2026年4月20日に配信、週刊少年ジャンプ2026年21号で連載開始した空知英秋による新連載『2年B組勇者デストロイヤーず』1話『魔王+魔王=始まり』の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。
第1話 魔王+魔王=始まり
二人の魔王の物語
魔王の後を託された魔王の息子、その遺志を継いで勇者への復讐を誓うイケメン王子ヴァラリス三世、といった感じのシリアスな流れから始まった本作。しかし、冒頭からその王子がいきなりトイレのから頭を出すという汚れ芸をさせられるギャップに思わず笑ってしまうと同時に、実に銀魂の作者らしい、懐かしさを感じる始まり。
そこからの執拗な肩パットいじりの流れも、どこか既視感を覚えるもので、この作者らしさが感じられる話の振り方。しかし、あまりにも平然と肩パッドを受け入れているので、周りの生徒も実は幻術が効いておらず、わかっていてあえて触れないでいてあげる優しさでもあったのかな、などと思ってしまいましたが、その幻術の力は本物だったようです。
序盤、執拗にいじられた肩パッドはきっちり?ラストの展開にもいかされていて、序盤以降あまり触れられておらず忘れていた当たりでの再登用に思わず笑ってしまいました。
そんな本作、魔界から逃げてきた魔王と、厠魔王と呼ばれる不良生徒であった九門開、二人の魔王が出会ったことから始まるお話となる様子。厠魔王の方の事情は、1話で色々と明かされたのですが、それでもよくわからないのは、あの写真の顔。作中でも突っ込まれていましたが、完全に別人としか言いようのないもので、そこにも何か事情があるのか、はたまた、色々落ち着いて顔立ちも変わってしまったというだけなのか。
そもそも、人並外れたパワーを持っていそうな厠魔王こと九問の方にも、まだ明かされていない事情があるなんてこともありそうですが、やはりあの写真が一体何なのか、額の十字の傷の理由なんかも、すごく気になってしまいます。
そんな九門の力と肩パッドにより、ひとまずは勇者の追撃のゴブリンを退けた魔王たちですが、まだこれからも勇者との戦いは続く様子。勇者自身の顔立ちはチラッと出ていましたが、いざ本当に姿を見せる時にどんな姿をしているのか。また、学園を題材としている以上、他のクラスの友人や学園内の組織のキャラクターなんかも癖のある人物がいそうですし、そちら側の描写も気になりますね。
全体を見てみると、顔がいい男にも容赦ない汚れ芸を振っていく作風や、シリアスな話の流れに突然ギャグを放り込んでくる銀魂の作者らしいテンポの良さが魅力の作品。過去作同様の雰囲気を持ちながらも、全く違う題材での作品という事で、ここからどのように話が転がっていくのか気になるところです。




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