2023年3月5より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第47作目の作品『王様戦隊キングオージャー』。バグナラクとの戦いが終わってから2年、宇宙から新たな敵が現れる。
現在27話まで放送されましたが、その中で気になる点が複数見受けられ、今後の伏線などもまかれていそうです。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第28話『シャッフル・キングス!』感想
遊び半分の宇蟲王
前回登場し圧倒的な力を見せた宇蟲王ダグデドデュジャルダン。力をづくでの侵略は良しとせず、遊びの延長として地球の片づけを始める。
今回、カメジムはミスったから一回休みとのことで、ある意味キングオージャー第一部自体が、カメジム担当回だったともいえるような状況。一回休みで縛られているカメジムも、私も混ぜてくださいと、バグナラクにいたころよりも楽しんでいるような感じもあります。
そんなこんなで、今回担当となったのは、『ゴーマ・ローザリア』、誰が行くか会議の間に既に作戦を開始して抜け駆けのような形での作戦が開始されました。
王様たちの入れ替わり
ゴーマの忍法?により、入れ替わった王様たち。それぞれ普段と違う体では本気を出せずに苦戦。
さらに、ゴーマを倒せば入れ替わりは戻ると知った王様たちが自国に戻る際のギラの「こんな時それぞれの王様は自国の利益を優先する。」という絶望顔は、1部+2年間の付き合いの長さによる理解度の高さを感じさせました。
カグラギ⇔ヒメノ間では、それぞれ自国に利益をもたらすべく、食料と医療の押し付け合いといった感じの戦いに持ち込まれましたが、それぞれの違いを受け入れる形できれいに落ち着く。
それに対して、ヤンマ⇔リタの入れ替わりでは、逮捕と釈放の繰り返しというどうしようもない連鎖が続く。これはさすがにいい感じに終わらせるの無理かな、と思っていたら案の定そのまま特にフォローもなく戦いにつながる。しかし、次の戦いで相手への苛立ちから相手の体(自分の体)を気にせず攻撃できていました。これでよかったのか、よかったのでしょう。
モルフォーニャのまた過労でおかしくなってる、の”また”は、自ら投獄された際の過労の件をさしていたんだろうなとちょっと笑ってしまう。
今回入れ替わりで一番安定していたギラとジェラミーの組み合わせは、ジェラミー率いるバグナラクがシュゴッダム国民からも信頼されているという点が直接ジェラミーに伝えられるというなかなか良い結果に終わる。2年後早々に襲撃を受けたバグナラクは、散々なスタートでしたが、少なくともこの2年のジェラミーの頑張りは無駄ではなかったようです。
しかし、今回の入れ替わり回、役者さんの演技がすごかったです。
リタに関しては普段のヤンマよりも怖い。その逆もヴァアアアアアがよく出ていました。
カグラギに入ったヒメノの演技は、おねぇ言葉になっているのもありますが、挙動などもしっかり寄せられていてヒメノが入っているんだなという事がよく伝わってきました。その逆、ヒメノに入ったカグラギの演技は、なぜか筋肉キャラになっていましたが、普段の体とのギャップを意識してついやってしまったという事なのかも。
そして、そんな中で特にすごいと思ったのは、ギラ⇔ジェラミーの入れ替わり演技。表情や雰囲気など二人が入れ替わった空気がよく出ていました。そして、何より声が本当にそっくりで、所持気最初のシーンではてっきり互いのアテレコをしているのかと思ってしまうほどでした。
ゴーマ・ローザリア
宇蟲五道化からの一番槍として仕掛けてきたゴーマ・ローザリア。「ドーモ。ゴーマ・ローザリアです。」のあたりは、ビジュアルも似ているどこかの忍者殺しを彷彿とさせる感じもありました。
最後の戦いでは、ジェラミーのキングクラウンランスをなぜかちくわに入れ替えるも、そのまま殴りぬかれ吹き飛ばされる。転倒させた時点で術が解けたのは、倒せば術が解けるというのが、地面に倒せば解けるという意味だったのかもしれません。
そのまま必殺技の流れになり、思ったよりあっさり討伐されてしまうのかなと思っていましたが、流石新たな敵そう簡単には終わらない。最後の必殺の一撃を入れる瞬間、それぞれの王様の前に側近を呼び出す。卑怯な手を使うと思った瞬間、側近の一撃で王様たちは倒れてしまう。
なかなか、気になるところで次回に続きました。
28話の伏線・謎
スズメ
今回もスズメは、出演がありませんでした。宇蟲王到来とそこからの襲撃で、他のことを描いている時間もなさそうですが、1部ではラクレス絡みでも何やらありそうな雰囲気を出していた彼女。トーフに戻っているのか、今もシュゴッダムにいるのか。現在何をしているのか気になるところです。
次回29話『王様失格』
宇蟲五道化、篭絡のヒルビルによる洗脳?で王様を攻撃してしまった側近たちと、それぞれの王様の物語といった感じになりそう。今回ラストの攻撃についてはわかりましたが、人を操るような力を持つヒルビルもまた厄介な相手となりそうです。
しかし、作戦失敗が見えてくるや既に次の作戦も動き出しているあたり、宇蟲五道化は一筋縄に行かない相手となりそうです。
今回の話を見ていると、宇蟲王は、力技ならチキューを滅ぼすこと自体は簡単にできてしまいそうで、現状圧倒的な力の差を感じます。遊びの延長だからまだ生かされているような現状、果たして今後どのように立ち向かっていくのか気になるところです。
フォートナイトで王の間に
人気バトルロワイヤルゲーム『フォートナイト』の島クリエイティブモードに、王様戦隊キングオージャーのコンテンツが公開されたようです。
本編でもたびたび王様たちが会談している王の間を舞台にゲームに挑戦できるようす。気になる方はプレイしてみてはいかがでしょうか。
キングオージャー 毎週日曜9:30放送中
現在放送中の王様戦隊キングオージャー、これからどんどん盛り上がっていくだろう作品この機会に見てみてはいかがでしょうか。
近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか?
なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。
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