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勇気爆発バーンブレイバーン 3話『ルル……それが、彼女の名前だ』 感想

勇気爆発バーンブレイバーン3話『ルル……それが、彼女の名前だ』感想 アニメ
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2024年冬に放送開始の作品、企画Cygames,監督・ブレイバーンデザイン:大張正己、シリーズ構成:小柳啓吾、キャラクターデザイン:かも仮面による『勇気爆発バーンブレイバーン』3話『ルル……それが、彼女の名前だ』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

3話『ルル……それが、彼女の名前だ』

散々なスミス

前回ブレイバーンを求めた際に言われた「生理的に無理。」という言葉は、ひどくスミスの心に傷をつけてしまったようで、今回冒頭でもその言葉を思い返し海のかなたを眺めている。

そんな海辺を歩いていたところに見つけたのが、謎の少女。謎のパイロットスーツのようなものを身にまとい、目覚めた瞬間「ガガガ、ガガピー」と人の声というよりも、機械ノイズのような音を発する様は、明らかに人間ではない。このシーンの直後に、ウミガメの産卵シーンが挟まれたのは、今まさにこの瞬間この謎の少女も生まれたという暗喩だったのかもしれません。

流石にこの不審な少女、ただの民間時と判断することはできなかったスミスは、それでも放っておくことができず彼女を見てもらうために軍医の元へと向かう。きちんとスーツが見えないように毛布を着せていたりとかなり気を使って行動していましたが、病院は人で満杯。

結局、自前でモーテルを借りて、そこに寝かしておくことに。このあたり、完全に女の子を連れ込んだ男という目でスミスが見られていてちょっとかわいそう。

しかし、本当にかわいそうだったのはそこから、ブレイバーンの特訓を超え、死にそうな顔をして帰ってきたスミスが見たのは、脈が止まった少女。「し、死んでる…」と衝撃的なCM入りを果たします。

何とか彼女を助けようと必死に心肺蘇生を試みた結果、何やらスイッチのようなものに触れ、彼女は目覚める。しかし、スミスを敵として認識したらしく、そのまま激しい戦闘。ちらっとラッキースケベのようなシーンも挟まった果てに何とか彼女を制圧するスミス。

しかし、そこに飛んできたブレイバーンイサミにまで少女を押し倒しているような姿を見られ、ただでさえ機嫌の悪かったイサミには悪態をつかれる始末。

しかし、なぜかスミスに懐いてしまった謎の少女。直前までの殺しにかかってきた姿とは全くの別人といってもいいほどに、甘えた様子をスミスに見せる。スミスに抑え込まれたことで、負けを認めて懐いたのか、はたまた何やら服を脱がせる際に押してしまったスイッチの関係なのかは謎。

彼女自身は、前回登場したデスドライブ『スペルビア』のコアのようなものから出てきたように思えますが、果たして一体何者なのか。

イサミが絡まないと真っ当なブレイバーン

今回のブレイバーンは、イサミがずっと中にいたからか、地球を守るためまさに残った戦士たちの象徴とでもいうようなしっかりした働きを見せていました。まさにブレイバーンを中心として成り立っているようなチームが誕生。

皆と共にスタミナづくりのために走り、デスドライヴズのバリアに対抗するための作戦を考案し、いつのまにやら、すっかりリーダーの様なポジションになっていき、周りの隊員たちからもかなり信用されていそうな雰囲気を出していました。

しかし、そんな中でもちらっと不穏な要素を見せるのは、今回の敵機体「シーラ1」の出現からの流れは、報告される前からすべて把握してたり、いつの間にやらレーダーに自分の名前が表示されるようになっていたり。

必要なことなのかもしれませんが、皆には内緒で自分が活躍できるように裏でも何か勝手にやっている様子。

人を守るためというあたりに、偽りはなく真摯に取り組んでいるさまが今回見せられましたが、果たして本当に信用しきっていいのか、という点はいまだに怪しい気がします。

しかし、何やらイサミの元管制のスズナギ二尉を前にした時、妙に元バディのあたりを強調して牽制していたように見えたのはイサミを独占したい気持ちの表れなのでしょうか。

キレるイサミ

そして、今回、そんなブレイバーンのコックピット内から出てこなくなってしまったイサミ。前回あれだけの眼にあわされた果てに、服がはじけ飛び全裸ともなると気持ちはわからないでもない。

