仮面ライダーゼッツ 4話感想『Case4 奪う』

2024年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』4話『Case4 奪う』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

Case4 奪う

Case4 奪う

莫がナイトメアの発生の原因？

1～3話はまさにプロローグといった感じでひと段落。今回からは初のOPの映像も挟まり、いよいよ本編スタートといった感じ。そんな4話ですが、冒頭のゼロと莫との会話には気になるポイントがあり。

それは、莫がゼロに今回のナイトメアの夢主について話をした際のこと。何やらゼロは、夢主が莫の知り合いかどうか？という点を気にかけており、莫が知らない人だと話すと、前回の富士見刑事のナイトメアが起こしたナイトメアの拡散現象のせいで発生したナイトメアだと推測していました。

この話は、前回ラストの紫色の蝶と謎の音の発生によるナイトメアの拡散を説明するためのものなのでしょうが、さりげなくこの現象が発生しない場合は莫が知っている人物にナイトメアが拡散しているという風にも取れる発言。如何せんその正体すらまだ不明なゼロの話という事で何とも言い難いですが、どうにもナイトメアの発生には莫が絡んでいる？と思ってしまうお話でした。

この話を踏まえて前回の富士見刑事のナイトメアの発生を考えてみると、1話で富士見刑事が病院にて莫の事を発見、その次の話で富士見刑事のナイトメアの悪夢への潜入捜査が開始。知り合いという基準で見るとちょっと関連は怪しい気もしますが、一応莫との接点が生まれてからナイトメアが発生したともとることができるのか？

また、仮に莫と接点が生まれた人にナイトメアが発生すると仮定するなら、莫が人助けをしようとする際の不幸も莫が他人と接点を持とうとすることを邪魔しているなんてこともあるのかもしれません。

現時点ではまだ想像の域を出ない話がほとんどですが、何やら意味深だったこの発言、いつか拾われることになるのか気になるところです。

怪事課復活

今回の事件の裏で前回の原因不明の警察署爆発事件に絡み、怪事課が非公式ながらも認めるという進展を見せる。

それを喜ぶ富士見刑事に対して、むしろ潰れてくれた方が嬉しそうななすかさんの微妙な表情が印象的でした。そのうち、今の警察でのポジションを悩むなすかさんのナイトメアが出現、怪事課をつぶそうとする話なんかが出てきてしまいそうな気もします。

ただ、この復活の件、前回富士見刑事のナイトメアが大暴れしたからこそ叶ってしまったというのはなかなか皮肉な感じもしますね。

何はともあれ、ここから再び富士見刑事たちもブラックケース解決に動いていくようですが、現時点では夢の中でおきる事件に対しては何もできない刑事たちが、果たしてどのような役割を担っていくのか気になる所。

現実で莫の方に接近するようですし、現実での一般人では難しい情報収集は怪事課、それを元に莫が細かく調査に当たるなんて感じになるのでしょうか。

花嫁を奪うナイトメア

今回の莫のミッションは、VIPの花嫁の護衛とのことで、神父の姿で登場した莫による結婚のリハーサルの場面から始まりました。

花嫁を奪いに来たのは、ナイフを持った花嫁の幼馴染、更にそのシーンでの花嫁の複雑そうな表情を見たあたりから、今回の事件のナイトメアの夢主は花嫁の方なのかな？などと思いながら見ていましたが、今回のラストでそうであることがはっきりと語られる。正直、この辺はてっきり来週まで謎として隠しておくのかな？と思っていたので思ったより早々に語られてちょっとびっくりしました。

さて、そんな二人ですが現実での花嫁の幼馴染の言動からは、どうにも二人はある程度よい関係、それが親の都合もあって結婚という風にも見えそのあたりで花嫁が悩んでいる故に、自分を幼馴染が連れ去ってくれないか？という願いをナイトメアが悪夢として叶えようとしているといった感じでしょうか。

ただ、前回の富士見刑事のナイトメアの件を考えると、シンプルにそれだけが花嫁の願いなのか？というのはちょっと疑わしいところ。花嫁の中にまだある幼馴染へ残っている割り切れない気持ちを悪用されているだけなんてこともありそうです。

幼馴染に結婚式で攫われるそれが本当に彼女の願いであるなら、ナイトメアの行動を止めるには花嫁の夢を砕かなければならないというこの状況。彼女の本当の願いは別にあるのか、はたまた、それこそが彼女の本当の願いなのか？どちらにせよ、果たしてどのようにミッションを解決に導くのか気になるところです。