仮面ライダーガッチャード42話感想・考察『レッツ捜索、102体目と兄の思い』

2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』42話『レッツ捜索、102体目のケミー』の感想・考察記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

42話『レッツ捜索、102体目と兄の思い』
次回43話『愛・哀・AI？　憎しみを消す力』
仮面ライダーガッチャード毎週日曜9：00放送中

42話『レッツ捜索、102体目と兄の思い』

グリオン復活

今回冒頭は、前回倒されたジェルマンと復活したグリオンに関するエピソード。ジェルマンが倒されたことで、ギギストたちはその力が自分たちに渡されると考えていましたが、その力が戻らない。

やはり、グリオンがジェルマンの体を乗っ取ったことで、その力についてもグリオンのものとなっている様子。相変わらず黄金の世界エルドラドを目指すグリオン、今度は、ギギストたちを自分の人形にすると宣言し姿を消す。

今回ちらっとグリオンが二人に言っていた、力を追い求め人外になった貴様らには理解できんとの発言を見るに、もともと人間だった彼らが、冥黒の力を得たようです。三人で冥黒王とのことですが、力を求めた結果冥黒王となったのか、彼らに力を与えた何かがいるのかというのはちょっと気になる所でした。

錆丸先輩の実家

そして、今回の話の中止となったのは102体目のケミー。10年前の事件以降ケミーの研究が禁止されている中、何やらスパナがケミーらしき情報を持ってきたことで、調査に当たることに。

スパナの持って来ていた写真に写っていた場所こそが、錆丸先輩の実家とのことで、錆丸先輩を伴い調査に。何やらスパナがいつもよりもギャグ調の雰囲気になっていて少し笑ってしまいましたが、宝太郎達に感化されつつあるのかも。

何やら錆丸先輩の実家では、錆丸先輩の兄との遭遇。どうしてか、錆丸を嫌っている様子の兄。今回の話を見る限り102体目のケミーである、カメドーンと絡んでいるような気がします。元々は錆丸が描いた絵だった様子のカメドーン。兄が102体目のケミーを作ったと言っていましたが、カメドーン自身は錆丸先輩が作ってしまい、ケミーの研究が禁止されていることから、その罪を兄が被ったということもあるのかも。錆丸に冷たく接しているのも、その件に負い目を感じているのか、突き放すことでそのことを隠そうとしているのか。兄が開発したアイザックを錆丸が使っているというのも、単に弟を嫌っているというわけではない気がします。

しかし、そんな102体目のケミー、今回は金剛ラボラトリーの所長と重なり、マルガムとなってしまう。所長のどのような悪意に反応してマルガムになったのかは、深く触れられませんでしたが、そこにはグリオンが関係していることが伺えます。

隠していたグリオンの写真を意味深に見つめ、私の研究には何もさせないという所長。果たして彼女とグリオンの間にどんな関係があるのか、次回で明かされそうです。