ブレイバーンの中にいる間も常に状況は動き、いつの間にやら外ではブレイバーンを中心とした新たな部隊が整っていく。

さらには、ヒビキやミユたちとのブレイバーンとの会話では、裸、キモッなどの心無い発言なども重なり、そこに加えてシーラ1への出撃命令とあって、対にイサミがキレる。

やる気がないなら出て行ってくれ!というブレイバーンに対して、咄嗟に出ていこうとするも、やはり困るらしいブレイバーンの様子は見ていて少し笑ってしまいましたが、イサミからすると本気。それはまだだ!と1話で言われていたスティックもめちゃくちゃに引きまくり不満を示し、これまでの落ち着いた様と全く異なるブチぎれた様子を披露していました。

しかし、そんなイサミの様子を見て「アオ3尉、素敵……」と言えるスズナギ二尉もまた本当にイサミにぞっこんといった感じで、イサミ・ブレイバーン・スズナギ二尉を中心とした三角関係が何やら今後も話に関わってきそうな気がしました。

シーラ1

今回出現した敵のロボット『シーラ1』は、海中を移動しながら合同部隊へと襲い掛かる。

やはり、ブレイバーン抜きでは相手にならず、一時的に抑え込みはしても、どんどん劣勢。しかし、艦橋への攻撃が目前といったギリギリのタイミングでブチぎれたイサミを伴ったブレイバーンが合流。何となくこのシーンは、明日から映画も始まるガンダムSEEDの舞い降りた剣をおもいだし、ちょっとタイムリーさを感じる。

水の中では叫べないブレイバーン。ゴボボとなりつつも、フェイスマスク部分を展開して普通にしゃべれるように。あの顔の口の部分は実際に空気を吸って音を鳴らしているということなのでしょうか。

水中での戦いは、「アビスのような感じだ」とコックピットに緑色の液体を満たすブレイバーン。「なんでお前が知ってるんだよ!」とのイサミの突込みもありましたが、やはりブレイバーン何やら地球の文化には詳しそうなのはなぜなのか。

しかし、その液体を入れる際の衝撃で気絶したイサミ。やはり、イサミが起きていないとスペックが落ちるようで苦戦した姿を見せる。

今回艦隊から行われた魚雷攻撃は、ブレイバーンが行った戦術指導の甲斐もあってか、水中からシーラ1を陸上へ押し出すことには成功。しかし、バリア自体はブレイバーンが解除していたようにも見え、果たして本当に援護射撃が必要だったのかというのは少し疑問。

ともあれ水上に追い出すことに成功したブレイバーンは、『ブレイブ、シュヴァヴァヴァヴァヴァバーン』でフィニッシュ。今回はリテイクもなくキレながらも息の合ったイサミと一発成功となりました。

何やら敵機の爆発に巻き込まれギャグのような軌道で飛んでいくブレイバーン。スミスと、謎の少女が抱き着くところに落下、スミスに対して何やら声を発する謎の少女を前に、今回のサブタイトル『ルル……それが、彼女の名前だ』と告げる。

なぜ、ブレイバーンが彼女の名前を知っているのかというのはさりげない疑問。その場の勢いなのか、スペルビアとも関係がありそうなルルの事をブレイバーンは何か知っているのか。

ちらっと気になったのは、今回冒頭スミスに発見されて目覚めたルルは肺の中から水ではない液体を吐き出していた事。この液体、色は違えどブレイバーンが海中でコックピットに満たした液体と似ているような気がしました。スペルビアの事も知っている様子が前回見られたブレイバーン、果たして彼とデスドライヴズの間にはどんな関係があるのか、気になるところです。

3話『ルル……それが、彼女の名前だ』感想

ここまでの2話と比べると、イサミが常にコックピットにいたせいなのか、心なしかブレイバーンが安定している気がしたお話でした。

今回、スミスサイドの話の肝となったルルとブレイバーンに呼ばれた少女。果たして、彼女は一体何者なのか、彼女はなぜスミスに懐いたのか、といったあたりは次回触れられるのでしょうか。

月曜日辺りに毎週予告が公開されており、次回のサブタイトルでブレイバーンが何を言うのか、気になるところです。

4話予告公開

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