この記事には、2026年5月15日に公開された映画『君のクイズ』のネタバレが含まれますのでご注意ください。
君のクイズ UNDERTALE(アンダーテール)が目立ったのはなぜ?
クイズ番組の優勝者はなぜ問題を1文字も聞かずに正解できたのか?という謎を追い求める映画『君のクイズ』。その中で、トビーフォックスによるインディーゲーム『UNDERTALE』が大きくピックアップされることになっていました。
作中序盤でパッケージが大きく描かれ、別れた恋人切り桐崎と二人の関係を描く際にも登場、EDのスタッフロールでも特別な扱いを受けていたUNDERTALE。この記事では、ゲームが原作でも登場していたのか、なぜここまで大きく描かれたのかを考察してみます。
UNDERTALEは原作で登場する?
まず気になるのは、映画の原作である小川哲による『君のクイズ』にUNDERTALEが登場するのか?という事。
その答えは登場する、というのが正しいのですが、その扱いは映画と比較するとかなり小さめとなっています。UNDERTALEに絡む流れ自体は、元恋人である桐崎との関係を描く際に、彼女が好きだったゲームとして登場しており、映画との設定に違いはないもの。ただ、原作ではあくまでその問題が出た際のエピソードとして彼女との関係が用意されただけで、映画で登場したシーン程大きくピックアップされる作品というわけではありませんでした。
映画では、スタッフロールの中でも最後に登場し、本作に登場したクイズの中でも意図的に『UNDERTALE』に絡む問題が大きく取り上げられていたことがわかります。
ちなみに、少し余談なのですが、作中登場した刀剣乱舞の三日月宗近のエピソードなども、原作にも登場したものとなっています。原作では他にもゲーム『サイレントヒル』やアニメ『響けユーフォニアム』などのクイズも登場しており、その一環として『UNDERTALE』も登場したという面もありそうです。
スタッフの趣味?
原作と比較して大きく扱われているとなると、その可能性として浮かんでくるのは監督やスタッフの趣味的な面が大きく出ていたのではないか、というもの。
そこで、監督である吉野耕平さんのXなどで情報を見てみたのですが、そこまでUNDERTALEに大きくかかわっていたり、ファンであると公言しているわけではない様子。
表に出していないだけ、という可能性もなくはないですが、スタッフの趣味が大きく反映されたというわけではなさそうでした。
原作と違うお話を描くため?
色々と調べてみましたが、直接的にUNDERTALEをピックアップする切っ掛けのようなものは見つけられませんでした。
ただ、一つ思い当たるものとしては、映画の『君のクイズ』は、原作とはかなりお話が変更された部分が大きく、特に物語のラストや、元恋人である桐崎とのエピソードは大幅に追加されたものである点が大きくかかわっているのかもしれません。
原作では、子供を流産したくだりや、ラストの二人の関係のやり直しの可能性を示唆させる展開は一切なく、あくまで主人公の過去の一幕という扱いだった彼女の存在が、映画では話のオチに使われるほど大きくピックアップされています。
おそらく、映画として話を盛り上げるために変更されたお話ということなのでしょうが、そんな彼女との関係をピックアップするうえで、その繋がりとなるUNDERTALEもまたより大きくピックアップされた、なんてこともあるのかもしれません。
また、映画と原作では話のオチとなる、0秒解答を決めた本庄絆の考えも、根本的に違う部分があり、映画では人と人との関係に正解はないが追い求める必要があるというメッセージ性が強く描かれているように思えました。そういった点が、『UNDERTALE』の世界観と重なる部分がある故により大きく扱う事になったとも考えられそうです。
今のところ、明確な答えは出されていない『UNDERTALE』ピックアップの謎ですが、原作とは違う映画としての色を出すために、一つの目印として大きく取り上げられた、というのが一番ありそうな気がしますね。
参考:wikipedia




コメント