害を出していたことが語られました。イシャバーナに大量に襲来したセミのシュゴッドゴッドシケイダーも登場し、次回再び焦点が当たりそうです。
1~12話今後の伏線
1~12話までで現時点で今後絡んできそうなところもまとめてみました。ご意見等あればコメントにもどうぞ。
次回第14話『もっふんといっしょ』
相変わらず口が足らないところはありましたが、今回ジェラミーが怒るのは割と正当な理由がありました。次回は、いよいよ神の怒りと何らかの関係がありそうなジェラミーとヒメノ絡みの話となるようです。またジェラミーの行間読ませるたがる癖のせいでいらぬ混乱も招きそうですが、果たしてどうなるのか。
であるにもかかわらず、衝撃のサブタイトル『もっふんといっしょ』、怒りのスパイダー、もっふんといっしょ、すごい並びになってます。
予告では変身しているヒメノの姿もあり、今回奪われたオージャカリバーはとりあえず返還されているようです。
更に次回放送日6月4日は、スピンオフ作品『ラクレス王の秘密』の2話も公開予定。狭間のものに焦点があたりだした本編を見ていると、関係がありそうなベダリアの正体などについてもいよいよ触れられるのかもしれません。
キングオージャー 毎週日曜9:30放送中
現在8話まで放送中の王様戦隊キングオージャー、これからどんどん盛り上がっていくだろう作品この機会に見てみてはいかがでしょうか。
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか?
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