グノーシア
2025年秋より放送開始、ゲーム『グノーシア』を原作としアニメ化した作品『グノーシア』の感想記事です。
ゲーム版は既プレイでの感想記事となっており、本筋のネタバレとなるの話題は避けますが、一部ゲームと絡めた話も含みますのでご注意してください。
未来ある世界
ゲームとは違う世界
先週特番が挟まれ告知されたエピローグのお話の1話目となった今回。舞台は、セツのおかげでユーリのループが終わったあとの世界。その世界で、ユーリはただ一人セツの記憶を持った人物となっており、それゆえに周りの記憶の齟齬と、自分のための消えたセツに対して苦しんでいる様子。
原作となったゲームでも最後に消えたセツに絡むお話はあり、ゲームならではの方法でその解決へと導くことになりましたが、アニメではその手段は使えないわけでどうするのかと思っていましたが、ゲームとはまた違う、セツが消えた後のユーリの行動を見ることができるというのが面白いところ。
検査のために船が軍港に接続したり、実際にグノーシアの世界に生きる人たちの姿を見ることができたりと、アニメならではのお話を見ることができました。
個人的に面白かったのは、軍港にいる軍人たちがセツと同じ軍服を着ていたという事。セツも軍人なのだから当然の話ではあるのですが、ゲームではセツ以外に軍人は登場しなかったこともあり、あれが軍服なのはわかっていても、いまいち実感がなかったものが、他の軍人の登場したことで一気に実感を伴わせるものになりました。
そして、驚いたのは銀の鍵がアンティークショップで普通に販売されていた事。確かに、そこまで貴重な物だとするなら結構本編でのラキオの扱いが雑だったように思えましたが、お店で普通に売られているのを見るに、実際はそこまで貴重な品というわけではないのかもしれません。
そうなると、結構あの世界ではループに巻き込まれ様々な世界を繰り返している人物が他にもいるなんてこともあるのかも。なかなか語られることの少ないグノーシアの世界ですが、まだまだ気になることは多そうです。
面倒見のいいラキオ
そんな今回も出番の多かったラキオですが、細々と彼の面倒見の良さが描かれていたのが良い感じ。個人的にツボだったのは、軍港へ入る前のレムナンへの一言。
身分を調べられることを恐れるレムナンに対して、軍港に入らなければよいとさらっと一言伝えただけのシーンでしたが、そもそも、本当にレムナンがどうでもいいのであれば、思ってもそんなことを口にする必要はないはず。ちらっと声をかけること自体が、一見すると高慢さを感じさせるラキオの中にある、面倒見の良さをしっかり描いているようでよい感じでした。
また、今回ラキオは改めてユーリに対しても助言を行う。今回のユーリは、銀の鍵を使いループを行えば、セツのいる宇宙に銀の鍵と共に行けるかもしれないという可能性にかけようとする。
ただ、それを行えば、そちらの宇宙にはこちらの宇宙の本物のユーリと、自分のユーリ二人が存在することになり、再びその問題が発生してしまう事を指摘。流石のラキオでも、その解決策まではもっていないようで、セツを忘れることだけが今のユーリにできること、と語る流れはなかなか寂しい物でした。
しかし、そんな今回ラストまさかのオトメとの会話から、セツへの繋がりが見えてくる。それもまさかの以前の釣り回でオトメを釣り上げた際の、針の痛みがきっかけと、思いがけぬところから話が広がってくる。
ちょっとした、息抜き回なのかと思いきや、重要な要素となった痛みの思い出。それが、セツがこの世界から完全に消えてしまったわけではないことを示す証拠となりました。
とはいえ、それだけでセツを助けられるわけではなく、まだまだ問題の一つのとっかかりがつかめただけといった感じ。果たして、次回ここからどのようにセツを助けるための動きにつなげていくのか、気になるところです。


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