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メタリックルージュ 2話『逃走迷路』 感想

メタリックルージュ-2話『逃走迷路』-感想 アニメ
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2024年冬に放送開始の作品、総監修:出渕 裕、監督:堀 元宣、キャラクターデザイン:川元利浩による『メタリックルージュ(METALLIC ROUGE)』2話『逃走迷路』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

2話『逃走迷路』

アッシュ捜査官

前回もちらっと触れられた、ロイ・ユングハルト殺害の赤い人影の容疑について調査している捜査官が登場。相方のネアンと共に、容疑者である赤い人影を追っているようです。

今回火星に来たのは、地球・火星で発生した妙な殺人事件を追っての操作。被害者が人間とされているが、ネアンを統括している真理部が動いていることからネアン絡みの事件と推察。この殺人事件の際に、ユング博士の件と同時に電磁波異常が発生。この件から刑事のカンで火星に向かってきたようです。

最後に火星に赤い人影がいる映像が前回流れたジャロン・フェイトがネクタル強奪をルジュのせいにしたシーンだったことを考えると、タイミング的に前回のエマ殺害がまだ判明していない時期でしょうか。そうなると、この2件の殺人は、前回ジャロンが触れていた既にルジュに殺されたとされる2体のインモータルナインという事なのかもしれません。

そういえば、この時のジャロンが変装したルジュの映像に乱れがあったというのは改めて今回気になったポイント。ジャロンの変装のため発生したノイズだったのかもしれません。ユング博士の件に続いて、今回明かされた2件の殺人時に発生した電磁波以上というのは、ルジュが変身した際に発生したものと考えるのが自然か。

ただ、ロイ・ユングハルト殺害の件は、死んだ博士を見つめるルジュというちょっと気になる構図となっており、果たして本当にルジュが殺したのかもちょっと怪しく思える。殺したにしても何か理由がありそうな気がします。

アッシュ捜査官のカンは見事に当たり、赤い人影が火星にいることは今回のニュースで判明。てっきりこのまま今回話に絡むのかと思いきや、アッシュ捜査官は冒頭の身の登場となりました。

バスには怪しい人物盛沢山

そして、今回のルジュたちのお話本編では、何やら火星を移動するバスにたくさんの人が搭乗、そこになぜかルジュを狙ってくる民間警備会社の傭兵が襲来といった感じのお話でした。

ウェルズタウンなる町に向かうバスに乗っているのは、兄妹を連れたおばあちゃんに、何やら怪しい医者、夫婦と二人のために働くネアン、またしても怪しいジャーナリストのジルと、何やら怪しい人物が盛りだくさん。

何となく、この中にインモータルナインの一人が混じっていて今回戦うのかな、と思ってみていましたが、そういう展開にはならず。

とはいえ、明らかに怪しい人物が多いことを考えると、誰かがインモータルナインだったなんてことは後の展開でありそうな気もします。

今回、ルジュに対して接近してきた上、バス内に侵入してきた傭兵をルジュ同様あっさりと撃退したジル辺りはかなり怪しい気もする。

そして、今回遺跡にてルジュたちと遭遇し、そのままバスに乗ってきた男あたりも怪しいところですが、今後これらの登場人物がどう話に絡んでくるか気になるところです。

来訪者と簒奪者

前回、火星にまで進出してきた人類に対して宇宙人という話が出てきて何事かと思ってみていました。ネアンに関連する話でもあったので、何かの隠喩化と思っていたのですが、この世界はるか昔に本当に宇宙人が来訪していたようです。

来訪者と呼ばれる、友好的な宇宙人と、簒奪者と呼ばれる人類を襲ってきた宇宙人が存在した様子。その証拠に、かつて戦争の最前線だった火星には、たくさんの兵器の残骸が散らばっている様子。

バスの窓から見えた、超巨大な戦艦や、今回戦場となった様々な残骸もこれらの名残の様です。更に、その戦いで人類と共に戦った最強の兵器こそがネアンとの話もあり。前回、ネアンは来訪者に関係しているような話もありましたし、ネアンの技術そのものが来訪者より伝えられたということなのでしょうか。

