2025年 RTA in Japan Summer
2025年6月27日に、一般社団法人RTA in Japanにより運営されるRTAイベント『RTA in Japan』 夏のスケジュールが発表されました。様々なゲームをいかに早くクリアするかを競うRTAのイベント。
対象となるゲームには、『ドラゴンクエスト』シリーズのようなRPG作品、『BIOHAZARD RE:2』や、『Minecraft』などの著名な作品が登場。SwitchのJoyConを使いお尻を振って戦う『ケツバトラー』も含まれており、果たしてどのようなプレイヤーの姿が見られるのか楽しみです。
RiJSummer2025は、8/9(土)~8/15(金)の1週間開催。オンラインでの動画配信もありますが、オフラインでは東京都千代田区の『note place』が会場となるようです。
任天堂作品がない?
そんなRTAイベントである『 RTA in Japan』ですが、今年のスケジュールには、『スーパーマリオ』や、『ゼルダの伝説』、『星のカービィ』といった任天堂作品が1作もないというのが気になる所。
前回の開催である2024年冬のRiJではも多数プレイされていただけに、2025年夏の開催で任天堂作品がないようです。単に選出されなかっただけと言えばそうなのですが、なかなか珍しい状況ということもあり、その理由について、SNS上では色々と噂になっているようです。
任天堂の配信ガイドラインが関係?
その噂の一つとしてあがっているのは、ゲーム会社が出しているガイドラインに関係しているのではないかというもの。
RTAでは、過去のバージョンでしか起きない不具合を利用しタイムを短縮するといった手法がありそちらがガイドラインに引っ掛かるのではないかという指摘がされています。ただ、会社によっては最新バージョンの適用が指示必要とガイドラインに記されている場合もありますが、任天堂のガイドラインにはそういった記述はありません。
もう一点、ストリーミングや動画投稿に関するガイドラインは、あくまで個人を対象としたものとしているため、非営利とはいえ法人化している一般社団法人RTA in Japanは、ここが引っかかっているのでは?という指摘もありました。ただ、こちらに関しては、カプコン等の任天堂以外の配信ガイドラインにも同様の記述があり、今回のスケジュールには、『BIOHAZARD RE:2』といった他社の作品はあることからなぜ任天堂だけなのか?という疑問が残ります。
ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン

また、もう一つ考えられるのは、任天堂が出している、ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドラインに引っ掛かったのではないか?というもの。こちらのガイドラインには、『コミュニティ大会の開催において、スポンサー等の第三者から物やサービス、金銭等の提供を受けることはできません。』という記述があり、厳密にはゲーム大会ではないとはいえ、コミュニティで集まってゲームを配信するRiJにて、協賛企業がいることがガイドラインに引っ掛かったという事も考えられます。
ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン

結局理由は不明
色々と憶測はできますが、結局のところ任天堂作品の不在に関しては公式からの発表はなく、ガイドライン等理由は考えられます明確に問題と言えるほどの物は見つかりませんでした。
そのため、今回のRiJになぜ任天堂作品が含まれていないのかはわからないまま。色々と噂はありますが、単に今回は任天堂作品が選出されなかっただけ、という事なのかもしれません。
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