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アニメ ダンジョン飯 19話『山姥/夢魔』 感想

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2024年冬に放送開始した『ダンジョン飯』アニメ、19話『山姥/夢魔』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

19話『山姥/夢魔』

イヅツミ

前回ラスト、マルシルが捕まりピンチといった感じの続きで始まった前半パート。マルシルを捕らえたイヅツミはやはり、シュローPTのメンバーでした。

何やら、彼女には呪いがかけられているとのことで、その呪いの解除をマルシルにさせたいがために後を付けてきていた様子。東方の黒魔術による呪い、かけられていたものは、何かしらの魂を混ぜられたものと、首にかけられた首輪のような呪術。

文字は分からないけど、といいながらもきっちり解呪しているマルシルは流石でしたが、ファリンと同じように魔物と魂が混ざり合った方は解くことができず。

イヅツミが誰に呪いをかけられたのか、なぜシュロー達と一緒にいたのか、というあたりはよくわからないままでしたが、しばらく首の呪いを放置されると式神出現、命を狙ってくるといった感じのものの様で、イヅツミを作り上げた人による首輪としての呪いだったのかもしれません。

これまでの登場人物にはいなかった、魔物食事態を嫌うのではない単なる偏食ということで、キノコを地面に捨ててしまったりと、珍しくセンシが本気で怒っていそうな姿を見ることに。しかし、それでも最終的には彼女になぜそうしなければならないのか、を諭すように語り掛けており、センシ自身の根っこの優しさを感じさせるエピソードでした。

ナイトメア

今回後半は、マルシルの見た悪夢のエピソード。いきなり、真っ白な空間で攻められるライオスから始まり何事かと思いましたが、何やらナイトメアに襲われたマルシルを助けるため、ライオスが夢の中に潜るというお話でした。

マルシルの夢に向かうため穴を掘る場面では、さらっと犬の姿に変身して穴を掘るあたり本当に魔物が好きなライオス。単に穴を掘るだけなら別に犬の姿になる必要はなく、どちらかというと趣味の面を重視したチョイスだった気もします。

そんな、ライオスが辿り着いた、悪夢の中で幼いマルシルを襲っていたのは、何やら得体のしれない生物。マルシルの夢だから、マルシルがどうにかするしかないというのはわからないではないのですが、それでも幼き少女を前面に押し出したり、異様に魔物を見てテンションが上がっていたりと、相変わらずなライオスにちょっと笑う。

しかし、今回のマルシルの悪夢の中の恐怖の根っこが、周囲の人が先に死んでいってしまうという事だったのは、普段のマルシルの態度からはわかりにくいながらも、長い寿命を持つ生き物であるからこその悩みといった感じで、非常に共感。最初こそ、ただの化け物に追われるだけという印象だったのが、ライオスの老化の件から段々とその理由が察せられるようになってくる流れは、実に印象的。

最後は、夢の中であるがゆえに、狂乱の魔術師が持っている魔導書をその手に作り出し突破。モノクロに近い色合いで描かれていた世界が色づいていく表現が、悪夢の終わりを意味しているようできれいでした。しかし、手にした魔導書、結局それを使って殴って終わりというのは、ライオスの突込みと同じ感想が頭に浮かんでちょっと笑う。しかし、魔術に対してはいい加減なことができないマルシルだからこそ、自分の理解を超えている狂乱の魔術師の魔導書は、夢の中だったとしても、安易に魔法としては使う事が出来ず、直接殴るという行動をとったのかもしれません。

無事、悪夢から抜け出した彼女の前で始まる、ナイトメアの料理パート。夢に干渉する生き物ということで、何となくゴーストのようなものを想像していたのですが、実際のところまくらの中に潜む貝の様な魔物。

調理後には食べていた夢を蜃気楼として外に出す貝。マルシルが覚えている夢では、何やらかわいらしいワンコに助けられるファンタジーな夢に悪夢が変換されていたマルシル、彼女の感じていた周囲の人々が先立つことへの恐怖についても、少し気持ちを楽にさせることができたのでしょうか。

今回の後半のお話は改めて思うと、前半のイヅツミ登場のエピソードについても、マルシルのファリンに対する負い目の部分に焦点を当てるためという面もあったのかもしれません。

新たな仲間を加え、ファリンをどうにかするために、地下へと向かうライオス達。果たして次はどのような魔物と遭遇するのか。

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