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まさかの志水会長が協力 龍と苺213話「繋がり」感想 週刊少年サンデー【2024年48号】

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龍と苺213話繋がり感想 エンタメ
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2024年10月23日配信開始、週刊少年サンデー2024年48号で連載された龍と苺213話『繋がり』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。

週刊少年サンデー2024年48号
龍と苺 213話「繋がり」が掲載された週刊少年サンデー。

繋がり

前回から続く寒河江との対局は、苺ちゃんに食らいつきはするものの苺ちゃんの勝利。しかし、それでも苺ちゃんからしても攻め手が見えないと言わせるほどの実力は見せる。同じこと思っているかと思ってのあたりは、高い実力者同士だからこそ見えてくる世界のようなものが感じられてよいシーンでした。

そして、その対局を外から見ている黒田道化師についても、先の手を予測こそしていたものの自分が同じ場にいれば同じところで負けていただろうと言わせるほどで、やはり苺ちゃんの実力の高さを感じさせる。

このあたりの描写を見ていると、苺ちゃんが戦いたかったのは、寒河江や黒田道化師というわけではなさそうにも思えますが、果たして一体誰との戦いを望んでいるのか。もしかすると、今の竜王戦の面々に興味があったわけではなう、竜王になりこれから成長してくる誰かと戦う事を望んでいるなんてこともあるのかと思いましたが、そもそも以前今井がこの竜王戦の間だけ、と発言しておりそういうわけではなさそう。一向に謎が深まります。

そして、そんな苺ちゃんの正体に迫る話も裏で進行。苺ちゃんの対局の日、今井がいないという事実を突き止めた志水会長から今井への調査が入る…、かと思いきや、苺ちゃんが戻った家には志水会長まで一緒に登場。

苺ちゃんの正体に迫るポジション化と思っていた志水会長が、苺ちゃんに協力する立場だったことが明かされる展開は、あまりにも予想外で思わず笑ってしまいました。

志水会長というと、190話『正体』にて、最初藍田苺と遭遇したときは、驚いた顔を見せ、「藍田先生じゃない…誰だお前は?」と問いかけていたのが印象的。この時点で既にこの苺ちゃんの事を知っていたが故の演技だったのか、はたまた、今井が一人で動くのは厳しいと判断し、後々協力を持ち掛けられていたのか。

ただ、今井の初登場となった201話「シンギュラリティ」を読み返してみると、今井は志水会長に直で苺ちゃんの報告をあげているあたり、最初から知っていたという可能性は高そう。ただ、この時点で会長は「AIじゃない、ただ、本当にあれは人間なのか…」とつぶやいており、正体を知っているならこの発言は苺ちゃんがAIではないことを示しているようにも思えてきます。

そして、今回ラストのシーンでは、苺ちゃん、志水会長、今井の三人が話しているところがあり、苺ちゃんが操作されているといったわけではなさそう。

以前もちらっと映っていた苺ちゃんの今の住居も少し広く描かれていますが、部屋の飾りや置物のセンスは苺ちゃんのものらしく、この部屋自体は苺ちゃんの住まう部屋といった感じはする。ただ、気になるのは以前から部屋の隅に映っていた人が一人入れそうなカプセル。100年後のベッドと言われてしまえばそうなのかも…となりますが、ここに何かあるのかなとも思ってしまいます。

ただ、今回この苺ちゃんの部屋に苺ちゃんの対局の日に誰かがいなければならないという事はほぼ確定と考えてもよさそう。この部屋から何らかのサポートをする必要があるのか、絶対に誰にも見つからない部屋という意味でこの部屋を使っているのか、色々と考えられそうですが、次回で何か明かされるのでしょうか。

龍と苺 (17)
竜と苺最新17巻が2024年8月17日に発売されました。

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