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仮面ライダーゼッツ 最終回 50話 感想・考察 『Case50 想う』

感想
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2025年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』最終回50話『Case50 想う』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

Case50 想う

オブリビオンとの決着

悪夢に苦しむなら夢なんて忘れたほうが良い、というオブリビオンの言葉に対して、夢は自分を変える力であると立ち向かう仮面ライダーたちの戦いが描かれた最終回。ただ、前回の時点でねむの気持ちは前を向き進み始めており、既に戦いは終わっていたともいえ、思った以上にあっさりと決着がつくことになりました。

オブリビオンとの戦いの中、ねむ自身が巨大化して一撃かます流れなんかは、ちょっと前期のOPを思い出させるものでした。

最後まで見ても最後に立ちはだかる敵としての魅力は薄めだった気がするオブリビオンですが、夢があるから悪夢が産まれる、それなら全部忘れてしまえばいい、という夢に対する立ち位置自体は、眠ってみる夢と、将来の夢、二つの夢をテーマにした本作の最後の敵にふさわしい物だったように思える。ただ、やはりどうにも莫達との関りが薄く、この戦いに関してはいまいち乗り切れなかったかな、という感想が残ってしまいました。最後に使った、ハートオブインパクトカプセムについても、ゼッツの胸ベルトで心臓を撃つモチーフによく合ってはいたものの、夢というテーマそのものとは少しかみ合っていないようにも思え、正直3人の一撃で決着をつけてしまってもよかったんじゃないか、と思ってしまいます。

コードナンバー8

オブリビオンとの決着そのものは、個人的にそこまで気持ちが乗らなかった本作ですが、その後、後半パートを使って描かれたエピローグの方はなかなか良い感じでした。

最後に登場した8のリングを持ったコードナンバー8、CODEの復活を狙ってゼッツドライバーを探す彼でしたが、結局そのミッションを誘導していたのが莫本人というのは、この莫の行動はかつてゼロが莫に対してやっていた事を思い出させます。自らの後輩であり、CODEが崩壊してなお残ってしまった呪縛を最後に莫が振り払って終わるという展開はある意味で、ゼロが作ってしまったCODEに絡まる因縁の決着をつけたお話ともとれなかなか良い感じでした。

小鷹が戻った怪事課の様子も描かれたり、結局最後は誰にも思い出してもらえず一人になってしまったジークだったり、夢の世界でねむと共にいることができたザ・レディだったりと、皆のその後が思ったよりもしっかりと描かれる。

そんな本作ですが、最後にきっちり莫が目を覚まして終わるというラストを描いてくれたのは非常に良いところ。一人で莫の部屋にいた美浪が何とも可哀そうでしたし、結局あれだけ頑張った莫がある意味で一人犠牲になって終わるような終わりでは流石に寂しい。あのまま夢の中から世界を守るエージェントになって終わりでもおかしくない展開だったが故に、ラストのサプライズ的に差し込まれて良かったです。

仮面ライダーゼッツ 全体の感想

中盤の展開でそれまでの世界を予知夢の夢落ちにする、というなかなかびっくりな話を仕込んできた本作。ただ、結局夢落ちにした後の世界でも、コードナンバーファイブやシックスは犠牲になってしまったりと、その時思ったほど予知夢を生かして理想の世界を作るという流れにならなかったのは少し肩透かしを食らったように感じてしまいました。

また、前半の交流パートが予知夢になったことで、そのすべてが無駄だったというわけではないにせよ、登場人物たちの交流が薄めになってしまったようにも思えたのも少し残念なところ。個人的に思い入れを持てた関係は、莫と美浪の間ぐらいで、それ以外のキャラクターへの思い入れはちょっと薄めになってしまいました。

序盤の人助けパートが全て予知夢になってしまったことで、前半の一般人たちとの交流も全て無駄になってしまったというのもちょっと寂しい。そもそも、いまいち序盤の人助けすっきり解決する展開が少なかった気がしたのも、予知夢による夢落ちが予定されていたからなのかもしれません。

ボムナイトメアの件を阻止したことでナイトメアの拡散が行われず、そのあたりの事件はそもそも発生しなくなったということなのでしょうが、人を助けるパートが薄くなることでお話の内輪感が強くなってしまったように思えました。

とはいえ、エクスドリーム製作の流れだったり、眠って見る夢と、人が叶える夢を重ねた話の作り方は結構好みな部分もあり、個人的に要所要盛り上がるところもあったのは事実。ただ、その後の展開が思った以上にハードで気持ちよく解決といかない所が続いたのも、いまいち話にノリきれなかったところに繋がったのかなという気もします。

仮面ライダーマイス

そんな中、最終回という事もあり、恒例の次作の仮面ライダーへのバトンタッチが行われることになる。マイスに変身する音澄宙が登場し、ゼッツにライドエグズを託して終了となったのですが、その性格が思っていたのと違ったのが好印象。

ねずみのライダーということで、もうちょっと丸い性格をしているのかと思いきや、結構根っこの強さを感じさせる発言もありなかなか意外な描写となっていました。

次回作は干支をモチーフにしたライダーながらも、なぜかねずみの座は猫に奪われているという気になる設定もある作品。序盤から謎が張り巡らされていそうな作品となっており、来週からの放送開始が楽しみです。

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又三郎

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