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水星の魔女・最終回24話「目一杯の祝福を君に」感想文

水星の魔女最終回「目一杯の祝福を君に」感想文 アニメ
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2023年4月9日より機動戦士ガンダム水星の魔女第二クールがスタートしました。最終回「目一杯の祝福を君に」の感想文となり、内容的にネタバレありなので未試聴の方は注意してください。

倒れるスレッタ

前回の戦いで惑星間攻撃兵器の攻撃を抑え大破したエアリアル、相当無理がたたっていたのかスレッタも気絶してしまう。キャリバーンに乗りエアリアルと互角に渡り合ったスレッタでしたが、やはりその体はパーメットに完全に適合しているわけではなく、改めてその負荷の強さがわかりました。

クワイエットゼロサイドでは、前回の戦いでとりあえずの機能の停止はできたものの、内部での戦いは終わらず結局ミオリネたちは捕まってしまう。

議会連合の命令で戦っていた兵士たちは、あんなものに巻き込まれてたまるかと停戦の意思を示す。兵士としてはどうなの?という気もしますが、いろいろ終わってるっぽいのに巻き込まれたらたまったもんじゃないですしね。

ミオリネたちを解放してほしければエアリアルを連れてきなさいと脅すも、既にスレッタはエアリアルを連れてクワイエットゼロへと向かっていました。

母と娘と

キャリバーンを使い、プロスペラの元にエリクトを連れていくスレッタ。ようやく母と娘の話し合い。

エアリアルを再びクワイエットゼロに接続すれば、エリーも助かるという母の言葉に、「やだ。」と答えるスレッタ。ある意味最初で最後の娘としての反抗。

これまでずっとひたすらに従ってきた母親に対して、初めて自分の意見を通そうとする。ある意味親からの自立を自ら宣言するシーン。このために、自分の体を害するキャリバーンに乗ってまでここに来た。

自分の体が動かなくなりつつあることを告白するプロスペラに、エリーのために頑張っていた母のことを認めるスレッタ。きちんと母親に対して言葉を伝えられてよかったです。

クワイエットゼロ抜きでもやって見せると機体を起動するも、限界が訪れる、そこに姿を見せたのは、エラン4号でした。4号とスレッタは、最後まともにお別れもできていませんでした。デートに行けなかった件もちゃんと謝る4号。このあたりは、1期の頃からずっとしこりとして残っていました。5号からも話を聞いてはいましたが、最後の最後にようやく顔を合わせることができてよかったです。

さらにはエリクトの父も登場しプロスペラとの再会、ソフィやノレア、GUNDの利用者は皆エリクトの様にデータストームに意識を持っていかれていたということなのか。

こうなるとやはり、前回データストームに干渉してクワイエットゼロに導いてくれたのは4号だったということになるのかな。

パーメットスコア8を超えて

エアリアルと共に戦うキャリバーンの元に、エアリアルを構成していたビットたちが集まっていき合体。これが最終回まで隠していたキャリバーンの真の姿という事でしょう。というかてっきり前回の攻撃でビットは全滅したと思っていましたがすさまじくタフですね。

新たなパーメットスコアに到達した、スレッタとキャリバーンにより、周辺の電子機器をオーバーライド、議会連合の攻撃に対して、ミオリネは会社の解散を宣言して攻撃を止めさせようとする。しかし、それでも止まらない攻撃に、さらに、ファラクト、エアリアル、シュバルゼッテすらもビットの様に伴い『ILTS』すらもオーバーライドし強制停止させることで事態は収束。

しかし、キャリバーンや、クワイエットゼロや、シュバルゼッテ、今回のオーバーライドに関わった機体がすべてが粒子のように消えていく。なんというか、やっていることも、その結果として消えていくガンダム達も、何もかもが途方もなさすぎて本当に魔法のような光景。パーメットという物質のとんでもなさを見せつけられました。

無音の空間、宇宙を漂うのはキャリバーンは消え放り出されたスレッタ。1話で宇宙を漂っていたミオリネの元にスレッタがやってきたのと逆の構図。飛び込むミオリネの前で無事スレッタも目を覚ます。

