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ゾイド -ZOIDS- 第28話「走れウルフ」感想

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ZOIDS第28話感想走れウルフ アニメ
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ゾイド -ZOIDS-

タカラトミーによるYoutubeチャンネルタカラトミー公式ホビーチャンネルにて、テレビアニメ『ZOIDS』の無料配信が開始。第27話「助けた男」の感想文です。毎週月曜に最新話に更新となるため未試聴の方はお急ぎを。

ゾイド -ZOIDS- 第28話「走れウルフ」感想

アーバイン

今回のお話は、アーバインがメインとなるお話。これまでも、皮肉屋でシビアながらもどこか人情家といった面を隠しきれないキャラクターといった感じでしたが、今回はその人情家な部分が主にピックアップされたようなお話でした。

明らかに見た目が怪しいアーバイン、とある町で盗賊団と勘違いされる。銃弾の雨あられの中、足に傷を受けたアーバインとムンベイは、とある協会に避難する。当たり前と言えば、当たり前なのですが、ケガをしたアーバインを迷わず助けるムンベイが実に仲間という感じでよかったです。

そして、そうこうして逃げ込んだ協会でも、シスターに銃を向けられ勘違いされる。しかし、いきなり銃を構えてくるシスター惑星Ziは治安が悪いのでこれぐらいは必要なのもわかりますが、それを抜きにしてもなかなか気の強い人な気がしました。

この町では、交通の要衝を帝国軍崩れの盗賊に抑えられており、それが原因で町に荷物が届かない。更に、町の中でも自警団が警戒を強めており、アーバイン達も盗賊と勘違いされたという流れでした。

物が届かないというのも問題でしたが、今回のお話で特に問題となったのは、地方特有の熱病のワクチンまでも届かなくなってしまっていたという事。教会で保護している子供たちも、食料の不足による体力の低下もあり、病気を発症、命の危機となってしまいました。

この子供たちの危機という状況で、今回ワクチン回収に動き出したのは、バンではなくアーバイン。いつもならこんな状況だと、最初に考えもなく動き出そうとするのはバンな気がするのですが、今回はアーバインが主導で動き始める。ちょっと珍しい状況だからか、むしろバンの方が逆にアーバインの事を心配している様子なのはなかなか面白い状況でした。

その理由は、アーバインの過去にありました。彼の妹も今回の熱病により亡くなってしまっていたのです。当時無力で何もできず妹を死なせてしまったアーバイン。教会の状況は、かつての自身の妹との状況を連想させ、かつての無力さを思い出させたことが、アーバインが熱くなっていた理由だったようです。

バンとアーバイン

今回のお話、特に印象的だったのは、バンのことをアーバインが認めているという点がピックアップされたところ。盗賊たちの砦に攻め込むときに、正面で敵のゾイドの囮を行うという非常に重要な役割をバン一人に任せるという点。これまでもバンの成長を側で感じていたアーバインでしたが、明確にこういう役割をバンに果たしたというのは、口ではいろいろ言うけれども、本当に彼のことを信頼してのことという感じがしてよかったです。

最終的にバンが相手したのは、レプラプター7体に、レッドホーン3体という大軍勢。流石軍人崩れというだけがあり、かなりの数のゾイド。昔であればレッドホーン一機ですらもそれなりに苦戦していたことを思うとバンの成長も明確に示された回だった気もします。

バンはちょっと焦って失敗し、逃げられたことで少しピンチもありましたが、無事ワクチンの奪還に成功。ついでに、盗賊の殲滅も完了してしまいました。

一人ワクチンを町に届けるアーバイン、不意に遭遇したレブラプターの一撃でコマンドウルフの足を破損。それでもゾイドから降り単身ワクチンを運ぼうとするも、冒頭受けた足の傷もあり、ついに倒れてしまう。かつての自分と同じ無力さを再び感じる最中、現れるバン。

今のアーバイン委は昔と違い自分を助けてくれる仲間がいる。そのことを強く感じさせるシーンでした。

次回29話「大空の勇者」

次回、ストームソーダ登場。大空の勇者というと、スラッシュゼロの方のレイノスの話をちらっと思い出しましたが、あちらは荒鷲の勇者でした。そのパイロットシートには、何やらどこかで見たような影もありました。

シュヴァルツも再登場となりましたが、今回は特殊仕様のセーバータイガーに登場している感じか?

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