こちらの記事は、新アニポケ87話の感想記事です。最新話のネタバレになる内容も含まれるので未試聴の方はご注意を。
第87話「黒いレックウザの導き」
白いジガルデ
いよいよラクリウムの元にたどり着いたギベオン。常に傍らにいた50%のジガルデはラクリウム周辺に散っていたセルが再び集まったことで元の姿へと戻る。
終盤の展開ではジガルデが敵に回ることはこれまで描かれていたPVでもわかっていましたが、今回はジガルデが敵に回るうえでのなかなか複雑そうな立ち位置が強く印象に残る回でした。
ずっとこれまでギベオンの側にいた白いジガルデでしたが、ラクリウムの危険性を察してかギベオンの野望を阻止するために活動を続けていた様子。まずは、ボールから出た黒いレックウザに対してメッセージを送り、テラパゴスと六英雄を受け継ぐトレーナーを探すようメッセージを送り、これまでの状況も封印されていたルシアスへと伝え続けていた様子。ただ、黒いレックウザは単にその指令に従って動いたわけではなく、これまでの冒険はやはりリコ達が自らの意思でテラパゴスに絡み進んできたとまとめてくれるのはよい展開でした。
しかし、そんな白いジガルデですが、ギベオンをパートナーとして認めていた気持ちも嘘はなかったようで、最後のギベオンの強い懇願の前に、リコ達と戦う事を決意する。
以前のギベオンの黒いレックウザに洗脳されたといった発言がありましたが、そのあたりも白いジガルデをギベオンが強く信頼していた事を表していたことが改めてわかる。そして、そんなギベオン相手だからこそ最後の最後ジガルデも折れて力を貸してくれるといった感じがあり、言葉を発することはないジガルデ自身の複雑な心境を表しているようで面白い展開でした。
ラクリウム
莫大なエネルギーを秘めていることは確かですが、その力はポケモンへ対する悪影響もあることは間違いない。それでもかまわないと研究を進めようとするスピネルに対し、ポケモンが苦しむことには賛成できないと明確に敵対する姿勢を決めるアメジオ。
今回、本作の争いの根幹にあるラクリウムに対して、ルシアスから宇宙由来の物質であるという話がされる。何やらラクリウムの根源となるものは、まだ地中に埋まっているとのことで、何やら非常にいわくつきの物質となっているようです。
この手の未知のエネルギーというと、これ自体が宇宙由来のポケモンなんて可能性もありそうですが、今のところ確認されているポケモンにはそれらしいものは思い当たらず、もしかすると今後の新展開に絡んだ新ポケモン登場という可能性もありそう。
そういえば、以前ラクアのバリアが割れた際に足元を抜けていった影の正体もまだ正式には触れられていない気がします。ジガルデのセルという可能性もありそうですが、他の可能性もあるのかもしれません。
次回『激震の白いジガルデ』
いよいよギベオンとの最後の戦いがスタート。リコ、ロイ、ドットに加え、アメジオも並び白いジガルデと戦う事に。ラストには力強い声で叫ぶニャローテの声とともに輝く演出もあり、ラクアを巡る最終決戦マスカーニャへの進化なんてこともあるのかもしれません。
また、来週は以前公開されていた今後の新展開に絡む映像も公開されるはずですし、色々と気になる回となりそうです。
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