2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの70話感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 70話 14週目『ウソと誠』
りんの仕事への向き合い方を考えながらも、その中で庭師である山本のがんが進んでしまった前回のお話。そこから続く今回描かれたのは、りんの一つの大きな選択。これからの看護婦としてのりんのあり方すらも決めてしまいそうなこの選択が果たしてどのような意味を持っていくのか気になる回となっていました。
手術を受けた山本
大腸がんが再発し、点未だ確認されてしまった山本。ひとまず手術を受けはしましたが、そこから体調がよくなるという事はない。
山本自身もつらい状況ですが、精神的に追い詰められているのは、山本の妻。彼女が山本に手術をするよう言ったから、今のように調子が悪くなってしまったのではないかと、自らを追い詰めることに繋がってしまったようです。
実際のところは、手術をしなければどうにもならなかったはず、それでも、自らの選択により山本が弱り続けていくのを見ることになるというのはつらいもの。そして、日に日に弱っていく旦那を見ていく事の辛さからか、山本の元への見舞すらも来なくなってしまいました。
あれほど仲が良かった妻が来なくなってしまったこの状況は、山本本人にとってもつらい物で、精神的に弱ってしまった山本もまたどんどん弱っていってしまっているようです。
りんの選択
弱りゆく山本、その看護にあたるりんは、自分に何ができるのかを考え続ける。担当する医者からしても、気を持ち直すように励ましてくれと言われるのみで、もはやがんに対して何かができるということはなく、助かるためというよりも、少しでも長く生かすための治療というような状況。
そんな中、妻との約束の花火の晩がやってきてしまう。牛鍋を共に食べようと語っていた二人ですが、今の状況は顔すら合わせることができないもの。山本がりんに頼んだのは、家に戻してくれ、それが無理なら自分で帰るから見逃してくれと言う願い。
看護婦としては絶対に許すことができないその行動。しかし、山本がりんに語ったのは、自らがこのまま会えずに死ねば妻が公開し続けるという相手を思っての言葉。
その言葉は、りんの心を確かに動かしてしまい、りんは山本を家へと連れて帰る助けをすることを選んでしまったようです。
人として、大事な言葉を相手に伝えるために動くというのは正しい事、しかし、看護婦としては患者の寿命を縮める間違いでもあるその行動。
ここまでの話を見ていると、りんならやるのかな、いう予感はありましたが、それがまさに的中してしまった今回の展開。それは山本さんと妻との間の救いにはなるのかもしれませんが、看護婦としては決して許されてはいけないことのはず。
そんなことをしてしまったりんが、来週の話でどのような立ち位置に置かれるのか、なかなか気になるラストとなりました。


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