ウルトラマンブレーザー 9話『オトノホシ』感想・考察

2023年7月8日に放送開始した円谷プロダクション、監督田口清隆による製作の2023年の新ウルトラマン『ウルトラマンブレーザー』。第9話『オトノホシ』の感想文です。

最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。

ウルトラマンブレーザー
9話『オトノホシ』感想
見逃し・配信情報

ウルトラマンブレーザー

世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国が地球内外の怪獣や地球外生命体に対処すべく1966年に地球防衛隊『GGF(Global Gardian Force)』を設立。

ある夜出現した宇宙怪獣『バサンガ』の出現に対し、ヒルマ・ゲント率いる特殊部隊は、絶体絶命の危機に陥る。その時現れた未確認大型宇宙人『ウルトラマン』と出会う。ウルトラマンブレーザーとなったゲント隊長は新設組織『SKaRD(スカード)』に配属された個性豊かな隊員たちと共に、新たな戦いの日々へと向かうことになる。

9話『オトノホシ』感想

ウルトラマンブレーザー

これまでは、ゲント隊長が変身することで登場していたウルトラマンブレーザーですが、今回は生身のゲント隊長の体を操り野菜ジュースを飲むシーンがありました。

メダルを熱くしたり急にブレーザーブレスを出したりする以外では、初めてのゲント隊長とウルトラマンブレーザーの交流。隊長の感じを見るに本当にファーストコンタクトといった感じでした。

本作においては、未知なる要素の強いウルトラマンブレーザー。これまでは、あまりその存在自体に触れる話はありませんでしたが、これからコミュニケーションが始まっていくのかもしれません。

しかし、何故野菜ジュースに興味を持ったのか。単に美味しそうと思っただけなのでしょうか。

ガラモン

古臭い名前ですね、とのことで何となくメタい感じのする会話でちょっと笑ってしまう。

攻撃力はシンプルな物理ながらも折角1日で直したアースガロンもmod2ユニットが速攻破損。防御は衝撃を拡散させる装甲と非常に強力。アースガロンの装甲を突き破り、外が見えてしまうほどの損傷と、これまで相手にしてきた怪獣と比べてもかなり強い。

ウルトラマンブレーザーすらもスパイラルバレードを砕き、単独で討伐直前まで行ってしまう圧倒的な強さ。ニジカガチとの戦いで得たレインボー光輪でぎりぎりの撃破。

損傷したアースガロンの上に立っているシーンがありましたがこれはミニチュアとの合成だったりするんでしょうか。

ウルトラ怪獣シリーズ 201 ガラモン
音楽を使い操られていた機械怪獣。その装甲や力はアースガロンやウルトラマンブレーザーを圧倒していましたが、音楽を愛する心が地球を救いました。

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音楽と宇宙人

侵略宇宙人が音楽と出会い、その音楽が故に世界が救われるという話。話としてはシンプルですが、全体的な雰囲気がよかったです。戦闘シーンの背景で流れる音楽や、音の使い方もこの回独特の雰囲気を醸し出しているようでした。

音楽により動く怪獣ガラモン、音楽を使い地球を侵略しようとしたのは、最後の演奏として自分たちの音楽との別れを覚悟するためでもあったのかなという気がします。しかし、それが失敗に終わったのもまた自分たちの音楽を愛する気持ち、止めてもらいたいと思う気持ちが書いた招待状というのがお話としてのまとまりを出していてよかったです。

EDも特別仕様、モノクロでどこかレトロな雰囲気を感じさせる絵と曲が今回の話の独特の雰囲気を表していてよかったです。

演奏していた曲は『ウルトラQ』のメインテーマのアレンジであっているのかな。