二十世紀電氣目録 ユーレカ・エヴリカ
2026年夏アニメ、『二十世紀電氣目録 ユーレカ・エヴリカ』の2話『目録の謎』の感想記事です。アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。
目録の謎
二十世紀電氣目録の価値はどこにある?
蒸気技術が発展した世界で、電気の時代が描かれた二十世紀電氣目録の謎を追う事になる本作。前回のお話では、消えたはずの『二十世紀電氣目録』が百川家になぜかあり、それに異常なまでの執着を見せる三添が登場し始まった本作ですが、今回のOPでは三添の過去について触れられる。しかし、前回もそうだったのですが、OPそのものをキャラクターの描写として盛り込んでいくスタイルはなかなか珍しく、これからも続けていくのか、いずれ普通のOPに置き換わるのか気になるところ。
そんなOP映像で明らかになったのは、前回の冒頭、兄の清六とともに電球で照らしていた男の一人が三添であり、更にもう一人が坂本であることもわかる。坂本清六の死を伝えられショックを受けた三添は、兄の清六が凄いものが書かれていると語った『二十世紀電氣目録』をその手にして彼の意志を継ごうとしていた、というのが目録を狙う理由であったようです。
今回の描写を見るに、主人公である坂本の事も誰であるかわかっていた様子。ただ、彼としては兄に興味があり弟に対する興味はほとんどなさそう、もしくは、兄が凄いと語る弟には嫉妬すらしていてもおかしくはなさそうでした。
目録を手に入れた三添ですが、その内容については知らなかったようで、やはり前回見た際に感じたただの落書きという評価は正しいものだった様子。そんな中、坂本は二十世紀電氣目録を見た際に、前半しかないと語っていた事を考えると、三添が求めているものはまだ見つかっていない後半に描かれているなんてこともあるのかもしれません。
ただ、前回の兄の清六の態度を見ていると、目録の価値は実現できる電気技術の技法が書かれている事ではなく、弟が描いた電気技術の夢の部分にあったように思える。まだ電気技術を扱ったものはほとんどないものの、弟が見た電気技術の夢、浮かび上がったビジョンこそが、世界に電気を広めるうえで本当に必要な物、目録の中で本当に価値があると思い皆に語っていたものだった、なんてことはあるのかもしれません。
坂本と稲子
そんな今回、主人公である坂本と稲子、二人が三添から逃げるどんちゃん騒ぎが描かれる。三添の表情が過剰なまでに変わったり、絵がパタパタと動いて非常に賑やかなアニメーションとなっていましたが、個人的に良かったのは二人がグライダーで屋敷から逃げ出す場面。
死んでしまった兄のせいで、自分すらも信じられない坂本、他人を信じることには長けている稲子、割と対極のような二人の関係が良く見えるお話でした。特にそれが感じられたのは、百川家から逃げる際のグライダーで空を飛ぶシーン。自分の発明すら信じられず足踏みしてしまう坂本の背中を、その分自分が信じてあげると押す稲子、本作における二人の関係を象徴するようなシーンでした。
そんな今回ですが、結局最後に二人は捕まってしまい、目録は三添の手に渡ってしまう。しかし、稲子と婚約した目的は既に果たし、それでもほしかった目録は、彼からしたらただの落書きでしかなく、そうなると果たしてその婚約を本気でここから進める気はあるのかというのは疑問。ここからどういう話になっていくのか、正直まだまだ見えてこないですね。
電気技術はここから伸びる?
前回の時点で、坂本は電球を作ってはいましたが、そこまで大きなものを作っているようには見えず、果たしてどう電気の力で活用していくのかと思っていましたが、今回見せたのも電気が絡むものはまだまだ小規模で、大きく活躍したのは電気と直接の関係はない発明でした。
彼の発想力がすごいのかもしれませんが、蒸気の時代に電気の力で道を切り開くという話を想像していたので、思ったいたものとは違うのが出てきた感じもある。とはいえ、まだ2話目なので、ここからどんどん電気の技術が伸びていくのかもしれません。
1~2話は話の導入といった感じだったので、むしろ来週からが電気に絡むお話の本番となっていくのかも。今のところ全く見えてこない蒸気の世界に電気で切り開く道、果たしてどのように描かれていくのか気になるところです。




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