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二十世紀電氣目録 ユーレカ・エヴリカ 1話感想 電氣少年

二十世紀電氣目録 ユーレカ・エヴリカ1話感想 アニメ
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二十世紀電氣目録 ユーレカ・エヴリカ

2026年夏アニメ、『二十世紀電氣目録 ユーレカ・エヴリカ』の1話『電氣少年』の感想記事です。アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。

電氣少年

二十世紀電氣目録の謎

蒸気の音が鳴り響く何とも独特なスチームパンクな世界を舞台に明治時代を舞台にした作品。『二十世紀電気目録の謎』ではなく、『二十世紀電氣目録の謎』といった旧字体が使われているのも独特。では、なぜこんな世界になったのかという話は冒頭で軽く触れられ、テスラなどの電気に関わる若き天才たちが若くして亡くなってしまったから、と結構力づくながらもなかなかにわかりやすい説明がなされました。

そんな本作の冒頭に描かれたのは、タイトルにもなっている『二十世紀電氣目録』とは何なのか?というお話。主人公である坂本喜八の幼き頃と、その兄である坂本清六の二人が蒸気が発展した世界で電気を認めさせようと奮闘する中で『二十世紀電氣目録』で電気の時代を作ると意気込んでいました。

ちらりと映った限りでは、そこに描かれていたのは、坂本喜八による電気の活用法に関する想像とでもいうような内容、さらにその文章もまさに子供が書いたものといった程度にしか思えず、なぜそこまでこの本に熱意を注いでいるのか、という点はまだまだ謎。

ただ、今回坂本喜八が、幻灯を見せた際に、それで盛り上がる人々の姿を見ていたのを見るに、電気を作ることで世界にもたらす明確なビジョンのようなものを描いていたということはあるのかも。わかりやすい、その電気を使ったわかりやすい世界の形がその中に描かれているからこそ、電気を世に広めていく、一つのモチベーションになるなんてことはあるのかもしれません。

そんな二十世紀電氣目録ですが、兄が戦争へと持っていき、そのまま兄が行方知れずになってしまっていたとのことですが、なぜかヒロインである百川稲子の姉が、それを持っていたり、目録を巡って争うだろう三添洋輔が、異様な執着を見せていたりと、やはりその扱いが不思議。三添洋輔は、蒸気技術で成り上がったという点を考えると、電気の技術が世に広まるのが困るが故に、消し去ろうとしているとも取ることはできそうですが、まだはっきりとはしません。

戦争へ行った兄が、電気の力を使って大きな成果を上げた、そして、その時に手に持っていたのが『二十世紀電氣目録』であるが故に、そこに何かが隠されていると信じ皆が求めている、なんてことはあるのかもしれませんが、如何せん最初に中身が見えた視聴者視点からすると、そこまで重要なものなのか?という疑問は残ってしまう。

何はともあれ、この『二十世紀電氣目録』に関する謎が、本編の大きなカギとなるのは間違いなさそうです。

電気技術はまだまだ?

幼い頃に兄とともに電気の時代を作ると誓い合った坂本喜八ですが、それから兄は死に、それ以降電気の技術に大きな進展はもたらせていないように思えました。

今は、裏で電気の研究をつづけながら、表では機械修理をして暮らしている様子。今回の幻灯に使われた電球は、フィラメントに紙を使っているとのことで、すぐに焼き切れてしまう物でした。たくさんの電球を並べていたのは、すぐに切れるのを前提として交代でつけていくためだった、という事なのかもしれません。

そのあたりはまだわかりませんが、今回の描写を見るに、電気の技術を大きく伸ばすことはできていないのは何となく見えており、既に発展した蒸気技術に成り代わっていくには、まだまだ技術が足りているとは思えないもの。

作品の冒頭でこの状態となると、これから先どんどんその技術を発展させていくという事が軸になっていくのかもしれませんが、そのあたりは『二十世紀電氣目録』を求めている三添洋輔の次回の行動次第といった感じもします。今のところどのようなお話になっていくのが見えないのが、不安でありながらも楽しみでもあるところですね。

なかなか癖の強いキャラクター達

そんな本作ですが、登場するキャラクター達が、そのかなり誇張した表現も相まって、なかなかの癖の強さを持っているのが面白いところ。

主人公である、坂本喜八は、元から気弱なところはあったのでしょうが、戦争に行って帰ってこなかった兄の存在からあらゆることへの不信感を持っている様子。また、幼いころから暗闇を異常に怖がっており、それは成長した後も続いているようですが、そこにも何か理由があるのか気になる。

基本的には人を寄せ付けない性格といった風に見えましたが、いざ、機械の事を褒められるとぺらぺらと長話を始めたりと、機械や、電気技術への想いは見えてくるのは良い感じ。

ヒロインである、百川稲子については、今時珍しいぐらいのドジっ子的なキャラクター。その代わり、何かを信じるという一点だけは、強い気持ちを持っている様子。人を信じる様子や、その素直さなんかは坂本喜八の対極にあるようにも思え、だからこそ互いの足りない部分を補っていけるなんてこともあるのかもしれません。

また、『二十世紀電氣目録』を求めて争うだろう三添洋輔については、1話の中だけでもその目的の為なら手段を選ばない感じが良く出ている。気持ちよくやってきて金を返せと宣言し、いざ婚約が決まれば早々に家の中をあさりだしたりと、何ともその気持ちがよく見えるわかりやすい悪役といった感じがしました。

ラスト、喜八に抱き着いて「my wife」と語っていましたが、これは稲子と間違えたというだけなのでしょうが、『二十世紀電氣目録』を書いた喜八相手なので、むしろ最初からそちらが狙いだったのでは?とも少し思ってしまいます。

キャラクターを過剰なまでに分かりやすくキャラ付けしているのは、ちょっと人を選びそうではありましたが、1話ながらもどんな人物なのかがすぐに呑み込めるように作られているとも取れ、今後の展開がスムーズに進みそうで良いですね。

1話を見たかぎりでは、まだまだ謎ばかり、果たしてこれからどうなるのか、何をするのかがさっぱりわからない本作。どのようなお話となっていくのかこれからが楽しみです。

ちなみに本作、ネット配信がNetflix限定となっており、少し見返しにくいのがネック。テレビ放送の録画など必須となりそうです。また、製作に当たる京アニが関わるKAエスマ文庫から原作小説が発売されていますが、他の京アニ作品と同じように内容はかなり異なるようです。

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又三郎

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