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狼と香辛料 令和6年新アニメ 4話『夢見がちな商人と月明りの別れ』 感想

狼と香辛料4話夢見がちな商人と月明りの別れ感想 アニメ
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2024年春に放送開始の作品、原作:支倉凍砂、総監督:高橋丈夫狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』、4話『狼と香辛料 令和6年新アニメ 4話『夢見がちな商人と月明りの別れ』 の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

4話『夢見がちな商人と月明りの別れ』

銀貨を集めるわけ

今回の話では、銀貨の値上がりというデマを流し、それが値下がりした際に一気に買い集めるという、何かしらの裏のお金の流れに関する話が語られる。

メディオ商会が裏に控えており、さらにその裏には貴族もいるだろう、というところまでは話が進み、銀貨の価格についてデマを流していた理由まではわかったものの、どのように儲けを出すのかという点まではわからないまま話が進む。

とはいえ、異国の地の商いというスピード勝負が求められる仕事。はっきりと理由は分からずとも、他の商会が全力で取り組んでいるのが見えており、儲け話がそこにあることは、確実。そうなれば、銀貨集めも裏の理由集めも並行進行といった感じなようです。

今回の報酬の件を考えると、銀貨2000枚は貰えるだろうという事で、町に店を構えるという夢が目前に迫り舞い上がるロレンス。一方、ホロについては、共に旅をしてくれるロレンスがどこかの地にとどまるとなると、再び一人になってしまう事を危惧してしまう。

自分の夢の事で目いっぱい、ちょっとホロに冷たいことを言ってしまうロレンスでしたが、本気で泣いている姿を見るとつい、そちらに気を使ったことを言ってしまうあたりは、結構甘いところがある感じが見えます。今回、ラストのメディオ商会からの襲撃の中でも、自分の商売の成功よりもホロの無事を願い、助けが入らないかもしれないと知った時は崩れ落ちる様子なんかを見ても、そのあたりのロレンスの甘さ、よく言えば優しさが見えてくるお話でした。しかし、崩れ落ちたロレンス、ショックのあまりその時話していた『しかし』以降の内容が全く聞こえておらず、まさに気持ちが先走ってしまっている状態といった感じでした。

しかし、今回の襲撃、そこまで外に情報が洩れる感じでもなく動いていた割に、きっちり情報をつかんで襲撃をかけてくるメディオ商会、やはり、町の中いたるところに情報網があったりするのかもしれません。そんなメディオ商会、ホロが狼であることについても掴んでいる様子ですが、これについては何か別の情報源がある様子。これがすなわち、今回メディオ商会がロレンス達を捕まえれば交渉の鍵となると判断した理由となりそうです。

ラストのシーンでちょっと思い出しましたが、原作だと一冊の中の話という感じですが、アニメだと割と別エピソード間のあるお話となるので、結構意外な展開となりそうな気もします。

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