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アニメ10話感想 ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜 『討伐隊を追って』

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2023年夏に放送開始した『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』アニメ10話『討伐隊を追って』の感想です。原作ゲーム未プレイでの感想ですが、ネタバレなどもあるので未試聴の方は注意してください。

10話『討伐隊を追って』

竜討伐

前回出現した街道の竜について、村の中でも意見が割れている様子。竜を討伐派はボースの父親、外部との交流を積極的に進めようとしていた派閥なので、邪魔な竜を討伐したい。それに対して、穏健派は竜は守護獣として、その存在を認め逆に自分たちが外とのかかわりを再び断つべきという。

実際、アンペルさんの話を聞く限りだと、竜はもともと魔物への対抗策として使われていたようで、守護獣として扱われていたこと自体は正しいのかもしれない。とはいえ、既に外との交流を経て物のやり取りなど今更なくすこともできないというのも事実。このまま討伐という流れになるのか。

ボースの父については、ボース自身も討伐隊に加わると息巻いていましたが、実際に息子が行こうとするとどこか心配するそぶりも見せる。本当のところは言ってほしいわけではなさそうです。

むしろ、頑なに竜討伐を進めようとしているのはボース自身のようで、前回の試験でライザたちに後れを取ったことが響いている様子。ライザたちとも幼き頃からの友人だった彼らからすると、色々複雑な思いがありそうです。

アンペルさんたちは、先週も言っていた斥候の痕跡を改めて見つけた様子。先週せっこう、という音だけ聞いて石膏?と頭の中で理解して勘違いしましたが斥候でした。あの魔物自体は情報をあさる先遣隊のようなものということか。

それぞれの家族とのやり取り

新しいフラムを完成させたライザ、父親から新しい件を貰ったレント、そして、アンペルさんからの教えの元、一緒についていくタオの三人。

タオは文章を読めるだけで何ができるのかと少し考えていましたが、なんだかんだ前回の竜が絡む中では、一番役に立っていた気がします。遺跡に関する部分では彼がカギになりそうな気がします。

クラウディアも、初の冒険に同行ということで、父親の心配していますが、実際クラウディアがついて行って何ができるのかというのは気になるところ。このあたりについては父親の言う事の方が正しいような気がする。

個人的には、ライザとその家族、レントと父親、クラウディアと父親の三点で、それぞれの家族との話があまりなかったため、ここで家族に背を押してもらえる展開がそこまで響いてこなかったかなという気がしました。

ともあれ、4人による古城を目指す、誰の手助けもない島の外での初めての本当の冒険が始まろうといった感じのお話でした。

しかし、竜を倒してしまうのも、それはそれで正しいのか?という気はします。伝承にもあった通り守り神であったことは事実のようですし、後々アンペルさんたちが追いかける魔物に絡んで何か悪い結果を読んでしまいそうな気もしますが、はたしてどうなるのか。

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