2024年冬に放送開始した『ダンジョン飯』アニメ、10話『大ガエル/地上にて』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
10話『大ガエル/地上にて』
大ガエル
今回は水にあふれていた地下4階からさらに地下5階へと向かう話。オークの情報の元、階段を見つけるもそこには大量のテンタクルズが。前回あれだけ厄介だったテンタクルズ、さらに大量という事で素直に抜けるのは困難。
それでも進もうとするライオスでしたが、テンタクルズを切り分け進んでもまだまだ入ったばかりのところといった感じで流石に心折れていた様子なのが珍しくちょっと笑ってしまう。
しかし、そんなテンタクルズの触手の群れの中、オオガエルが出現。相手の武器を奪い階下に落としてくという地味な賢さを見せる厄介な相手。マルシルの魔法で一撃で吹き飛ぶなど、耐久力はそこまであるわけではなさそうですが、数がそれなりにいる様子で苦戦。
ライオスは、剣助、マルシルも杖アンブロシアを奪われてしまう。最後のセンシの斧も狙われるも必死の抵抗。
チルチャックは罠の上にいるテンタクルズに気づき、それをどけることでオオガエルに攻撃を狙う。なぜ、オオガエルはテンタクルズの中にいても平気なのかというアイディアから、皮を手袋代わりに利用して罠の機動を狙う。
しかし、不用意に近づいたことでオオガエルのターゲットがチルチャックに向く。すさまじい勢いで加えられてしまうも、その勢いで罠が作動ギリギリ助かる形となりました。
蛙型の敵の攻撃ってどんなものが来るのかとちょっと思っていましたが、普通のカエルもやるようなシンプルな丸呑み。下手に痛々しい攻撃よりも、生々しさが感じられてちょっと嫌ですね。
かくして、オオガエルの撃退に成功。更にオオガエルの皮の性質を利用したスーツの制作と料理パートに。料理はあまりカエル感はなく、シンプルにパスタ。蛙の肉は食べたことはないですが、鶏肉委に近いなんて話は聞きますね。
しかし、このカエルスーツを着た時のマルシル。何やら可愛いと言われてきていましたが、すごく複雑そうな表情。一体何を思っていたのか。
レッドドラゴン
カエルスーツを着たことで、無事地下5階にたどり着く面々でしたが、ここで地上でのパートが挟まれる。
ナマリを護衛に雇い、ダンジョンを探索していたタンスさんを中心に、現在のダンジョンとその島を取り巻く環境についての話がされる。
そもそも、元々ダンジョンがあることから魔物の対策のためエルフから人間に渡された島でしたが、その島にあるダンジョンの魂と肉体に関する魔法を求めてエルフが返還を求めているという状況が判明。タンスはエルフたちに渡す前にその術を見つけてしまう事で交渉を優位に進めようとしているようですが、このあたりが、レッドドラゴン討伐を狙うライオス達の話とどうつながっていくのかは気になるところ。
そして、とうのライオス達はいよいよ地下五階にてレッドドラゴンの痕跡を発見する。しかし、ここまで来ることに成功はしたものの、依然のPTとはメンバーが違う故に、そのまま倒すことは難しい。
竜の弱点である、首元の逆鱗を狙えればよいという話ですが、ファリンによる防御魔法はなし、シュローによるとどめもできない現状で、どうそれを行うかを考える。
最終的に、街中を逃げ回ることで竜がつかれるのを狙い橋を落とし下敷きにすることで竜を弱らせつつ首元を狙いやすくる作戦を立案。
竜との戦いの前には、センシの元で、カエル肉のカツレツが作られる。1話での戦い、空腹で負けたところがあったので、それに対するリベンジとして、このダンジョン飯らしい気合の入れ方といった感じでした。
ラストではいよいよレッドドラゴンが再登場。次回、レッドドラゴンとの決戦となりそうです。
ダンジョン飯10話感想
レッドドラゴンとの戦いがいよいよ始まるようですが、その裏ではタンスたちによるダンジョンを取り巻く現状の話もあり。そもそも、迷宮の主に関連する話は、これまでの冒険では、ほとんど触れられておらず、果たしてこのままレッドドラゴンを倒して素直に終わりというわけではなさそう。
果たして、次回どう話が転がるか楽しみです。
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