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ワンパンマン 原作 160撃目 感想 サイタマの強さの秘密を学ぶジェノス

原作ワンパンマン160撃目感想 感想
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ONEにより独自に不定期更新されているWeb漫画ワンパンマン。2026年7月12日に更新された原作160話の感想・考察記事です。ネタバレを含むので注意してください。

サイタマの強さの秘密

ジェノスVSハートギア

前回の更新は4月で3ヶ月ほど間をあけて描かれた続きのお話。前回は、いよいよクセーノ博士の真意が明らかになる中、ジェノスと機神ハートギアとの戦いが始まり、サイタマも二人の元へ走り出す…といったところで終わりましたが、まだクセーノ博士が何かを企んでいるような不穏な気配もある中で始まった今回のお話。

冒頭描かれたのは、ハートギアとジェノスとの戦い。性能だけならジェノスが勝てるはずのないとクセーノ博士が語る相手ですが、ジェノスはサイタマの強さ、理想や夢を心で再現するという強さの秘密を学びそれを実践することで新たな力を見せる。

この学びを得るまでのシーン、ハートギアとの緊迫した戦いの中、サイタマとの何気ないいつものギャグのようなやり取りが差し込まれる。クソ真面目なジェノスに、緩いサイタマがツッコミを入れて、という過去にも描かれた何気ない日常の中で、強さの秘密に繋がるという流れも二人らしい関係が出ているのが良い感じ。

クセーノ博士が語る通り、過去が全て偽りでそこに何もなかったとしても、先生と共に過ごしてきた思い出こそが彼にとってそれに負けないぐらい大事なものになっており、だからこそ、その生活の中で見つけたサイタマの強さの秘密を彼自身もなしえるというのが非常に良い展開でした。

結局のところ、強くなれると信じる、勝てると信じるという心を強く持つことこそが、人間の強さの根元にあるという直球のテーマ。あまりにもまっすぐすぎて逆にクセーノ博士のように、馬鹿にされることもありそうなこのサイタマの強さの秘密を、説得力を持って描けているのが、本作の魅力が良く出ています。

ワンパンしないサイタマ

サイタマの強さの秘密を自らの心で理解し実践したジェノスは、量産された多数の機神ハートギアを相手にしても一切負ける気がしない戦いっぷりを見せる。最後にはそのすべてを破壊しつくすことに成功する。

しかし、その結果、ジェノスの体のパーツが壊れ立ち上がる事すらできない状況になってしまう。心の力だけなら間違いなくハートギアを超えた彼ですが、その体は耐えきれなかったというのは、今の彼の体がサイボーグ、機械のパーツだからなのかも。もし、ジェノスが自らの生身の体であったなら、その体をドラゴンに変えたリュウモンのようにこの心に体が引っ張られこの戦いも乗り切ることができていたのかな、という気もしますね。

そして、最初からジェノスをハートギアと戦わせることが目的のように見えたクセーノ博士。そこには、やはり彼の思惑があり、その目的はこの戦いの中で完成したジェノスの脳を取り込み、本当の機神を完成させることでした。

結果的にクセーノ博士が目的としていた本当の機神として完成してしまったジェノス。サイタマが来てもこれまでのようにただワンパンで倒してしまえばよいという相手ではないその相手を果たしてどうするのかと思ってしまう。

しかし、そんな状況の中やってきたサイタマは、いつものように一発殴って終わらせるのではなく、ひたすらにジェノスの攻撃を耐えるという道を選んでいるのがすごく良い。ただ壊すだけが強さではなく、ジェノスの強さを信じるが故に相手を待つことができる、この待つことができるというのもサイタマの強さ故であって、これまでとは一味違うサイタマのかっこよさみたいなものが見える展開でした。

しかし、ハートギアは複数用意していたり、ジェノスがそれを倒しきっても想定内、サイタマが直接やってきても、どうとでもなると思っていそうなクセーノ博士。まだまだ、余裕綽々に見える彼が、果たして次回どのような顔を見せるのかというのもなかなか楽しみです。

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又三郎

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