大阪・京都の発売日「首都圏から1日遅れ」
2026年10月29日、本や雑誌の発売日について、大阪府や京都府の中心部でも首都圏より1日遅らせる案が報じられました。
今回の案は、日本出版取次協会による出版物流の見直しに関するもので、2027年4月からの実施を目指しているとされていますが、現時点では提案段階であり、実施内容が確定したわけではなさそうです。
記事に添えられた画像では、首都圏を基準とした発売日の遅れについて、現在の状況と変更案が以下のように示されています。
| 都道府県 | 書籍発売日 | 雑誌発売日 |
|---|---|---|
| 北海道 | +1日→+2日 | +2日→+3日 |
| 福井 | +0日→+1日 | +1日→+2日 |
| 三重 | +0日→+1日 | +0日→+1日 |
| 大阪・京都 滋賀・奈良・兵庫 | +0日→+1日 | +0日→+1日 |
| 大分・宮崎 熊本・鹿児島 | +2日→+3日 | +2日→+3日 |
大阪・京都だけではなく、北海道や福井、三重、滋賀、奈良、兵庫、大分・宮崎・熊本。鹿児島等、現在既に配送が遅れている地域を含め他の都道府県へも影響があるようです。
そんな中、漫画を読んでいる身として気になるのは『週刊少年ジャンプ』などの漫画雑誌や、ジャンプコミックスなどの漫画単行本も対象になるのかという点です。
過去にも本や雑誌の発売日が遅れた事例がある
このニュースを見た時にまず気になったのは、大阪や、京都の中心部でもという記述でした。この件に関して調べてみると、2024年4月にも出版物の輸送スケジュールが変更されており、一部地域で雑誌の発売日や書籍の配送日数に影響が出ていたことがわかりました。
日本出版取次協会と日本雑誌協会が2023年11月に公表した資料によると、2018 年に働き方改革関連法の改正法により、2024年4月1日から、京都府と兵庫県の共同配送エリア、和歌山県、愛媛県では、原則として雑誌の発売日が1日遅くなる変更が実施されました。なお、一部の雑誌については、従来の発売日が維持される、とされています。
また、書籍についても、これらの地域では配送に従来より1日多く必要となる変更が行われました。秋田県と岩手県でも、雑誌の発売日は従来どおりとする一方、書籍の配送には1日多く必要となる変更が発表されています。
このように、過去にも地域によって雑誌と書籍で異なる対応が取られていました。
参考:日本出版取次協会「2024年4月以降の輸送スケジュールの変更について」
週刊少年ジャンプなどの漫画雑誌も一時的に遅れていた
2024年4月の輸送スケジュール変更時には、『週刊少年ジャンプ』『ビッグコミックスピリッツ』『ヤングマガジン』などの漫画雑誌では、一部地域で店着日が通常より1日遅れる事例がありました。
日本雑誌協会が公開した「2024年問題に伴う輸送スケジュール改編について」の資料では、2024年4月1日発売分の雑誌の店着日の変更が示されています。一方で、これらの雑誌については「翌週以降 店着日格差なし」と記載されており、翌週以降も継続して発売日が1日遅くなる変更というわけではなかったようです。
参考:日本雑誌協会「2024年問題に伴う輸送スケジュール改編について」
一方、漫画単行本などの書籍については、地域によっては配送日数が従来より1日増える変更が行われており、発売日に影響が出ているようです。
過去の事例を見ると、漫画雑誌は一時的な店着日の変更にとどまったケースがある一方、単行本などの書籍については配送日数そのものが変更されている地域もありました。
今回は週刊少年ジャンプも対象になるのか?
今回報じられた案では、これまで首都圏と同日発売だった大阪や京都の中心部でも、一部の本を除いて発売日を1日遅らせる可能性があるとされています。
過去には、輸送スケジュールの変更によって『週刊少年ジャンプ』などの漫画雑誌が一時的に1日遅れて店着する事例がありましたが、その後の販売スケジュールはそれまで通りとなっており、今回の変更でも発売日が遅れない1部の本に当たる可能性はありそうです。
一方、単行本などの書籍については、地域によって配送日数が増える変更が行われてきた経緯があり、今回の案によって発売日に影響が出る可能性もあります。
ただし、現時点では『週刊少年ジャンプ』が対象になるのか、漫画単行本の発売日が変更されるのかは不明です。「一部の本を除き」とされているものの、具体的にどの出版物が例外になるのかも明らかになっていません。
今回の変更はまだ提案段階であり、実施内容が確定したわけでもありません。今後、対象地域や対象となる出版物について、出版取次や出版社からの続報が待たれます。


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