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傀儡の悪魔は脅迫メッセージ? 名探偵コナン FILE1130「支子色の初日」感想・考察・推理 週刊少年サンデー【2024年39号】

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名探偵コナン FILE1130「支子色の初日」感想・考察 エンタメ
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2024年8月21日配信開始、週刊少年サンデー2024年39号にてスタートした名探偵コナン新シリーズの2話 『支子色の初日』の感想・考察記事です。ネタバレもあるので注意してください。

週刊少年サンデー2024年39号
名探偵コナン FILE1130「支子色の初日」が掲載された週刊少年サンデー。

FILE1130「支子色の初日」

それぞれの容疑者、動機と怪しいポイント

前回はじまった事件、楢沢さんが落下してきたこと、更に同時に落ちてきたスマホに書かれていた『我は傀儡の悪魔』なるメッセージから始まった今回の事件。

庵坂さんは、楢沢さんに惚れられており大変だった。倉石さんは、京都弁をいじられていた。垣脇さんは仲が悪かった。長窪さんは、楢沢さんに惚れており振られ続けていた事、トイレに籠る垣脇さんも役が繰り上がるかもという話をしていた事、それぞれ相応に動機や怪しい点がありそうなことが順に語られていく。

このあたりで気になったのは、垣脇がよく思い出せないと言っていた楢沢さんの恋敵の弱点を教えてあげたという話と、長窪さんの言っていた楢沢さんの事件時、庵坂さんは下にいたはずなのに後から来たように見せかけているようだったという話。また典真さんが最近妙に体調が悪いことなどもありそうです。

そして、今回更に追加の犠牲者が登場。倉石さんが典真さんの部屋の扉を開けた瞬間に、垣脇さんが落下し新たな犠牲者となってしまいました。

今回も操り人形みたいな死体とのことですが、ちょっと気になるのは、その顔の方に何やら汚れが見えること。口元の横と喉あたりに四つの点のような跡が見えます。地面に後頭部から落ちた事を考えると血が顔の方についているのはおかしく、血の跡というわけではなさそう。何かしらのトリックの仕掛けとなっているのかもしれません。

動機となりそうな点

今回犠牲者となった垣脇さんの話に、前回犠牲になった楢沢さんに恋敵の弱点を教えたという話があるのは気になるポイント。前回楢沢さんが殺されたのは、この弱点を教えられたことでそれを用いて恋敵を脅迫したが、反撃を受け殺されてしまったという衝動的な事件だったと考えられるかも。今回、誰にそれを教えられたか知った犯人によって、改めてその弱点を知る大本であった垣脇さんも殺されたと考えると筋は通っているようにも思えます。

庵坂さんを中心とした女性関係に絡んだ事件となるならば、その弱点を持った人物は、庵坂と親しそうな倉石さんあたりが一番それっぽいような気がします。今回ちょうどドアを開けた瞬間その窓の奥から落下したというのも、何やらアリバイを作っているようにも見えなくもない。今回の被害者には何やら顔に汚れがついているのも、それに絡むトリックがあるのかもしれません。

また倉石さんは、楢沢さんの側に置かれた「我は傀儡の悪魔」というメッセージを見て気絶するほどお怯えているのも気になる所。その後の垣脇さんが見せている不敵な表情は、「傀儡の悪魔」の件こそが倉石さんの弱点だったという可能性も見せていそうです。

ただ、このメッセージは、前回楢沢さんの死体確認中に落ちてきたものというのは気になるポイント。

楢沢さんを倉石さんが殺したとすると、このメッセージを自分で落として自分で気絶したというのはちょっとおかしい話になってしまいます。このあたりの理由をつけるなら、このメッセージは楢沢さん殺害現場を見ていた今回の犠牲者、垣脇さんが、後から上から落としたと考えられるのかも。自分で落としたメッセージであれば、今回倉石さんの気絶を見た後の意味深な表情により説得力が出る気もします。更に、今回殺されてしまった件も、この殺害現場を見たことを種に新たに倉石さんを脅したが故という事なのかも。

ただ、今回の倉石さんがアリバイを作ろうと思うと、今回扉をあけた部屋の持ち主である庵坂さんの協力も必要となりそうな気がします。庵坂さん、倉石さんとの間に何らかの協力関係、もしくは庇うような何かがあるという可能性もあるのかもしれません。

とはいえ、今回長窪さんがいっていた、後から来たように見せかけたという庵坂さん行動には謎が残りますし、まだまだ決め手には欠けていそうです。

名探偵コナン 102巻
今回の事件にも絡む株本さんが被害者となる『甘い罠』エピソードが収録されています。

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