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消毒ジェルが燃えた袖の理由? 漫画名探偵コナン 最新FILE1138「火はまた燃える」感想・考察・推理【週刊少年サンデー2025年9号】

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名探偵コナン FILE1138「火はまた燃える」感想・考察 エンタメ
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2025年1月29日配信開始、週刊少年サンデー2025年9号に連載された名探偵コナン、新シリーズの1話FILE1138 『火はまた燃える』の感想・考察記事です。ネタバレもあるので注意してください。

週刊少年サンデー2025年9号
名探偵コナン 1138話「火はまた燃える」が掲載された週刊少年サンデー。

FILE1138「火はまた燃える」

新たに燃える炎

前回ラスト、突然雪原でパーカーの袖が燃えるという現象に見舞われた環姫さんでしたが、すぐにそれを脱いだことで本人に怪我はなく終了。皆は飛び火をしたと言う、何やら不可思議な状況。その時、環姫さんは死んだ健彦が出てきたのではないかと思う中、彼女と健彦が恋人関係であったことも明かされる。

この火災が事件の主要な部分になるかと思っていたら、続いてロッジで休んでいる最中のちょっとした喧嘩の際に香織さんの背中から煙が出るという事件が発生。そして、最後レストランに向かう際には、車を運転している七佑さんの袖からも火災が発生と、人が燃え、最後にはその火に驚き七佑さんが事故を起こし怪我をするという状況にまで発展してしまいました。

なぜパーカーは燃えた?

今回の事件で一番の謎になるのは、なぜパーカーが燃えたのかというところ。今回の話の中で一番怪しいのは妙にピックアップされている消毒ジェル。ちょっと調べてみると、その主成分であるエタノールは、非常に発火しやすく、気化しやすいという点で火災の発生に注意が必要とされており、ちょっとした火種でも火がついてしまう事があるようです。

このジェルに含まれるエタノールが発火の原因というのが一番ありそうに思える展開。ただ、単に燃えやすいというだけで当然ジェルをぬった程度では発火はせず、何らかの副次的な要因が必要。このあたりがかなり謎で、正直はっきりとした答えは出せていないのですが、服がこすれた際の静電気を利用したなんてことはありそうです。もしくは、袖周りが黒になっていることから、太陽光で熱くなった服がエタノールを発火させたなんてこともできるのかもと思いましたが、果たしてそこまで熱くなるのか、燃えるのかと言われるとこちらはちょっと怪しい。

今回2件は袖の炎上と被っているのも何か意味深。パーカーの袖というと、捲ることでこすれて静電気がたまりやすいなんてことはありそうですし、そうなると衣装のデザインをしたという南條香織が意図的に静電気を起こしやすい材質にしたなんてことはあるのかも。

他にも今回は袖の炎上以外に南條さんのフードのところから煙が出たという事件も起きていますが、こちらは火がついたわけではなく熱くもなっておらず、単に焦げただけという事を考えると別件という可能性もあるのかも。あらかじめ焦がしておいて、煙が出る仕掛けを用意したなんてことはありそうです。

実際のところこれで本当に火が付くのか?と言われるとちょっと怪しいとは思っていますが、今回はひとまずジェルのエタノールととパーカーを使って発火できることを前提にすると、登場人物の行動から考えられる事件の流れが思い付いたので一つ推理してみます。

葛西の自演?

まず私の推理は、ジェルに含まれたり揮発した状態のエタノールに、パーカーの静電気で火をつけるという事ができるという事を前提とします。

その中で、最初に思い浮かんだの、葛西七佑の方が動画をバズらせるネタを作るために、1件目の袖の炎上を起こし、車の中の件は袖が燃えるのを知っている中、突然、香織がジェルを使いだしたので自分の袖が燃えるのではと怖がりトイレに行きたい嘘をついて急ごうとしたのではないかという考え。

ただ、そうなると引っかかるのが過去にあったとされるロッジの火災の件。何やら被害者となった健彦は頭を殴られた痕跡もあったなんて話が今回長野県警より情報が伝わっており、この件が一切関係なくなってしまいそうということでもう少し考えてみる。

環姫と香織共犯説

そのあたりをつめて考えていると、女性陣二人による犯行の筋が頭に浮かんできました。まず、1件目の環姫さんの袖の炎上と、2件目の香織さんのパーカーの煙の件は、二人が共謀した自作自演。二人の本当の目的は、3件目で起きた北倉夕汰の袖を運転中に燃やして事故を起こさせること。健彦の屍人の御燈という怪奇現象により、北倉夕汰が事故死したと周りに思わせることが彼女たちの狙いだったのではないかという事です。

