レジェンド編完結ガッチャード35話感想・考察『ゴージャスタイム、レジェンダリーは終わらない』【仮面ライダーガッチャード】

2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』35話『ゴージャスタイム、レジェンダリーは終わらない』の感想記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

35話『ゴージャスタイム、レジェンダリーは終わらない』
次回36話『ケミーの起源！我は理解する』
仮面ライダーガッチャード毎週日曜9：00放送中

35話『ゴージャスタイム、レジェンダリーは終わらない』

宝太郎VSカグヤ

まさかの3話続きとなった長編エピソードレジェンド編がいよいよ完結。

なまじこれまでずっと一人で戦い続けてきたカグヤだからこそ、今回宝太郎の世界を巻き込んでしまったことを悔やみ、再び一人で決着を付けようとする。

上空に出現したトゥームズクロックは、世界の崩壊を告げる時計とのことで、前回ラスト意味深に声だけ出現したハンドレッド幹部たちは、それを設置してそのまま帰っていき、思ったよりもあっさり退場。流石に、追加で登場して戦うというわけではなかったようです。

そんな、ドゥームズクロックの対処に一人で向かうために、あえて宝太郎と仲たがいをしたというのが、カグヤの思惑だった様子。元の世界でも一人で戦っていたがゆえに、こういう状況でも一人であることを選ぼうとするカグヤ。そして、それでもそんなカグヤについてく宝太郎との関係が際立つお話でした。

まさかのギギスト様

初登場からいまいち出番が少なくちょっと影が薄い感じもあった冥黒の王ギギスト様。

今回は、ついにしっかりと表に出て活動を開始。前回やられたアークワンを復活させ世界の崩壊を止めに向かう宝太郎達の邪魔をさせるように仕向ける。何やら人の悪意を増幅させるような演出も入り、執拗にカグヤを狙うようになったアークワン。

プラチナガッチャードと、レジェンダリーレジェンドの二人がかりということで、再びやられそうになりますが、そこできっちりギギスト様が妨害に入る。さらにおまけとばかりに、4体のケミーを合体させマルガムに。

そのうちの一体は宇宙を気ままに飛んでいる様子だったものを捕まえて強制的にマルガムにさせており、これまでのマルガム化よりもより強力。属性を超えた四重錬成とのことで、これまでの敵がやってきた錬成をあっさりと超えるものを作り出すあたり、やはりここまでの敵と比べても桁違いの力を持っていそうです。

しかし、今回アークワンの世界を壊してもいいんだろうとい言葉に対しては、世界を壊してしまっても、また作り直せばいいという答えを返すギギスト。まさに錬金術の根源といった感じもあるセリフでしたが、果たして何を目的として動いているのか、気になるところです。

そして、今回ケミーの扱いに再び怒る宝太郎でしたが、レベルナンバー10の連打だったり、取り戻したケミー達を使っての攻撃だったり、いつも以上に苛烈だった気がしました。

レジェンダリーレジェンド

宝太郎がケミーを仲間として力を借りるように、カグヤ様は自分自身が仲間であるとのことで、何やら強化フォーム一斉召喚というか、分身を見せるカグヤ様。さらに今回は、グランドジオウから前回登場しなかったレジェンドライダー連続召喚を見せてくる来ました。ないやら召喚していく中、鎧武では一度旗を取り出してしまい、ちょっとギャグっぽい空気を見せましたが、あの旗本編では強かった気がするのでちょっともったいなかった気もします。

さらには、4体のケミーを解放するには4人でライダーキックすればいいんだ！というわかるようなわからないような理屈の元、ジオウから3フォームとガッチャードを合わせてのキックでフィニッシュ。とことなく、ジオウ劇場版の平成を思い出させるようなキックでした。