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狼と香辛料 令和6年新アニメ 1話『収穫祭と狭くなった御者台』 感想

狼と香辛料1話収穫祭と狭くなった御者台感想 アニメ
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2024年春に放送開始の作品、原作:支倉凍砂、総監督:高橋丈夫狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』1話『収穫祭と狭くなった御者台』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。

1話『収穫祭と狭くなった御者台』

2024年に新たにアニメ化された本作。1から物語が語られるとのことで、再び最初からのリメイクとなる作品。その1話では、ホロとロレンスとの出会いと、共に旅立つまでの話が描かれました。

今回の話で描かれた、ホロが村を抜け出す理由、村を守ってきた豊穣の神様が必要とされなくなり村から抜け出すという流れは、やはりどこか寂しさを感じさせます。

麦を実らせることはできても、時折不作をもたらさなければ土地が持たない、しかし、それを知らぬ人からすれば単なるホロの気まぐれとされてしまう。このすれ違いは悲しい話ですが、ホロがそうする理由を知らない人からすれば、ただの気まぐれと思ってしまうのも仕方ない面もある。

とはいえ、必要とされなくなったものはどうすればいいのか、そのまま村でいらないまま消えていくぐらいならば、どこかへ逃げ出してしまおう、というのもわかる話。渡りに船とやってきたロレンスでしたが、ある意味運命的な出会いと言っても過言ではなかったのかもしれません。

しかし、伯爵のもたらした農法により安定した収穫を手にした村ですが、果たしてその方策はいつまで続くのかというのは、ちょっとした不安要素として残るのもどこかほろ苦さを感じさせます。

本作の魅力ともなるだろう、ロレンスの堅物の様でその実どこか甘く、しっかりしているようで割とホロに手玉に取られるという二人の関係。1話では、10年かけてそろえた一張羅を奪われたり、ラストの狭くなった御者台でロレンスを押しのけられるあたりからその空気を感じました。ここから先のお話でも、この二人の関係が描かれていくのが楽しみです。

そういえば、本作は旧アニメだと女性になっていた気がするヤレイが男のままということで、より原作に沿った内容でのアニメ化となる様子。とはいえ、ホロ、ロレンス共に声優さんは旧アニメと変更なしという事で、まさに旧作の雰囲気はそのままでのリメイクといった感じの作品でした。

私自身、旧アニメや原作も過去に見ていたのですが、流石に大分忘れている部分も多いので結構楽しみです。1話はあくまで、二人の出会いが描かれ、ある意味本作におけるもう一つの側面、商売に関する部分は次回以降となりそうです。割と難解な話が出てくることもあり、きちんとついていけるか少し不安もあり。

ある意味、自分とロレンスの馴れ初めを語るように物語を始めるというのは、原作が完結している今だからこそできるアレンジといった感じで面白かったです。アニメでの人気次第では、娘の活躍もアニメ化なんてこともあるのかもしれません。そういえば、何やら2クールでのアニメ化という話を聞きましたが、果たして本作はどこまでアニメ化するのかというのも気になるところ。

そういえば、EDの映像は何やら原作の絵柄にかなり近いものに感じましたが、寄せて書いているのか、本人が書かれているのかちょっと気になるところです。

ちなみに、冒頭描かれたホロと女の子のお話は、『狼と香辛料』本編終了後に関係して作ら得れた部分だと思われます。この女の子の活躍は続編にあたる『狼と羊皮紙』にて描かれており、興味のある方は読まれてみるとよいかもしれません。

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙 1巻

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