2024年冬に放送開始の作品、原作:フォビドゥン澁川、監督:芦名みのるによる『スナックバス江』6話『Hello Stranger(そして伝説へ……)/What A Wonderful World(この素晴らしい異世界生活にようこそ)/As(あの場所で集まろう)/Mean Old World(昔の話よ…)』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
6話感想
勇者
冒頭「誰も知らない歌謡曲に拍手をするのが親父のたしなみ。大人になると友達の家によるともいかない、都合をつける必要がある。遊びにこぎつけるまでが億劫。今日遊びに行くはの気軽さがあるの。」と何やらスナックのPRのようなセリフが続き、一体何の話をしてるのかと思ったら、勇者的な人がでてくる。「とりあえず戦士」のあたりはまだ耐えれたのですが、いよいよ「ドラ…クエ」ともう隠しもしなくなったあたりでつい笑ってしまう。
突然出現した不審者を設定と解釈しお客さん認定する明美ちゃん。その横で、バグってるママ。今回の話全てみてから改めて思うと、今回のオチのゲーム世界に来てしまっていたが故のママのバグだったんだなと改めて分かりちょっと感心する。
何やらその自称勇者の瞳に、かつて愛した男たちと同じものを見て心惹かれる明美ちゃんでしたが、今回はちゃんと断ち切ることができて偉い。
異世界転生云々に対して、「今だと、悪役令嬢ものか?」とか入っていて割と時流に合わせてアップデートされているのでしょうか。最終的に出てきた「このアニメも流行らん!元々かほっとけ!」の自虐ネタは勢いでちょっと笑ってしまう。
そして、ラスト外に出るとまさかの自分たちがゲーム世界にいるパターンだと判明。これも地味に次の話に繋がっていてよいオチでした。
集英社と角川的もアウト
「てことがあったんだ。」と先ほどの話が軽く流されるも、バグったままのママ。
そこに出てくる『ナツキ……』さん。どこかで見たような顔をした、下の名前まで呼ばれてはいけない人物。異世界転生云々に対して、そんなものは上澄みと言い切る明美ちゃん。
集英社的にも。角川的にもアウトな話でしたが、「謝ればばいっか」で笑ってしまう。ついでに、スクエニにも謝る必要がありそうです。
森田と風間
何気ない流れで、森田と風間が同じ中学であったことが判明。
中学卒業以来十数年あってない人なんてもう他人という意見の森田、明美ちゃんに対して、そもそもの感性が全く違う風間。
昔からの地味な確執、三人で遊んでいたけれど、森田はポケちんと二人で遊んでるとこに混ざってくる風間君が苦手だったという告白、微妙な人間関係。しかし、そこで出てくる風間の「そんなことより俺結婚したんだよね。」という、まったくダメージがない発言。森田の好きだった人と結婚した風間。しかし、その話もまた感性の違いにより全く交点を待たずに流れてしまう。
最終的に、中学の頃の知り合いとか他人という森田であっても、同窓会の誘いがなかったことを知った際には流石に沈黙。森田が完全に沈黙する中でしめじめと始まる明美ちゃんの歌声によるエンディング。途中から復活する森田でさらに笑ってしまう。
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