2026年3月3日から放送開始となったTXQ FICTION第5弾『神木隆之介』第1回の感想と考察になります。放送のネタバレも含まれますので注意してください。本作は、Tverなどでの見逃し配信が行われています。
神木隆之介(1)
昨年12月に公開されたUFO山から3カ月での新作と、これまでのペースと比べると少しめなスパンで公開となった新作『神木隆之介』。そのタイトルの通り、実在の俳優神木隆之介さんを主演にしたフェイクドキュメンタリー番組。これまでのTXQFICTIONと異なり、まだまだここから何をしていくのか?という点は疑問ですが、久々に本格的なホラーテイストの作品となりそうな予感を感じさせる1話でした。
神木庭
冒頭のお話は、2025年10月26日に開催された神木庭と呼ばれるイベントの一環で流された心霊スポット『てるちゃんハウス』のロケ映像がメイン。
てるちゃんハウスは、2000年頃から祈祷師を名乗るYさんを中心に、悩み相談や民間療法を実施していたとのこと。次第に人が集まり、人が住み込むようになったその家ですが、悪魔につかれた子供に対して儀式が行われ、その結果2010年ごろから空き家になったとのこと。しかし、いまだその家には何か人の気配がする上、家にはてるちゃんと書かれた悪魔が封じられた写真が貼られているとの噂もありロケに向かう事になったようです。
神木隆之介さんによるロケの映像は、なかなか本格的なホラー映像となっており、廃墟となった家の中には、てるちゃんと書かれた噂の写真が残されていたり、突然聞こえる謎の音、先ほどまではなかった野球ボール、最後には神木さんを引っ張る黒い影など、なかなかゾワゾワさせる内容でした。
しかし、その映像が全て終わった時点で、これらが全てフェイクの映像であったことが明かされる。つまり、そこまでの映像は神木さんの製作したフェイクドキュメンタリーであったことが語られました。
ちなみに、この神木庭というイベント、実際には行われていないようで、そもそも神木庭の映像自体がフェイクドキュメンタリーの一環の様です。観客の反応や、モザイクで姿を消されている様は、てっきり本当にあったイベントなのかと思ってしまうほど生々しさがありましたので、後で調べてびっくりしてしまいました。
TXQFICTIONで作る続編
ある意味ここまでのお話は、今回の作品の導入といった感じで、本作の本番ははここからTXQFICTIONにて作られることになった『神木隆之介』本編のメイキング部分。
神木さんは、元からTXQFICTIONに興味を持っていたとのことで、マネージャーさんからの打診で政策がスタート。神木庭で作られた映像をベースに、お蔵入りになった映像という設定で、新たなフェイクドキュメンタリーを作っていこうと話が進み、今回はいよいよ製作開始といったところで1話は終わることになりました。
フェイクドキュメンタリーを作るフェイクドキュメンタリーという話で、あくまですべてはフィクションなのですが、1点不穏なのは、てるちゃんハウスにあった、てるちゃんと書かれ壁に貼られていた写真は、仕込みではなく最初からそこにあったとい点。
顔が擦り切れ、手や首筋には赤い血が出ているような不気味な写真。神木さんが作ったフェイクドキュメンタリーでは、そもそもその写真が元となりてるちゃんハウスと呼ばれるようになった、という設定。その設定が作られたものであるなら、なぜそんな不気味な写真がそこにあったのか?という一点のみは、明確な謎として残ったまま。
フェイクドキュメンタリーを作るフェイクドキュメンタリーという事で、見ていても段々どこまでが設定なのか、曖昧になりつつあるが故に、その不気味さが際立っているように思えました。
役者の子供という設定の理由は?
今回見ていて少し気になったのは、神木さんはてるちゃんを役者の子供という設定を割り当てていたところ。それまでは特に設定などないはずのその少年の話に自分と同じ役者という立場を割り当てたことに何か意味があるのかと思ってしまいました。
ただ、その後の話では、1981年10月25日にてるちゃん(水島輝久)が書いた、ファンレターへの返信の手紙が見つかったという設定でフェイクドキュメンタリーを作る為だったとされているので、その話を想定していたが故に、てるちゃんの設定を決めたという事はありそう。
ただ、如何せんてるちゃん自身がその不気味なポスターから着想を得た存在であり、そもそも、この作品がフェイクドキュメンタリーであるという事を考えると、神木さんにフェイクドキュメンタリーを作りたいという考え以外にも、動画を作ろうとする理由があるのかな、などと思ってしまいました。
神木隆之介さんが何かに気付いてこのフェイクドキュメンタリーを作っているのか、はたまた、何も知らずにフェイクドキュメンタリーを作ろうとする中で、踏んではいけないものを踏んでしまう事になるのか。
ここからの展開は色々なパターンが考えられそうですが、そもそも、どこまでが設定なのか、あの手紙は本当に仕込みではないのか?、色々な部分を疑いながら見ていく必要もありそうなのが面白そうなところ。
フェイクドキュメンタリーの中のフェイクドキュメンタリーを見ていると、どこまでがフィクションなのかが曖昧になっていく感覚があり、この感覚が今後の話にどのように生かされていくのか気になるところです。
Tverにて配信
Tverでテレビでの放送終了後より配信開始しております。
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