 水星の魔女 新プラモデルB(仮) 
正式な商品名が不明のまま販売が予定されている、水星の魔女シリーズのプラモデル。今回の展開やCMを見るに最終回に登場したビット搭載型のキャリバーンの可能性が高そうです。

エピローグ

地球にて仕事をするミオリネ、なんだかどっかで聞いたような声が聞こえておやっ?となりましたが、もっていたホットさんのキーホルダーにどうやらエリクトが入っていた様子。首の後ろのスピーカーでエリクトと会話できるようですが、母の代わりに小姑として目覚めたエリクトはビシビシミオリネに当たっている様子。最後の田舎は嫌という発言も含めて、結構いい性格しているのかもしれません。

5号は、地球を回りノレアの描いていた景色を見つけることができた様子。彼に関しては、やはり強化人士周りのしがらみはすべて捨てて自分のやりたいことをやっている様子。地図もない地球の一か所を探すのには相当苦労したようですが、満足げな表情が見られました。

無事生きていたパトラは、ラウダと共に、足はなくなってしまったようですが、義足を装備。株式会社ガンダムの義足のテストをする様子。ここは、きちんとGUNDが本来の理念に戻って使われているようでデータストームの向こうのおばあちゃんも報われたかもしれません。

エラン・ケレス本人は、なんだかんだうまいことやっている様子。ペイル社で絡みで一番風向きを読めていたのは彼だったのかも。なんだかんだペイル社のAIは優秀ですね。

ジェタークの再建に向けて頑張るグエルは、セセリアと、エラン、気も癖も強い二人に挟まれ今後も苦労していきそうです。

そして、ちらっとペイル社を解体された4CEOニューゲン・カルネ・ボラ・ゴルネリの四人も映りました。4人揃ってまさかのお茶会。あの特徴的な恰好もやめて、皆それぞれ思い思いの格好をしています。あのCEO姿もAIによる指示だったのかもしれません。色々あくどいこともやった彼女たちでしたが、会社もなくなってしまい、隠居生活に入ったのかもしれません。

シャディクは、クワイエットゼロに関することまで全ての罪を自分のものとして一身に罰を受けるように。彼女の部下たちは、今後はミオリネを支えていく様子。彼らなりの罪滅ぼしといったところでしょうか。とはいえ、ミオリネもまた地上と宇宙の格差をなくすために動こうとするでしょうから、ある意味シャディクの理想はつながったのかもしれません。

最後に移ったのは地上にて子供たちと遊ぶスレッタの姿。スレッタ自身は少しぎこちない動きをしているように見えましたが、やはり最後の戦いの影響で体に不具合が出ていた様子。今は何とか体は動かせるようになったようです。こっちにも学校を作るの?というミオリネの言葉から察するに水星にも学校は作れたのでしょうか。

地球を気に入り、ここで生きていくというスレッタ。おそらくもう体も動かせなくなったプロスペラも地球を気に入っている様子。

最後は、YOASOBIの1期OP「祝福」が流れてEDに。最終回のサブタイトル「目一杯の祝福を君に」も回収され、物語は無事決着。色々あったけどなんだかんだ生き残った人はみんな幸せに終わりました。この歌は、この作品をスレッタの気持ちに沿ったような歌詞でないい曲だったと思います。

今回の件は一つの大きな事件が終わっただけで、ぱっと見大きな変化が起きていますが、結局は前の安定していた形に戻っていこうとするのかもしれません。ベネリットグループの資産が地球にまかれたけれど、再び宇宙に戻りつつあるというのもそれを表していそう。

とはいえ、それでも今回の事件を経てGUNDが理念の通り医療技術として使われだしたり、全てが無駄だったわけでもない。こんな感じで少しずつ変わっていければいいのかもしれません。

祝福
YOASOBIにより歌われた、『水星の魔女』OP楽曲。最終回でもラストを飾りました。

ガンダムSEEDFREDOM

かくして、水星の魔女は無事最終回を迎えましたが、放送後の予告にて新作ガンダム劇場版の情報が公開。『ガンダムSEEDFREEDOM』とのことで、いよいよずっと噂になっていたガンダムSEED劇場版最新作の公開が2024年1月26日に決定しました。こちらも見逃せなさそうです。

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