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それぞれの歩む道・水星の魔女・第16話「罪過の輪」感想文

水星の魔女16話罪過の輪 アニメ
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2023年4月9日より機動戦士ガンダム水星の魔女第二クールがスタートしました。16話「罪過の輪」の感想文となり、内容的にネタバレありなので未試聴の方は注意してください。

プロスペラの思惑

プロスペラの話を中心に皆それぞれの弱みを突いて話を進めていく、その話術が恐ろしくも、

向こう側に行ってしまったエリクトが自由に生きられるように”クワイエット・ゼロ”を進めようとしていることが改めてはっきりとしました。宇宙に耐えられる人の体を目指すという、当初のGUNDの目的からするとある意味では同じ道を進んでいるようですが、やはり、どこか当初の目的から離れていってしまっているように思えます。

総裁選

そして、今回の話のメインとなるのは、代表がテロにより意識を失っている総裁選へと移っていきます。前回、状況が怪しそうなことが示唆されていたジェターク社では、グエルの弟であるニールがメインで取り仕切り。いつの間にか、ペトラとできているのがちょっとほほえましかったです。そして突然帰ってくるグエルに、気絶するニール。兄貴が大好きすぎますね。グエル自身も何かを決めたようで、再び一人で動き始める。義父を捕らえ、自身がトップとなったシャディクもまた総裁選に出馬を決め、大人たちの社会に切り込んでいくようです。

大人たちの罪

エルノラとの会話では、そして、生き残るためには仕方なかったとはいえ、強化人士を作っていたという弱みを的確について話を優位に進めていく。

ペイル社からの圧力により、エアリアル強奪に向けて動く強化人士5号は、図らずともエアリアルの秘密に触れてしまう。エアリアルの中にいるエリクトの気持ち次第で、エアリアルは意図的にパーミットを逆流させられるようで、エラン5号は乗ることは許されなかった。

その様子を見ていたエルノラは自身の罪の象徴である、強化人士5号にそれを突かれてしまう。実際、自分のために誰かを犠牲にして生き残ってきた事実、プロスペラからも指摘されていた、本人は目を背けようとしていたけれど、その犠牲者であるエラン5号はそれを許さない。エアリアル強奪を手伝わなかったことを上に奉公されてしまう彼女は今後どうなってしまうのか。

ミオリネとスレッタ

母親に盲目的に従う事しかできていないスレッタ。それに対して怒るミオリネ、プロスペラにスレッタのことを問いただすも、父親とプロローグで起きた事件をちらつかせられ結局はプロスペラの思う通りの展開、総裁選への出馬に向けて話が進んでいるように見えました。

スレッタ自身の考え方は少しずつ揺らいでいるようにも見えますが、幼いころからの呪縛は一向にとける気配はないといった感じ。エアリアルの中から見守っているエリクトはそんな母親やスレッタのことをどのように思っているのかも気になるところです。

それぞれの進む道

地球の現状を見て舞い戻ったグエル、学園での自身の役割を全うするセセリア、寮長としての役割を果たそうとするマルタンなど、学園での子供たち自身もそれぞれの自分の進む道を決めようとしているように思えた話でした。過去の過ちの清算を子供達にまで求めるような大人たちの中で、学園の子供たちもそれぞれ自分たちの意思で進もうとしています。果たして、彼らの行く末には何が待っているのでしょうか。

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