ウルトラマンブレーザー 13話『スカードノクターン』感想・考察

2023年7月8日に放送開始した円谷プロダクション、監督田口清隆による製作の2023年の新ウルトラマン『ウルトラマンブレーザー』。第12話『いくぞ、ブレーザー』の感想文です。

最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。

13話『スカードノクターン』感想
ウルトラマンブレーザー
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13話『スカードノクターン』感想

スカードのとある一夜

今回はここまでの総集編的なお話でしたが、まさにスカードのとある一夜を描いたお話で、ここまでの疑問点とこれからのお話の肝になりそうな部分をおさらいするような回でした。

お話全体はアンリが、これまでの怪獣との戦いを戦闘記録としてまとめようとする中で他のスカードメンバーと絡みながらお話が進んでいくといった形式で進む。

これまでの怪獣との戦いをおさらいする流れでしたが、前回の『セカンドウェーブ』という言葉の意味に触れるようなお話で、今後の伏線ともなるような感じがありました。

アースガロンのパイロットとしては、アンリが格闘戦、ヤスノブが射撃が得意となっているようで、これまでの作戦も必要な場面に合わせてメンバーが選ばれていたのかも。アースガロンMod3の話もちらりと触れられており、今後の戦いで登場しそうです。

V99

今回ちらっと触れられたのは『V99』という存在。前回の話で登場したゲバルガを『セカンドウェーブ』と称したハルノ参謀長。ここから1話のバザンガのサブタイトルが『ファーストウェイブ』であり同じ宇宙怪獣であったことから、何かしらの関連が疑われていましたが、今回改めてそこを言及。

アマチュア天文家の間では、このバザンガ・ゲバルガ二体の宇宙怪獣が、同じ軌道で地球に襲来している、同じ星から地球に襲来していることが示唆されました。更に、この件に関しては何やらネットでも検閲されているようで、このことを書くと速攻削除されているといった情報操作も行われているようです。

この二体の怪獣については、同じ星についてはあまりにも生体が違うという話もありましたが、改めて見てみると、バザンガは誘導弾のようなトゲを持っていたり、ゲバルガは、EMP攻撃や地上のネットワークに対する攻撃を持っていたりと、改めて思うとただの生き物というよりも、改造された生き物といった印象も受けます。ガラモンの様に何らかの意図をもって送り出されている怪獣というのもありそうです。

更に、今回追加されてでた情報は、更にこの二体の怪獣以前にも1999年に隕石が落ちてきていたという件。今回のお話であえて示されたということは、この二体の怪獣との関連も強そうです。

さらに今回おそらく、軟体怪獣レヴィーラの登場回での調査でエミが見つけていた資料に、V99という名称が登場。レヴィーラに対しては、関係ないのではないかといった記述だったようです。99という名称から考えると、1999年に落ちてきた隕石のことをこう呼称しているのかもしれません。

地球防衛軍が、バザンガ、ゲバルガの宇宙怪獣の襲来を予想していたことなども、この隕石により何かを知っていたということがありそうです。

さらにちらっと気になるのは、未だ出自不明の『ウルトラマンブレーザー』との関係。前回岐阜の研究所での事故がゲントとのファーストコンタクトとなっていことは明らかになりましたが、果たしてなぜあのタイミングで出現したのかという点はやはり謎。そもそも、その研究所とは何だったのかという点もこの先の話で明かされるのかもしれません。

ウルトラマンブレーザー

スカードの面々からも、これまでの親子怪獣の件や、前々回での戦闘からの逃走など、ブレーザーをただ信じていいのかという疑問は浮かんでいる様子。

今回、改めてファーストコンタクトを思い出したゲント隊長は、互いに相手を助けようとしていたことを理解する。相手を知ろうとすることが大事とのことで、これからのブレーザーとのかかわりについても何かありそうです。

14話『月下の記録』

月光怪獣デルタンダル。空を高速で飛ぶ怪獣への対処。しかし、その裏では、バザンガや、ファーストウェイブについて何やらエミが調べている様子。謎の研究施設への侵入などもある様子ですが、果たしてに何が明らかとなるのか。

12話『いくぞ、ブレーザー』感想

14話『月下の記録』感想

ウルトラマンブレーザー

世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国が地球内外の怪獣や地球外生命体に対処すべく1966年に地球防衛隊『GGF(Global Gardian Force)』を設立。

ある夜出現した宇宙怪獣『バサンガ』の出現に対し、ヒルマ・ゲント率いる特殊部隊は、絶体絶命の危機に陥る。その時現れた未確認大型宇宙人『ウルトラマン』と出会う。ウルトラマンブレーザーとなったゲント隊長は新設組織『SKaRD(スカード)』に配属された個性豊かな隊員たちと共に、新たな戦いの日々へと向かうことになる。