1件目の袖の炎上

まず、環姫が犯人であれば1件目の事件は、パーカーの静電気の件を知っている環姫が、自分の袖に消毒ジェルを塗っておくことで自作自演が可能。理由に関しては、一連の屍人の御燈であると誤認させるためです。

2件目のパーカーフードからの煙

2件目のパーカーの煙は、香織さんがパーカーを脱ぐために実行。なぜ脱ぐ必要があるのかというと、3件目の北倉の袖の炎上を狙う際に、香織さんがジェルを使う必要があり、揮発するエタノールがある同じ車の中でパーカーを着ていると本人も危険となりうるから。そのため、パーカーを自然に脱いでおく必要があり、その理由を作るために、二人があえて突き飛ばす状況を作り、上述した煙だけが出るトリックを使ったと考えられそう。

このあたりから考えると、もしかすると、1件目の事件は同じ車内に乗る環姫さんも、パーカーを脱いでおく必要があったため袖を先に燃やしたなんて理由もあったのかもしれません。

3件目北倉の袖が燃えた件と事故

二人の本当の狙いだったのではないか思われる3件目の運転中の炎上。これは寒い中でも外に腕を出して運転するという暑がりな北倉の事を知っていた二人が、車を隣に寄せジェルから気化させたエタノールをよせることで発火させ事故を装ったとすれば説明できそう。

ただ、この事件を起こすには、七佑に北倉の車の隣を並走させること、また、北倉が一人で別の車を運転するという二つの状況を用意しないといけません。

まず、車の並走に関しては、七佑の腹痛から始まってから二人の会話により横につけるよう誘導していることがわかる。そうなると問題は、七佑に如何に腹痛を発生させるか。それを考えてみると環姫のアイスにつられて食べたアイスによる腹痛なのでは?と言われていますが、気になったのは七佑がお腹の調子が悪くなったページに、意味深にコーヒーが置かれているところ。要するに、確実に腹痛を起こさせるために、シンプルにコーヒーに下剤を盛ったのではないかという事。

次に、北倉夕汰が別の車で移動する状況については、今回の話で触れられている、運転中は冬だろうが腕を外に出して運転するほどの北倉の暑がりを知っていれば、環姫があえて車を熱くしておくことで誘導したと考えることができそうです。

動機

動機に関しては、ロッジの事故の火災と、殴られたような跡に関係していそう。火災の際ロッジに残っていたのは、北倉と環姫そして、被害者の健彦の3人という事で、環姫と香織が、北倉が兄を殴って殺したと後々の情報から考え、兄と彼氏の復讐として殺そうとしたなんてことはありそうです。

ただ、ちょっと気になるのは、それだけだと彼らの探偵バッジの件が話に生かされていないという所。何やら今回、バッジの裏にはそれぞれの名前が書かれていることが1シーンで描かれており、このあたりはまだ話に生かされそうな気がします。

今回、北倉のバッジの裏面だけは見せられておらず、実はこのバッジが健彦のものなんて展開はありそう。健彦の馬事を持っていることを知った二人が、北倉が事故の際に何かをしたのではないかと考え事件を起こした切っ掛けになったなんてことはありそう。

ただ、長野県警から聞いた事件の報告では、殴られたような跡の件に話す中で、殺人ではないと思うけどと大和警部に聞いておくねとしているあたり、この殺害というのは勘違いなのかも。

健彦は棚の下敷きになりましたが、それは本当は北倉を庇って棚の下敷きになっていた、しかし、北倉は負い目からそのことを周りには言い出せにいた。しかし、最後北倉が持っているバッジの裏に健彦の名字の南を表すSが書かれており、このバッジが自分を庇った健彦から最後に貰ったものだったみたいな感じで話がまとまるなんてことはあるのかもしれません。

一連の考察まとめ

1件目は、屍人の御燈による怪奇現象であるという誤認をさせつつパーカーを脱いでおくための環姫の自演。2件目の煙は、香織がパーカーを脱いでおくための二人による自演。

3件目は、運転中の北倉の袖炎上による事件。これは、北倉の暑がりを知っている二人が、別の車で運転するよう誘導。次に、別の車を運転する七佑のコーヒーに下剤を盛って腹痛を起こさせ、車を並走させるよう誘導。手にジェルを大量に塗った香織が、袖を出して運転する北倉に手を近づけエタノールで引火。

とはいえ、まだパーカーとジェルでの発火の件は正直怪しい気もします。個人的には、バッジの件がどう話に生かされるかが楽しみですね。

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