2023年4月9日より機動戦士ガンダム水星の魔女第二クールがスタートしました。17話「大切なもの」の感想文となり、内容的にネタバレありなので未試聴の方は注意してください。
それぞれの思惑
プロスペラのたくらみ、もう一回の決闘、最後の決闘。そして、エアリアルから降りてくれるかしら?との疑問。これまでずっと執拗にエアリアルにのせて戦わせようとしてきた彼女が、ここにきて、スレッタを下ろそうとするのは何が狙いなのか。
久方ぶりに学園に戻る、スレッタ達地球寮の停学処分は一週間で終了していた。ミオリネはエアリアルを捨てなさいといっても、スレッタは捨てないと宣言する。お友達の誕生日を祝う、やりたいことリストの達成を。17歳になったら私たち…。その先に込められていたのはおそらく結婚だろうか。
グラスレー代表として立候補するシャディク、ペイル社との提携。株式会社ガンダムの譲渡まで含めた話が進む、エアリアルの譲渡まで含めて。シャディクにとらえられたサリウスは戻ってこない。シャディクの仕事は陰ながら着実に進んでいる。
スレッタ、ミオリネ、そしてグエル
エラン5号のスレッタへのお願い。エアリアルをくれと強引におす。自分の命がかかっているので必死になっています。エランの件についても少し話を。帰ってきてた、グエル先輩も戻ってきていた。
グエル先輩の今の目標、ジェターク社を立て直したい。それをひっそり聞いているミオリネ。進めば二つ、怖いから父さんからずっと逃げてた。改めて自分の気持ちに向き合いスレッタに告白するグエル。しかし、スレッタはミオリネを思って断られる。
グエルとミオリネの共謀。グエルが決闘で勝つことでスレッタから花嫁を取り戻すことを望む。ミオリネが総裁選
決闘、地球寮への嫌がらせをやめるのを手伝うことを条件にするスレッタ対して、エアリアルをもらい受ける条件を提示するグエル。あの子には幸せになってほしい。というミオリネの願いを叶えるための戦いが始まる。
そして始まる最後の決闘
髪の毛を切って気合いを入れるグエル。以前はプライドのために自ら止めたAIまで使い戦うことを決意する。それに対しスレッタは、停学中の間、何もできず、ミカ姉もいない、中途半端な状態のエアリアルで戦うことになる。スレッタが、負けることを望んでいながら、応援してると声をかけるプロスペラ。果たして彼女は何を願っているのか。
始まる決闘。グエルは、押し込むも父親のトラウマがをぬぐい切れず押し込まれる。それでも、乗り越えて戦うもやはりエアリアルは強く、自身のビットまで奪われる。この時のエアリアルの白い輝きは一体何だったのか。かくして決着と思われたその瞬間、エアリアルに仕込まれていたアプリにより機能停止するエアリアル。そして、ついに負けたスレッタとエアリアル。エアリアルが停止するときに聞こえたエリーの謝罪の言葉。
全てが終わり、倒れたエアリアルのコックピットを訪れるミオリネ。エアリアルを停止させたのは自分自身であることを告白。かつて貰った友達の証のキーホルダーすらも突き返し、スレッタを冷たく突き放す。
ミオリネとエアリアル、スレッタはすべてを失った。
次回総集編
物語も2クール目中盤の山場、大きく話が動きました。ここまで順風満帆といった感じで負け知らずで戦い続けてきたスレッタとエアリアルの敗北。そして、何もかも失ったスレッタ。ここからいよいよ彼女自身の願いが問われてくるのかなという気がします。
ミオリネや、エリクトについては、スレッタをプロスペラの呪縛から逃すためにあえて突き放したように見えますが、プロスペラ自身、は何を思ってスレッタをエアリアルから降ろそうとするのか。計画には、もはやスレッタは必要ないとみなされたのか。もはや、頼れるものもなく、守るものもなく、戦う力すら奪われたスレッタは、果たしてここからどう再起していくのでしょうか。
次回非常に楽しみなところですが、ここで次回総集編とのことです。とはいえ、最近の総集編は妙に凝ってたり話が少し進んだりもするのが油断ならないですね。
コメント