2024年4月10日配信開始、劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜郭』公開記念にめ週刊少年サンデー2024年20号より3週連続で連載されたまじっく快斗 『グリーンドラゴンの巻(前編)』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
グリーンドラゴンの巻(前編)
ヒロインである青子の母『中森碧子』が登場という、結構なサプライズをもって描かれたお話。
検事として働いているようで、余りの仕事の忙しさに、怪盗キッドの事すら知らないという世間場慣れっぷり、怪盗キッドの罪状を挙げて、なんでこんな犯罪者がまだ検挙されてないの?というシーンにはちょっと笑ってしまう。
しかし、40歳の誕生日を祝う席に旦那がいない原因となった怪盗キッドを捕まえるために動き出す。検事というと、どことなく名探偵コナンの方のヒロインの毛利蘭の母である『妃英理』ともつながりがありそうですが、もしかしたらコナンの方でも何かあるかもしれません。
そして、今回の怪盗キッドの狙いは巨大な緑の宝石『フォスフォフィライト』。伊達政宗の銅像の眼帯に埋め込まれるように取り付けられ、その銅像自体も地面に支柱で繋がれているという、動かすこと自体が非常に難しそうな宝石。果たしてどのように狙うのかといった感じです。
今回ポイントになりそうなのは、会議の場の面々のうち一人にキッドが変装しているらしきこと。怪しいのは、中森銀三、茶木警視、そしてオーナーである朝倉に加え探偵である白馬の四人。
銀三については、何やら手芸店のレシートやら、風邪気味でマスクはもういいのか、と多めに触れられていた気がしました。何やら露骨に慌てており、違う気がする。どちらかというと、妻の誕生日に仕事を入れた件に絡めて後で何か拾われるのかなという気がします。
他二人も怪しいところはありますが、今回キッドが化けているのは白馬なのではないかなと思えました。その理由は、会議シーンでの白馬のティーカップの持ち方。このシーンでの白馬は、朝倉と同じく紅茶を飲んでいるようですが、ティーカップの持ち方が前のシーンと変わっており、持ち手の穴に指を通す形になっている。その直前の現場で立ちながらカップを持つ白馬は、きちんと持ち手をつかむスタイルで飲んでいる。このあたりの持ち方の違いから、キッドが白馬に化けているなんて話になるのかもしれません。
執事の式部鹿紫子さんが、久しぶりの休暇ということでいなくなっているのも、何か関係がありそうです。寺井が何やら旅行に出るようないでたちなのも、側に執事がいない件で疑われないようにするために、誘い出してもらったなんて可能性もあるのかも。
しかし、今回キッドと戦う事になる碧子さん、「あら…やるじゃない…」というセリフを残していますが、なかなか鋭いキャラクターとのこと。このあたりのシーンではカメラにきっちり持ち手まで映っているところが描かれており、既にキッドの変装に気付いているなんて可能性もありそうです。
さて、今回のお話、劇場版公開記念とのことで、劇場版に絡めたエピソードとなるのかと思っていましたが、今のところそんな感じはなし。この後の話が繋がったりするのか、気になるところです。
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