Name: 山が吠える
Director: 田口清隆

2023年7月8日に放送開始した円谷プロダクション、監督田口清隆による製作の2023年の新ウルトラマン『ウルトラマンブレーザー』。第5話『山が吠える』の感想文です。

最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。

ウルトラマンブレーザー
5話『山が吠える』感想
特別総集編『巨大生物の正体を追え』
感想まとめ
見逃し・配信情報

ウルトラマンブレーザー

世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国が地球内外の怪獣や地球外生命体に対処すべく1966年に地球防衛隊『GGF(Global Gardian Force)』を設立。

ある夜出現した宇宙怪獣『バサンガ』の出現に対し、ヒルマ・ゲント率いる特殊部隊は、絶体絶命の危機に陥る。その時現れた未確認大型宇宙人『ウルトラマン』と出会う。ウルトラマンブレーザーとなったゲント隊長は新設組織『SKaRD(スカード)』に配属された個性豊かな隊員たちと共に、新たな戦いの日々へと向かうことになる。

5話『山が吠える』感想

メガショット

自動照準のレールガンとのことで、建造の際には祠を破壊してドルゴ様の目覚めを促し、ドルゴ様の二度寝の際にも火花散らしてしまったりと今回の騒動の原因となってしまった兵器。

しかし、そういった建造過程のトラブルはともかくとして、性能自体はかなり優秀だったように思えました。試作テストでは、まさかのアースガロン相手に実際に砲撃、アースガロンからの攻撃を迎撃までを完ぺきにこなす。

ドルゴ様お目覚めの際には、まさかの背中の出っ張りにジャストフィット。ドルゴ様のサブウェポンとなった瞬間は思わず笑ってしまいました。おそらく、制御を受け付けず停止できないまま、ウルトラマンブレーザーの回避行動に対して的確な追撃をくらわしてダウンととっていました。

総じて、トラブルで運用こそ失敗したものの、兵器としてはすごく優秀そうでした。

そういえば、アースガロンに対面してる時に思いましたが、アースガロンに装備できそうなサイズ感でしたね。

ミナミ隊員の地元

今回新兵器の実験が行われた、ミナミアンリの地元、秋田弁が使われているようだったので秋田県だった様子。お米が美味しい村とのことで、さりげなく副隊長テルアキの実家も農家でぶどう栽培が有名という事が明かされました。

古よりドルゴ様の伝承を司る神社があったようで、そこの娘さんによる実験中止のお願い。山の祠を壊しご神体を抜いたことで、ドルゴ様が目覚めてしまったという話でした。正直私はご神体自体はそこまで意味はなく、単に開発の騒音で目覚めたんじゃないのかなと思っていましたが、実際にご神体パワーはすさまじいもので、改めて刺しなおした際には、何らかのエネルギーが発せられて、無事にドルゴ様を眠らせていました。

しかし、あの伝承に乗っていた最初にドルゴ様を眠らせたものは一体何者だったのか、謎は深まります。

ドルゴ様

目覚めたと思ったら背中に新兵器をジャストフィットさせ、そのまま水を飲んで二度寝に入られる。鼻提灯を出しながら寝ているさまはちょっとかわいかったです。口周りのコケ？は髭みたいでしたね。

ウルトラマンブレーザーを相手取った際には、口からの強力な手法と、事故でついてしまった背中のメガショットの連携という偶然による奇跡の連携攻撃を炸裂させ、かなり追い込んでいました。

アースガロンの、お前そんなことできるの！？となるスタイリッシュな射撃ムーブで隙を作り、ブレーザーの、いつもより多めに反り返ったダブル投げ槍で無事背中の装備を撃破。

再び、背中にご神体を差し込まれ深い眠りにつきました。ちゃっかり元の位置に戻すブレーザーが優しい。

ドルゴ様はどこか愛着のある登場をして、被害もまだ出しているわけではなかったので、もう一度眠りについてもらう終わり方でよかったです。

ウルトラ怪獣シリーズ 199 ドルゴ
どこか可愛げもあった怪獣ドルゴがソフビで登場。今回偶然装備されてしまったメガショットもちゃんと背中に装備されています。

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特別総集編『巨大生物の正体を追え』

次回総集編。結構早めに総集編が来たなと思いましたが、テレビディレクターの目線でこの世界の怪獣や、ウルトラマンがどう映っているのかという事に触れられるようです。ＯPでもメディア的な要素を出してきていたので、そのあたりの深堀にもなるのかな。総集編ながらも、色々手間をかけてそうで今後の話につながる何かがありそうな気もしますね。