今回登場したネアンは、かつて戦争に言っていたという話がちらっとありましたが、それがこの簒奪者との戦いだったのかはちょっと気になるところ。今回登場した戦艦は既に風化しているようでしたが、簒奪者の利用していたとされるシリンダーヘッドは、今回現役で動きまくっていたのを見るに、そこまではるか昔の出来事というわけではないのでしょうか。

シリンダーヘッドとの戦い

今回はインモータルナインとの戦いはなく、その代わりに登場したのがシリンダーヘッドと呼ばれるかつて簒奪者が使っていたロボットとの戦い。

傭兵の襲撃から逃れるため森に逃げ込んだバス一行、その中にいた妹の兄への対抗心に共感したらしいルジュの行動の果てに起動してしまった兵器。

動くものを追いかけて攻撃するという習性をもつらしく、その戦闘力はすさまじいもの。おそらく放置されて相応に時間がたっていたにもかかわらず、今回襲撃してきた傭兵たちは、巻き込まれ瞬殺。変身したルジュの攻撃も弾くバリアを装備していたようで、ルジュですらあっさり倒すことはできないのは、流石異星人の技術力といった感じでしょうか。

最初起動したのは一体だったはずなのに、その機動に呼応したのか、さらにもう一体どこかから増えていたのにはちょっと笑ってしまいました。最終的には、バリアの利かない距離まで張り付いたルジュにより投げ飛ばされ二体が激突、そのまま爆破となりました。

今回ルジュを襲った傭兵たちが、この兵器にあっさりやられていたのを見るに、かつての技術力は現代の一般的な戦力よりもかなり突出していそうです。

ルジュの兄?

未だ謎多いルジュですが、今回も少し設定が彼女の口から語られました。

一番気になったのは、ルジュの兄という話。妹という事は、兄、ないし姉がいるのでしょうが、果たして誰なのか。ここまでの話を見るに、彼女と似たような存在である、インモータルナイン達よりも後に製造されたルジュが自分を彼らの妹ととして認識しているというのはありそうな話かも。そういえば、今回、兄に対抗して写真を撮りにいこうとする妹に共感して協力していたのは、同じく妹であるからという事なのかもしれません。

そして、こちらは2話の中で分かったわけではないのですが、ルジュが10歳であるという事が公式サイトに記載されていました。チョコレートを独占した際に言っていた、私は子供といった発言は、本当にまだ子供だったからということのようです。この10歳というのは、10年前に作られたネアンという事なのかも。そう考えると、前回から感じていたルジュの違和感も納得できる気もします。

そういえば、今回、かなり印象的なシーンだったジルとの会話にて、ルジュは使命のために動いていると話していました。それに対して、貴方は自由というジルの様子も気になるところでしたが、果たしてルジュの使命とは何なのか。話の流れから考えるとインモータルナイン全ての破壊あたりがありそうです。

果たして、彼女はインモータルナインに対して何を思っていて、なぜ破壊して回るのか、未だはっきりとはしないままですが、今後どう明かされていくのでしょうか。

メタリックルージュ 2話感想まとめ

今回の話では、世界観を少し掘り下げていく感じがありました。今回明かされた来訪者と簒奪者二つの宇宙人の存在は、人造人間であるネアンそのものとの関係も深そうです。

今回の話では、最初チョコレートを渡すことすら嫌がっていた10歳のルジュが、自分と同じく妹である少女に最後はチョコレートを渡すという成長が見られました。まさに10歳であるルジュがちょっとだけお姉さんになったといった話とも捉えることもできて可愛い。

それを促す要因の一つとして考えられる、ルジュの使命に対してあなたは自由と告げたジルの言葉。なぜ、ジルがそんな言葉をルジュに伝えたのか、これも気になるところ。

しかし、使命だから前回のエマのようにあっさりとインモータルナインを破壊していたとすると、仮に今後その使命から自由にるとするなら、その時に、インモータルナインに対してルジュはどのように接するのでしょうか。今は使命のままに動いているルジュ、彼女自身の成長というのも、今後の物語に関連してきそうです。

配信情報

以下の記事でメタリックルージュのネット配信情報をまとめています。地域によってはテレビ放送より早めに見れる場合もあるようなので、気になる方は各サービスに登録されてみるのもよいかもしれません。

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