爆上戦隊ブンブンジャー2話感想・考察『情報屋は認めない』

2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督：中澤祥次郎、プロデューサー：久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

2話感想『情報屋は認めない』
2話『情報屋は認めない』感想
次回3話『運転屋が止まらない』

2話感想『情報屋は認めない』

2話サブタイトルの通り、情報屋であるブンブルー(射士郎)が、新入りのブンピンク(未来)を認めるまでのお話、射士郎のキャラクターを掘り下げていくようでした。

突然、大也に勧誘された未来、二人とは異なる雰囲気を持ち、明るくよく喋るメンバーということで、情報屋としては口が軽すぎるとして仲間とは認めたくない様子の射士郎。

そんな中、始まった極秘依頼。半ば交通事故のような苦魔獣の登場により、荷物を奪われ突然の戦闘に。

掃除機の苦魔獣の吸い込む攻撃を見て、いつの間にかいなくなっている射士郎。何も伝えずとも、その意図を理解して動く大也と、射士郎二人の関係性の強さが感じられるお話といった感じでよかったです。

そして、肝心の射士郎から認められない未来の件については、苦魔獣への現場での対応を未来に任せていた、として仲間として認めているじゃないかと大也に丸め込まれる。無意識に任せてしまったのか、そんなつもりはなかったのか、どちらにせよ、ちょっと押しに弱そうな感じが見えたのが可愛かったです。

さて、今回の荷物は、すべてわかってしまうと意外としょうもないお仕事でしたが、それでも届け先の笑顔を見た未来の「運び屋の仕事好きかも。」という言葉に対して、射士郎は何も言わず去っていきながらも、皆には見せない表情は笑っているというのが。は実によいラストでした。

あまり素直に感情をあらわさないタイプですが、届け屋の仕事に対する気持ちは強いようです。

また、今回も多数見られた、シャーシロウという呼び方、あくまで本名は「いしろう」と訂正していくのは、定番ネタという感じになりそうでよさそうです。何やら過去回想らしきシーンでは、大也から銃を向けられ、ブンブンジャーに勧誘されているようでしたが、この二人の出会いについても、いずれ再び語られる時がありそうで楽しみです。

戦隊のブルーというと、クールなキャラではあるものの、話が進めば進むほど妙な面が見えてくるというポジションになることが多い気がしますが、ここからどんな面を見せていくのか、はたまた最後までクールなキャラを保つのかというのもちょっと気になるポイントです。

ブンブンジャーはハシリヤンと戦うために作ったわけではない

さて、今回ちらっと語られそうになり語られなかったブンブンジャー誕生の理由。

何やら、事故で宇宙から落ちてきたブンドリオ・ブンデラスと大也との出会いがブンブンジャー誕生の原点であったようですが、ハシリヤンと戦うためではないということが語られる。

その理由を、訪ねる未来に対してその理由を語ろうとする大也でしたが、まだ未来を仲間と認めていない射士郎により遮られてしまい詳細は不明のまま。

何やら、ブンブンと大也の夢のために作ったのがブンブンジャーということまでは分かりましたが、果たして二人が共有する夢とは何なのか。ある意味、大也の根っこに関わる話となりそうで、いずれ語られるのが楽しみな要素となりそうです。

しかし、1話時点から思っていましたが、大也、とてつもないレベルのお金持ちキャラクターということが今回改めて分かる。自宅は、家の中に水が流れる秘密基地付きの豪邸。さらに、今回戦闘のためにゴミ集積所を10憶でさらっと買い取るすさまじい金銭感覚。

大也は、ほしいものは何でも手に入れることができそうなレベルのお金持ち、そんな彼を爆上げにさせるようなものこそが、ブンブンと共に目指す夢という事なのかもしれません。

バクアゲットオン！

前回までのブンブンジャーパートで聞こえてきた「バクアゲットオン！」、ブンブンの決め台詞的なものとなるようですが、その声で言われるとどうしても某モンスター的な方の前作主人公が頭によぎってちょっと笑ってしまう。

しかし、このブンブン、ブンブンジャーロボになってもよく喋り、なかなかムードメーカーという感じでよいです。EDでのダンスパートはフルで熱唱されており、こちらも明るく楽しい感じ。

ハシリヤン

緩いノリで頑張っているハシリヤンですが、今回やはりさらに上の組織があることが明らかに。何やらよい声でデコトラーデ、イターシャと話していた幹部が一人に、さらにその上のボスまでいることが示唆されました。

地球でギャーソリンを集めるために派遣された二人の様ですが、仕事が進まなければ幹部出陣となりそうです。そのあたりで、雰囲気が変わったりするのかなという気もしましたが、モニターごしに喋っている感じはノリは二人に近いようで、そこまで変わらないかもしれません。

中ボスといった感じのあるモニター向こうの人物。果たして、いつごろ登場して立ちはだかってくるのか、気になるところです。

2話『情報屋は認めない』感想

全体的に明るい作風がばっちり出ている2話。認めないというサブタイトルの通り、最初こそ認めないものの、割と押しに弱い射士郎が可愛い面を見せていました。こんな感じで普段から大也に押し切られているんだろうなという感じがよくわかります。

全体的には、射士郎の素直じゃないけど、いいやつという感じがよく出ているお話でした。最後の仲間に見せずに笑っているのが実に彼のキャラクターを表しているようでよかったです。

次回3話『運転屋が止まらない』

未来の「仕事取ってきた！」から始まるチャリンコブンブン。次回登場の苦魔獣は時計ベースの感じ。あおりには眼鏡の女性は一体誰だ？とのことですが、OPにもちらっと登場しており結構重要キャラとなるのかも。警察署らしきところで会話していた様子からは、ブンブンジャーではない面からハシリヤンに対応しようとする警察関係者といった感じに見えましたが、果たして何者なのか。