2026年7月6日に配信、週刊少年ジャンプ2026年32号で掲載されたHUNTER×HUNTER(ハンターハンター)最新第412話『質問』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第412話 質問 感想
ワブル王子 息子と娘の呼び方の違い
クラピカ達が護衛する第14王子ワブルに継承権がないというクラピカの衝撃の発言で終わった前回のお話。今回は、その理由について語られる中で、継承戦序盤から仕込まれていた些細なセリフの伏線が回収されるお話となっていました。
クラピカが語った、ワブル王子に継承戦の参加資格がない理由は、そもそも今船に乗っているワブル王子が、本物の王子ではない妹の息子であるという事。
それに気づいたのは、これまでのエピソードでオイト王妃がワブル王子を呼ぶ際の『娘』、『息子』という呼び方の違いでした。改めて確認してみると船に乗る前の33巻 350話『王子』では、ワブルの事を『娘』と呼んでおり、船に乗った後の35巻368話『凶行』では、『息子』と呼んでおり、きちんと以前から仕込まれていた伏線だったことが明らかとなる。この話、以前も少し頭にあったのですが、この大事な場面で入れ替わりが本当に行われているとは思わず、頭の隅に追いやってしまっていました。こういう、細かい部分がきちんと拾われていくのは流石ハンターハンターといった感じがします。
今回ワブル王子の性別がそもそも違う事で、そもそも他の陣営がどうやってクラピカの話を信用するのか、という問題も解決されたことになる。とはいえ、まだ船の中に本当のワブル王子がいるのではないか、という疑問は残っていますが、少なくとも今抱きかかえられている弟の息子が狙われる理由は消えたようです。
ただ、次に問題となるのは、ビヨンドが仕込んだ王子を殺す呪い。これに関しては、直接対処しなければ本当の王子が殺されてしまうのは間違いなく、次のクラピカの課題は対ビヨンドへと向かう事になりそうです。
しかし、この件が明らかになると、前回クラピカの語った儀式の失敗条件がどのように作用するのかというのは気になる所。船の外であってもワブル王子が生き残るのであれば、二人の後継者が残り失敗となるのか、はたまた、既にリタイアした扱いとなっているのか。おそらく、こういった手法も継承戦の制約におけるリスクという扱いになり、失敗扱いになるような気はしますね。
ビヨンドの目的はどこにある?
いよいよ、クラピカとの接触が近そうなビヨンドですが、今回のラストでは自らの息子を王にした後に行おうとしているであろう、法整備についての話が進められる。
人間と人民という区別など、現在のカキンの憲法に明記はされている、基本的人権の尊重が実行されるよう動かそうという意図が感じられる発言が続く。彼が息子を国王にしようとしているのは、暗黒大陸で便宜を図る為だったと思いますが、それでも王としての権力を持つ以上国を良くしようという意志はそこにあるように見えます。
継承戦とは直接関係ないが故に、なかなか緊張感が緩い中進むビヨンドサイドのお話ですが、そろそろ、継承戦の本筋とも絡んでくることになるのかもしれません。










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