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第26話最終回「ゼロの軌跡風と雲と冒険と…」感想 ゾイド -ZOIDS- 新世紀/ZERO

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ZOIDS最終回ゼロの軌跡風と雲と冒険と感想 アニメ
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ゾイド -ZOIDS- 新世紀/ZERO(スラッシュゼロ)

タカラトミーによるYoutubeチャンネルタカラトミー公式ホビーチャンネルにて、テレビアニメ『-ZOIDS- 新世紀/ZERO(スラッシュゼロ)』の無料配信が開始。毎週火曜に最新話に更新となるため未試聴の方はお急ぎを。最新話のネタバレが含まれますので未試聴の方はご注意ください。

最終回「ゼロの軌跡 風と雲と冒険と…」

バトル

今回ラストという事で、バーサクフューラーとライガーゼロのバトルは、すさまじい迫力でよかったです。

開幕、パンツァーによる高火力をEシールドで難なく防ぐバーサークフューラー。その後のジャッジサテライト迎撃の流れは、荷電粒子砲の火力もさることながら、その残骸を全て撃ち落すパンツァーの高火力さを示しているようで実に痛快。そこからの、ライガーゼロへの換装と、その時間を稼ぐバラッドの奮戦。

荷電粒子砲をうけたホバーカーゴ、土煙から飛び出してからのバトルは圧巻でした。バーサークフューラーの首元に迫るゼロの牙、互いに相手を捕えようと至近距離で絡み合う格闘戦の迫力がすごかったです。

最後も荷電粒子砲をぶつけようとするバーサークフューラーとその首元に噛みつき抑え込むゼロ。ゼロを振り払おうと、もがくフューラーのじわじわとした動きが必死さを感じさせました。

しかしさりげなく、あの荷電粒子砲を受けきるホバーカーゴのEシールドもすごいですね。このあたりは、驚異のトロス博士の科学力といったところでしょうか。

実にスラッシュゼロらしい最終回

いよいよ最終回となったスラッシュゼロですが、やはり実にこの作品らしい最終回という感じがしてよかったです。

今回メインとなったのは、ビットとベガの戦い。ライガーゼロと、バーサークフューラーとのアルティメットエックス同士のバトル。前作のオーガノイドという存在を踏まえると、果たしてアルティメットエックスに搭載されているオーガノイドというのがどういう存在なのかは謎のままでしたが、ジークやシャドーと関係があるのでしょうか。

今回、印象的だったのは、ビットとベガとのバトルの最中、トロス博士が、ビットだけでなく対戦相手であるベガの事まで心配していたこと。これはこの作品でのゾイドバトルが、戦争ではなく、スポーツであるということを象徴しているように思えました。ちょうど先週無印ゾイドの方が戦争が起きる前にゾイドバトルを競わせあっていた時代を懐かしむ三銃士の話だったのもあり、色々つらいことも多い無印ゾイドの世界ですが、その未来に素直にゾイド同士を戦わせるゾイドバトルが行われているこの世界があるというのがなんとなく感慨深く感じられてよかったです。

他にも、てっきりバーサークフューラーを戦わせることが第一かと思っていたサラも、ベガの事を心配していたりと単に悪役という感じだけではなくどこかみんなすっきりと終わっているのもこの作品の魅力という感じがしました。EDでも元BF団メンバーが楽し気にしていたのもよかったです。

とはいえ、荷電粒子砲でホバーカーゴ撃ったりと割とベガはやりたい放題しており死人が出なかったのは、運がよかっただけな気もしますが、このあたりは時には邪悪にも見える子供の純粋さ故ということなのかもしれません。

ラスト、ビットとベガが素直にまたバトルしようと素直に約束する形で終わっており、気持ちよい幕切れとなりました。

果たしてビットはどこに向かうのか

前回から、何やら思うところがある様子のビット。シュナイダーから換装する際も雲の流れる姿をうらやましく見ていた前回の冒頭を思い出していました。

今回、チームブリッツを優勝に導いたビットでしたが、勝利者に向けた「風と雲と、冒険だった。」というメッセージ。その、言葉を聞き冒険もいいかとつぶやいたビットは、この後チームブリッツを離れたなんてこともあるのかもしれません。

戦いの終わりと、新たな旅立ちを予感させるラストシーンは、まだまだこの世界に未知の部分があることを匂わせているようで面白かったです。

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