2024年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』8話『Case8 饗す』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
Case8 饗す
レストランと生物兵器
毎度のことながら気持ちよさそうに眠る莫から始まる今回のお話。眠る莫は何やら腕をくるくるさせており、夢の中でも料理に携わっている様子がうかがえる。
今回の舞台となったのは、ロワイヤル城金と呼ばれるレストラン。オーナーシェフである山王の料理を食べた、塩見という人物が倒れ、使用された生物兵器を破壊しろと言うミッションへと繋がることになりました。
何やら現実の方でも、ロワイヤル城金の利用者に被害が出たとのことですが、その原因は不明。ブラックケースとして調査が進行。ロワイヤル城金は、エルドビド共和国との首脳会談での会食を担当するとのことで、ここで何か問題が起きるのではないかとの問題が立ち上がる。
富士見刑事たちのパートでは、なぜ彼がそこまでブラックケースを追い求めるか？という点に触れられる。何やら前任の富士見の部下が、辞職してしまいそれがブラックケース絡みなのでは？と思い入れている様子。ただ、あの職場の環境を見ていると、前任者もただ辞めてしまっただけなのでは？と思える部分もあり、このあたりは更なる深堀が必要となりそうです。
一方、莫の方は、ゼロからもらったチケットで現実のレストランでの調査に当たる中、ロワイヤルソースこそが原因であることを突き止める。このシーン、妹である美浪に出された料理を重点的に莫がチェックしているのがなかなか良い感じ。
しかし、今回の美浪の兄が働きだしたとみると、人助けをしているのか？とすごい勢いで詰め寄ってくる。やはり、莫が人助けに動くのを異様に恐れているようで、不幸が起きるからという理由こそ分かるものの、何か過去にあったのではないかと思わせてきます。
その後、夢の中でもロワイヤルソースこそがナイトメアであると突き止めた莫ですが、その毒の能力を食らい倒れてしまう。まさかの死亡まで話が進み、なかなか気になる所で来週お休みとなってしまいました。
今回のナイトメアの目的は？
そんな今回のお話、気になるのはそのナイトメアの目的。夢主は、途中までは塩見シェフが妬んで犯行にという可能性もありましたが、次回予告まで見てみるとおそらく山王シェフであることは間違いなさそう。
ただ、山王シェフ自身も夢の中で倒れていたり、そもそも何が目的で料理に毒を仕込んだのか？という点は明らかにされておらず、山王シェフの願いが気になる所。
個人的に気になったのは、山王シェフが最後倒れたシーンが病院だったということ。もしかすると、山王シェフは、現実では何らかの病気か、加齢により味覚が鈍くなりつつあり、ロワイヤルソースへの自信が持てなくなっているというのはありそう。
そんな状況で、大事な会席を任されることになったものの、深層心理では料理を出す自信がなく中止になればよいと思っていた。その願いを叶えるために、ナイトメアはレストランで事故を起こしたといった流れなら一応今回の話の説明がつくのかなという気もします。
次回予告では、弟子二人が山王シェフの味を継ぐような描写もあったので、そのあたりが山王シェフの悩みの解決のカギになるのかなという気もします。
リカバリーカプセム
今回登場したリカバリーカプセムは、秘密基地に案内されたねむちゃんがガチャを引いたことで出てきたカプセムでした。
他人を回復する能力があるカプセムとのことで、今回は山王シェフの回復のために活用。莫自身もねむを庇って毒を受けており、そのタイミングでの変身だったので自分への回復効果もあるのかと思われました。しかし、その後、莫が死んでしまったのをみるに、やはり回復効果は他人だけ、莫自身は毒は自らの体で受け続けていたということの様です。
このリカバリーカプセム、何やらノクスが狙っているらしき描写があったのが気になる所。彼が他人を直す能力を求めるとしたら、ねむ絡みな気がしますが、彼もまたねむを助ける必要があるということなのか。
そして、今回莫自身が死んでしまうというなかなかピンチな状況。何やらこれまでの描写を見ても、ゼッツは死後の世界との関係が度々匂わされているようにも思え、今回の莫の死も何か意味がありそう。そもそも、最初にゼッツに変身した時も一度心停止からの蘇生という形だったこともあり、何やらゼッツと死との関係は今後も話の鍵になっていきそうです。
仮面ライダーゼッツ 変身ベルト DXゼッツドライバー
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